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【競馬予想Vol.448】第77回鳴尾記念



トラックバイアス分析・展開予想

  • 火曜に101.5ミリの豪雨に見舞われたものの、水・木曜と晴れて金曜の雨はお湿り程度。金曜朝時点のクッション値10.2、含水率も7~8%ということで今週も先週並かそれ以上の高速馬場が見込まれる。

  • 今週からCコースを使用。先週の時点で内前高速馬場の様相を呈していただけに、より一層内前だけで決まってしまいそう。外から差すメリットはほぼ皆無。

  • 金鯱賞で強引に前に行ったエアサージュの出方次第。内枠に入ったバビットが行くかもしれない。アウスヴァール、ホウオウアマゾンと前付けの馬もそこそこ揃っていて、平均ペース以上の流れを想定。Cコース替わり直後で馬場も高速見込みということで好位抜け出しが有効。差すにしても外より内。


全頭分析

【-】カラテ

(+)前々走ダート、前走59.5kg。速い時計OKで条件的にも楽になる。
(-)前走は前年制した舞台にも関わらず惨敗。燃え尽きた感否めない。

【-】ディープモンスター

(+)アンドロメダSは直線外から一気に抜き去る。京都で連勝狙える。
(-)オクトーバーSは前に詰め寄れず。展開や馬場のアシスト必要。

【-】バビット

(+)福島民報杯は同型と競合し沈没。絡まれず行ければ居残り可能。
(-)京都記念は緩く追い上げ効きにくい馬場。今の京都は軽くて速い。

【△】ボッケリーニ

(+)日経賞は外を通って直線先に動いて差され負け。構えて巻き返し。
(-)昨年勝ったものの8着までクビ差の大接戦。抜けた存在ではない。

【-】ヤマニンサンパ

(+)ここ3戦直線で目を見張る追い込み披露。時計勝負にも対応可能。
(-)スタート五分でも位置取り後ろ。一段前で競馬できるかどうか。

【◎】ロードデルレイ

(+)白富士Sは直線前が壁になりながら楽勝。時計は今年の東京1位。
(-)今回の舞台は直線走路323Mの京都内回り。差して届かず懸念。

【-】スカーフェイス

(+)大阪城は直線大外最後方から猛追の4着。前が止まるなら一撃。
(-)直線でどれだけ詰められるかの競馬ばかり。要するに展開次第。

【-】アリストテレス

(+)読売マイラーズSは時計速過ぎて度外視。距離延長でマシになる。
(-)大阪城Sで上がり3F最速マークも完敗。能力は既にピークアウト。

【▲】ヨーホーレイク

(+)新潟大賞典は伸びない内を通って3着。今回は他馬と同じ57kg。
(-)追い上げる脚あるがジリ。距離はもう少しあったほうが良い。

【-】フォワードアゲン

(+)都大路Sは不得意の上がり勝負で大負けせず。時計要すなら出番。
(-)直近の連対は馬場重い小倉での2着。軽い芝だと差しが効かない。

【-】アウスヴァール

(+)ハナ奪う行き脚ある。今回エアサージュが行かないなら単騎可能。
(-)近2走は逃げられずと逃げ潰れ。後続離す逃げ打てないと厳しい。

【-】ホウオウアマゾン

(+)中山金杯で先行して差の無い5着。楽に行かせて貰えると渋太い。
(-)2,000Mは少し長い印象。居残るにしても相当恵まれる必要あり。

【○】ニホンピロキーフ

(+)読売マイラーズCは超強力マイラー相手の3着。2,000Mに戻り盤石。
(-)飛鳥Sはエアサージュに追い付けず2着。交わしに行く脚は今一つ。

【△】エアサージュ

(+)金鯱賞は先行激化を招いて自滅。改めてマイペース貫き巻き返し。
(-)飛鳥Sは緩く時計要す馬場アシスト。高速決着に一抹の不安あり。


結論

ロードデルレイは白富士Sを上がり3ハロン最速33秒2、今年の東京芝2,000M最速1分57秒2で勝利。馬群の中に包まれながら捌いて抜け出し、それもノーステッキ。行き脚はさほど速くなく、相対的に置かれて後ろから差す形になった場合は直線が短い京都内回りだと届かずもあり得るが、クッション値10オーバーの軽くて速い京都なら突き抜けるほうに賭けたい。

ニホンピロキーフは読売マイラーズCでソウルラッシュやセリフォス相手に4着。稍重で1分32秒9、セリフォスにコンマ1秒差は正直意外過ぎた。ハイレベルのマイル戦を使った後ということで行き脚は付くだろうし、前に行けて速い上がりを使えるので軽い馬場が嵌りそう。

ヨーホーレイクは外伸び馬場の新潟大賞典で内を通って3着。外差しで追い上げてきたキングズパレスを上回る上がり3ハロン最速33秒5をマーク。軽い馬場に替わるのはプラス。ここで後ろから行くメリットはあまり無さそうなので、金鯱賞のように前に行ってもらいたい。問題は岩田息子にその度胸があるかどうか。

ボッケリーニは日経賞で終始外々の立ち回りから直線先に動いて押し切りを図ったところを差され負け。勝たれた相手は次走目黒記念も勝ったシュトルーヴェだし、これにコンマ3秒負けなら許容範囲。但し勝ち切れないのは事実で、軽い芝の時計勝負で押し切れる素軽さも足りない。

エアサージュは金鯱賞で突っ込み過ぎて、先行争いを激化させて共倒れ。この時に一緒に沈んだヤマニンサルバムが次走新潟大賞典をマイペースで押し切っているし、エアサージュも前で楽が出来れば居残れそうではある。飛鳥Sではニホンピロキーフ1馬身半先着しているし、ワンチャンある。

◎ロードデルレイ
○ニホンピロキーフ
▲ヨーホーレイク
△ボッケリーニ、エアサージュ
単勝◎(1点)、馬複◎流し(4点)、3連複◎1頭軸流し(6点)

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