【競馬予想Vol.68】第70回ラジオNIKKEI賞

3歳限定戦で唯一のハンデ戦。ローカル競馬場でメンバーも微妙だし、こんなのまともに決まるわけないって?

2021ラジオNIKKEI賞過去10年上位3頭人気・単複配当一覧

はい、ご名答。9年連続で7番人気以下の馬が3着以内に入り続けているように一筋縄ではいかない。2018年は後に菊花賞を制すことになるフィエールマンが負けている。強い馬でも負けちゃうって、こんなの当てられる訳ないわ~。何か取っ掛かりはないのか、調べてみた。

過去10年の勝ち馬と父名一覧
2011年フレールジャック(父:ディープインパクト)
2012年ファイナルフォーム(父:ディープインパクト)
2013年ケイアイチョウサン(父:ステイゴールド)
2014年ウインマーレライ(父:マツリダゴッホ)
2015年アンビシャス(父:ディープインパクト)
2016年ゼーヴィント(父:ディープインパクト)
2017年セダブリランテス(父:ディープブリランテ)
2018年メイショウテッコン(父:マンハッタンカフェ)
2019年ブレイキングドーン(父:ヴィクトワールピサ)
2020年バビット(父:ナカヤマフェスタ)

過去10年の勝ち馬は全てサンデーサイレンスの直系。サンデーサイレンスの直系種牡馬の産駒は延べ83頭が出走して【10・4・4・65】、単勝回収値104円、複勝回収値64円。サンデーサイレンスの直系以外の種牡馬の産駒は延べ63頭が出走して【0・6・6・51】、単勝回収値0円、複勝回収値122円。

前走で逃げ切り勝ちしていた馬のラジオNIKKEI賞成績(過去10年)※中山で行われた2011年を除く
2014年クラリティシチー2着(1人気)、ハドソンヤード13着(8人気)
2016年ロードヴァンドール9着(4人気)
2017年ウインガナドル2着(8人気)
2018年メイショウテッコン1着(2人気)キボウノダイチ3着(9人気)
2020年バビット1着(8人気)パンサラッサ2着(7人気)、アルサトワ7着(6人気)、ベレヌス9着(11人気)、グレイトオーサー10着(2人気)

前走で逃げ勝った直後の馬が好調で、過去9年で延べ12頭が出走して【2・3・1・5】、単勝回収値220円、複勝回収値203円。前に行けるというのはここで武器になり得る。昨年は前走逃げ切り勝ち馬同士のワンツーで馬複万馬券決着。

但し今回はワールドリバイバル、タイソウ、ノースブリッジ、グランオフィシエと前走で逃げの手に出た馬が多数。ワールドリバイバル、ノースブリッジ辺りが譲らず互いに行きそう。内からプレイイットサム、ボーデン辺りも早めの競馬に出そうで、全体的に前掛かりの流れを想定。3コーナー過ぎから流れが速くなっての差し比べが濃厚。

人気どころは減点法、人気薄は加点法で妙味を探す。

【-】デルマセイシ
前走は前付けから楽勝も少頭数で緩い流れ。ハンデ戦の恩恵を受けられるとはいえ、他に行く馬多数のここは相対的に埋もれそう。

【-】ヴァイスメテオール
勝った2戦はいずれも超スローペース。プリンシパルSはスタートで出負けして差し届かず。直線が短い福島に替わるのは不安。

【○】アサマノイタズラ
皐月賞は外枠から行き遅れて終了。今回は距離短縮かつ内枠で条件好転。スプリングSのように早めに前を捕まえて勝ちに行く競馬が理想。

【◎】プレイイットサム
山藤賞は3コーナー過ぎから外を通って押し上げ、直線早めに追い掛けての押し切り勝ち。機動力があり、引き続きデムーロ騎手騎乗で期待大。

【△】ボーデン
スプリングSは緩い流れで掛かった上、馬場の悪い内を通らされ続けたのが響いた。ただ川田騎手が乗りに来ない点で本気度が疑われる。

【-】リッケンバッカー
アーリントンCは中団差し、NHKマイルCは真後ろからの差しで善戦。但し今回は小回りでコーナー4つの福島、追い上げ途中でレースが終わりそう。

【△】シュヴァリエローズ
前走からの格下げ戦で連対している辺り、皐月賞からの格下げ戦となるここは与し易い。ただペースアップに対する適性は怪しく過信は禁物。

【-】ロードトゥフェイム
行き脚が緩く後ろからになるのがネック。スプリングSは勝負どころに差し掛かってもモタモタして置かれていた。軽ハンデで巻き返せるかどうか。

【▲】スペシャルドラマ
プリンシパルSはラストキレ負けも時計的にはまずまず。前過ぎず後ろ過ぎずの位置から差せる脚があり、小回りコースに替わる今回は狙い目。

【-】ワールドリバイバル
皐月賞はともかく、スプリングSは直線半ばまで見せ場を作った。ただテンはそれほど速くなく、単騎が見込めそうにないここは厳しい。

【-】タイソウ
跳びの大きな馬で、ゆったり走ってペースアップという流れだとモタつく。小細工が利くタイプでもなく、同型多数のここで前付けでは苦しい。

【-】アイコンテーラー
亀田騎手に乗り替わって新潟を連勝。ただいずれも上がりを要する流れで相対的に残っただけの感。軽ハンデだが推し辛い。

【-】ワザモノ
橘Sは高速決着を後ろから行って届かず。中山で早めの競馬をして勝ったことがあり福島替わりはプラス。差し展開なら無くはない。

【-】ノースブリッジ
青葉賞は久々&距離延長での逃げで直線ガス欠。快速系の逃げ馬ではなくマイペースで逃げたい馬だけに、今回同型が多いのが気になる。

【-】グランオフィシエ
前付けスタンスが明確で、時計を詰めて連勝も好感。ただ今回は同型が多く、外枠は相対的に不利に映る。

【-】ヴェイルネビュラ
スプリングSは重馬場に脚を取られたような負け方。NHKマイルCは逆に速い時計に対応できず。戸崎騎手が乗り捨てた形で劣勢。

◎プレイイットサム
○アサマノイタズラ
▲スペシャルドラマ
△ボーデン、シュヴァリエローズ
馬複5頭ボックス(10点)、3連複◎1頭軸流し(6点)

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