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【競馬予想Vol.404】第59回京都牝馬S



トラックバイアス分析・展開予想

  • 京都は木曜に弱い雨が降ったが概ね晴れ。但し東京とは違って散水は無し。馬場が緩いので余計なことはしないということなのだろうか。ちなみに今週のみDコースを使用。京都記念のバビットなどごく一部を除いて内は使われていなかったのであまり関係無さそう。トラックバイアスは外。

  • ウインシャーロットの逃げ。ジューンオレンジ、スリーパーダといったスプリントでテンの速い馬もチラホラいてテン3ハロン34秒台前半を想定。実績上位のナムラクレア、メイケイエールがいずれもスプリンターということからしても、展開は距離適性がマイル前後の差し馬に向きそう。


全頭分析

【-】ムーンプローブ

(+)前走は周りを包まれ苦しい競馬。外から伸びたFレビューの再現。
(-)軽ハンデ貰っても通用せず。別定戦で相手も揃うここは厳しい。

【-】アルーリングウェイ

(+)1,400Mではさほど大きく負けていない。前に行ければ見せ場作る。
(-)前走も直線横並びから抜けられず。このメンバー相手では厳しい。

【-】ドロップオブライト

(+)知立Sは超ハイペースを離れた3番手から交わす。スピードはある。
(-)同コースで2着あるが開幕直後の軽い馬場。今回相手も強くなる。

【▲】テンハッピーローズ

(+)1,400Mに拘った戦歴で朱鷺S勝ち。後ろ過ぎなければ差し脚通用。
(-)阪神開催の昨年は6着。10~3月の厳冬期は未勝利で狙いは次以降。

【-】ウインシャーロット

(+)阪神開催の昨年の2着馬。1,400Mは持ち前の速さがフルで活きる。
(-)昨年より相手揃う。久々は苦にしないとはいえ脚持つかどうか。

【-】シングザットソング

(+)テン3F33秒2のFレビューで前付け勝利。今回距離延びるのは良い。
(-)ここ2戦はテンで置かれて追い込み競馬。実力が足りていない。

【-】スリーパーダ

(+)タンザナイトSは稍重で前付けして善戦。最短距離通って波乱。
(-)前走は展開向いても内から交わされる。距離延長で苦戦免れず。

【-】スマートリアン

(+)時計要した福島テレビ杯勝ち。力要す馬場で相対的に浮上注意。
(-)ここ2戦流れに乗れずの完敗。前に止まってもらっても通用疑問。

【-】コムストックロード

(+)前走は直線前が壁で追えずもコンマ4秒差。決め手全開なら一撃。
(-)阪神開催の昨年は16着。当時より馬格増したが能力は変わらず。

【△】プレサージュリフト

(+)キャピタルSは早めの競馬で善戦。初距離でも牝馬同士なら上位。
(-)ベストは芝の軽い東京マイル。開催進んだ馬場こなせるかどうか。

【-】モズゴールドバレル

(+)秋色Sはラスト3F10秒台の高速上がり戦を制す。前に行けて速い。
(-)まだ自己条件を勝ち上がったばかり。力の要る馬場への対応課題。

【○】ナムラクレア

(+)GII・GIII【4・2・1・0】とほぼ無双。力要る馬場も問題無く盤石。
(-)ここまでの5勝は全て1,200M。実力上位だが詰め損ないあり得る。

【-】メイケイエール

(+)久し振りの格落ち戦。GII・GIIIなら【6・0・0・1】と実績断然。
(-)昨年のスプリンターズSも完敗。ピークアウトの感あり過信禁物。

【△】ジューンオレンジ

(+)シルクロードSはテン速く失速已む無し。今回は連勝中の1,400M。
(-)ここも快速馬が多く状況変わらず。差し向けて届くかどうか微妙。

【-】ソーダズリング

(+)ターコイズSは内前が止まらない展開に泣く。改めて仕切り直し。
(-)快速馬集結の距離短縮戦。追走で脚使わされても伸びるかどうか。

【-】モズメイメイ

(+)葵Sは超絶ロケットスタートでルゼルを下す。ハナ奪って復活。
(-)古馬と対戦したここ4戦は見どころ無しの完敗。力が足りない。

【-】ボンボヤージ

(+)高速戦に強くセントウルSでも僅差4着。馬場の綺麗な外から一発。
(-)前走久々とはいえ付いて回っただけ。開催進んだ馬場も合わない。

【◎】ロータスランド

(+)昨年は最後方最内強襲で3着。スワンSも同様の3着で実力維持。
(-)基本的に差して届かず。昨年の3着2回は岩田親父の剛腕の賜物。


結論

ロータスランドは内前有利だった昨年の京都牝馬SとスワンSでいずれも真後ろから差してコンマ2秒差。バイアス無視でここまで突っ込めるなら、外差し馬場のここなら余裕で突き抜けられる。阪神カップはテン3ハロン33秒1とスプリントGI並に速かったので流石に忙しかった。今回もそこそこ速くなりそうだが前走よりはマシ。55kgで出られるのも地味に嬉しい。

ナムラクレアはGI以外ではほぼ無双していて、格落ち戦のここは普通に回ってくるだけで上位。ドロドロ馬場の高松宮記念やキーンランドCで連対できるパワーがあるので、今の京都の馬場も苦にしないはず。但し距離延長ローテは過去4戦全てで前走より着順を落としている。このレースにおいても今回距離延長となる馬は直近10年で【0・1・0・44】と全く冴えない。

テンハッピーローズは今回の距離でメンバー最多の4勝、かつ決め手あり。ママコチャが圧勝した安土城Sで4コーナー大外最後方からぶっ飛んできて4着の脚力はここでも通用する。あそこまで極端に構えなくても行けるはずで、その塩梅はここ2戦騎乗している津村さんに任せる。荒れ馬場を克服できるなら内を使ったショートカット差しがアツい。

プレサージュリフトは昨年の京都金杯3着、東京新聞杯3着の追走スピードと決め手があれば通用する。今回は短距離馬ばかりということで、マイル近辺でハイペース追走実績がある馬をサーチするとこの馬に白羽の矢が立った。実績を挙げているのは東京の軽い芝だが、父ハービンジャーで緩い馬場がダメとも思えない。

ジューンオレンジは1,400Mで連勝した後にシルクロードSを使って惨敗したが、何で1,200Mを使ったの?という感想しかなかった。太目を叩いた後の中2週で再び1,400Mって、シルクロードSを調教代わりに使ったでしょ?休み明けの前走時よりも直前の追い切りが速い(栗東坂路4F51秒6-1F12秒0)のもこの疑いに拍車が掛かる。この枠なら外差しで期待。

◎ロータスランド
○ナムラクレア
▲テンハッピーローズ
△プレサージュリフト、ジューンオレンジ
単勝◎(1点)、馬複◎or○流し(7点)、3連複F◎○▲-◎○▲-◎○▲△△(7点)

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