【競馬予想Vol.247】第67回京阪杯

今回のテーマ

※一昨年、昨年と今年は阪神で代替施行。

ニアークティック系種牡馬の産駒がアツい!

過去10年、ニアークティック系(ヨハネスブルグ、クロフネなど。平たく言うとノーザンダンサー系)種牡馬の産駒は【6・3・5・22】、単回値251・複回値234と、ベタ買いで倍以上の回収と大爆発。

馬場が荒れてくる開催末期に行われる短距離戦で、パワー寄りのニアークティック系種牡馬の産駒が台頭するというカラクリ。昨年の勝ち馬エイティーンガール(父ヨハネスブルグ)は10番人気での勝利だった。直近5年に限ると【4・2・3・9】、単回値392・複回値358となり、3~4頭のワイドボックスで大儲けできた(2017年3点17,860円的中、2018年3点14,290円的中、2019年3点980円的中、2020年3点ハズレ・1着は該当馬、2021年6点2,270円的中)。今回の該当馬はライトオンキュー、マリアズハート、エイティーンガール、タイセイビジョンの4頭。


トラックバイアス分析・展開予想

Bコース替わり初日の昨日は概ね内前優勢。メインの京都2歳Sはグリューネグリーンが逃げ切り、トップナイフが内を突いて2着。最終のスプリント戦は差し決着だったが、勝ったヨシノイースターは道中内にいて直線に向くところで外へ切り出し、2着メイショウドウドウは内を突いて上がってきた。差すにしても内を使わないとしんどい。今回は何が何でも行くビアンフェが大外に入ったというのがポイント。テイエムスパーダ、ファストフォースが前に出た後にヴァレトニとビアンフェが絡んでいくことでオーバーペースは避けられず、これではいくら内前優勢でもゴール前で脚が止まる。重賞で差し実績がある馬を狙い撃ちたい。ここは外差しでも来れそうだが、内を突ければベスト。


全頭分析

【△】ライトオンキュー

(+)3年前の覇者。昨年は大外枠から付いて回るだけ、今年は最内枠。
(-)函館スプリントSは何の見せ場も無い完敗。58kgがいかにも重い。

【-】ビリーバー

(+)アイビスSDは外枠活かし順当に突き抜け。最高速は申し分無し。
(-)コーナーのあるコースで追い上げ下手。ここも付いて回るだけ。

【△】プルパレイ

(+)久々の前走まずまず。ブリンカー再装着&岩田親父の内突き警戒。
(-)函館での2戦が負け過ぎ。スプリント戦の流れへの対応力怪しい。

【-】スマートクラージュ

(+)オーシャンSは道中ラチ接触で度外視。阪神は6戦4勝の得意舞台。
(-)半年を超える休み明け。追い切りの時計出ているが実戦でどうか。

【-】テイエムスパーダ

(+)CBC賞は脅威の日本レコード。内前馬場のアシストで再度逃亡。
(-)ビアンフェとファストフォースの存在厄介。絡まれて共倒れ懸念。

【-】キルロード

(+)高松宮記念は唯一先行して居残る。荒れた馬場での踏ん張り警戒。
(-)オーシャンS、函館スプリントSは普通に力負け。上積みに乏しい。

【-】ファストフォース

(+)追込み決着の昨年逃げて3着。セントウルS2着ぐらい走れば通用。
(-)前走テイエムスパーダと共倒れ。今回ビアンフェも加わり厳しい。

【▲】マリアズハート

(+)前走は内前馬場を4角大外ぶん回しで届かず。今回展開嵌りそう。
(-)重賞では5戦して全て圏外。真後ろからの馬でアテにならない。

【○】エイティーンガール

(+)昨年は大外をぶん回して余裕で差し切り。やることはいつも同じ。
(-)追込一本で届かないこともしばしば。時計速くなり過ぎると辛い。

【-】サンライズオネスト

(+)前走初ブリンカーで積極的に行って2着。好位の立ち回り上手い。
(-)決め手不足で勝ち切れない。今回ペース上がりそうなのも厄介。

【◎】タイセイビジョン

(+)昨年2着。今年も重賞2着2回、スプリント重賞勝ちは時間の問題。
(-)毎回工夫するが微妙に届かない。展開とTBの影響も強く受ける。

【-】ヴァレトニ

(+)洋芝4勝で力要る馬場歓迎。前走から距離短縮で押し切り図る。
(-)直線急坂コースでラスト脚止まる。同型も多く展開向かない。

【-】ジュビリーヘッド

(+)前付けで連続好走評価。速い時計、直線坂ありコースもこなす。
(-)前走行き脚今一つで終始後手。今回も周り速くて置かれそう。

【-】トウシンマカオ

(+)オパールSは前残り展開を外から強制差し。スプリントは合う。
(-)今回も外枠を引き距離ロスは避けられない。時計短縮も課題。

【-】ダイメイフジ

(+)ここ2戦は湿った馬場で差し不発。良馬場なら速い脚が使える。
(-)今回もまた外枠。行き脚の無さ顕著で付いていくだけで精一杯。

【-】ビアンフェ

(+)オーシャンSは外枠からハナ奪って際どい3着。ここも行くのみ。
(-)基本的に引くことを知らない。内枠の先行馬と喧嘩して沈没懸念。


結論

ニアークティック系種牡馬の産駒4頭にブリンカー&岩田親父&内枠のプルパレイを絡めた計5頭のワイドボックスで勝負。

◎タイセイビジョン
○エイティーンガール
▲マリアズハート
△ライトオンキュー、プルパレイ
ワイド5頭ボックス(10点)

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