【競馬予想Vol.33】第68回毎日杯

スプリングS、若葉Sの翌週に行われる3歳限定重賞。’17年1着アルアインはこのレースをステップに皐月賞に臨み、9番人気の低評価を覆して勝利。過去10年ではNHKマイルCに臨んで2着した馬も3頭いる('11年2着コティリオン、'18年2着ギベオン、'19年4着ケイデンスコール)。

2021毎日杯過去10年種牡馬別成績一覧

阪神芝1,800Mは芝1,400Mと同じ2コーナー出口付近のポケットからのスタートだが、外回りコースを使用するので最初のコーナーまで600M以上も距離があり、緩やかで長いコーナーを回って最後の直線も473.6M(Aコース)と長い。結果として瞬発力勝負になりやすく、ディープインパクト産駒が幅を利かせている。過去10年で10連対、3着6回。該当馬が1頭しかいなかった'16年を除く9年で1頭以上が3着以内に入っている。

2021毎日杯過去10年DI産駒前走クラス別成績

過去10年におけるディープインパクト産駒の前走クラス別成績をみると、重賞を経由したディープインパクト産駒はその半数が連対している。特に前走重賞で上がり3ハロン2位以内だったディープインパクト産駒は【2・3・0・1】とほぼ確実に来るレベル。

ウエストンバートの単騎逃げ。ダディーズビビッドが続いて、グレートマジシャンもスタートを決めて前へ。少頭数で各馬離れず付いていって、勝敗を分けるのは例年通り速い上がりの脚か。

◎シャフリヤールの前走は東京Dコースの外枠から外を通らされた分の負け。少頭数でフラットの追い比べならまず勝ち負け。全兄アルアインよりもコンパクトな馬体だが、瞬発力性能はこちらのほうが上。共同通信杯組ヴィクティファルス(スプリングS勝ち)の後に続くか。

○グレートマジシャンは前走出遅れるも少頭数で影響無し、直線ヨーイドンの流れを楽勝。今回も少頭数、スタートを決めて前々であの脚が使えれば脅威。敢えてケチをつけるならば、今回初めて長距離輸送が入るのと、最終追い切りで舌を越して並走で遅れたことか。

▲ダディーズビビッドは連対した3戦が後傾ラップ、大敗した2戦が前傾ラップという非常に分かり易い馬。阪神外回りは新馬戦で前付けして勝ったコースでもあり、前走とは真逆のスローの上がり勝負が濃厚なここは条件好転で狙い目。

△ロジローズは新馬戦で超スローの行った行ったを後方から内を突いて差し込むも3着、次走マイルの未勝利戦は出遅れながらも直線一杯を使って差し切り。スタートが上手くない馬で今回も後ろからの競馬になりそうなのがどうかだが、直線が長い阪神外回りなら引き続き決め手を活かせそう。

◎シャフリヤール
〇グレートマジシャン
▲ダディーズビビッド
△ロジローズ
3連単◎〇2頭軸マルチ(12点)

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