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【競馬予想Vol.421】第72回日経賞
トラックバイアス分析・展開予想
中山も阪神と同じく今週から開催替わりだが引き続きAコースを使用(来週からBコース使用)。3~4コーナーの内は芝が剥げてボコボコ、4コーナーは芝ではなく土の塊が跳ねている状態。直線も内側が傷んできて中央から外からの差しが目立ってきた。この状態で雨が降ると内は厳しそうだが、中山は雨の降り始めが遅くギリギリ良馬場でレースが出来そう。
明確な逃げ馬不在。いずれにしてもコーナー6つの長距離戦で流れは落ち着かざるを得ない。馬場の内が荒れていても、距離ロスを抑えて内ピタで回ってきた先行馬が押し切りそう。
全頭分析
【-】ヒートオンビート
(+)一昨年はボッケリーニにクビ差の3着。今回少頭数で競馬し易い。
(-)昨年は不良馬場で進まず6着。基本後方構えで差し届かず懸念。
【-】マテンロウレオ
(+)チャレンジCでボッケリーニにコンマ3秒差。引き続き先行で妙味。
(-)輸送に弱いのか中山に来ると走らない。前走のタレ方も気掛かり。
【-】ホウオウリアリティ
(+)今回のコースでは1着・3着・4着。前に行けるなら見せ場作れる。
(-)このところ枠順に見放されているとはいえ内容の大半は力負け。
【-】サザンナイツ
(+)一昨年に本コースで2馬身半差逃げ切りあり。空気逃げで一発。
(-)自己条件で7戦足踏み。スピードがあるわけでもなく通用は困難。
【◎】マイネルウィルトス
(+)AJCCは逃げの手に出て失速。後ろに構えて自在性発揮で巻き返し。
(-)先に動けるがその分詰め甘くなる。一気に捲り切れるかどうか。
【▲】シュトルーヴェ
(+)前走は直線狭いところを捌いて快勝。フリーならもっと伸びそう。
(-)瞬発力に全振りスタイル。適度に荒れてきた中山の馬場克服課題。
【-】ウインエアフォルク
(+)松籟Sは真後ろから外を回して単独3着確保。追って確実に伸びる。
(-)毎回後ろ過ぎるのが問題。前の馬に先に抜けられてしまうと辛い。
【△】アドマイヤハレー
(+)迎春Sは大逃げ展開を早めに捉えて勝利。少頭数で気分良く走る。
(-)出遅れ慢性化。前走不良馬場とはいえ4角で一杯最後方では辛い。
【○】ボッケリーニ
(+)ここ2年タイトルホルダーという厚い壁に阻まれ2着。今年は不在。
(-)3戦連続でクビ・ハナ・ハナの接戦落とす。決定力を著しく欠く。
【-】クロミナンス
(+)AJCCは不良馬場で積極的に立ち回って善戦。前々の競馬で通用。
(-)距離延長不安。前走は後ろから追い上げ利かない馬場もアシスト。
結論
マイネルウィルトスは昨年のアルゼンチン共和国杯で先に動いて勝負に出ながらゼッフィーロの内突きに屈して2着。ステイヤーズSも直線先に動いたところをテーオーロイヤル(2着)に交わされて3着。前者は直線長い東京、後者はテーオーロイヤルのテリトリー。AJCCから距離延長かつスロー濃厚のここは先に動いて押し切りチャンス。
ボッケリーニは一昨年・昨年といずれも2着だが、勝たれた奴の名前を見れば納得せざるを得ない。今年は奴がいないので繰り上がり。って、こんな予想で良いのか?こんなに簡単なら苦労しないのだが・・・。枠の並びからしてもマイネルウィルトスより後ろからの競馬になりそうで、前走のモタ付き具合からしてまた届かず懸念。
シュトルーヴェは格下ながら凄まじい切れ味の持ち主。前走は直線で内を縫って突き抜けていて、外フリーならもっと弾ける感じがした。元々ブリンカー装着で前走が玉抜き初戦と気難しいところがあり、今回は初の右回りかつ重賞挑戦で期待し過ぎるのもどうかと思うが、8歳馬が人気する異常事態だけに新興勢力に頑張ってもらいたい。
アドマイヤハレーはスタートが致命的に下手だが、今回は少頭数に加えて逃げ馬不在の長距離戦ということでさほどデメリットにはならない。実際、10頭立て以下のレースでは【3・2・2・0】と全て3着以内に来ている。周りに馬が少ない状況で迎春Sのような競馬が出来れば上位争いに喰い込めるかもしれない。
◎マイネルウィルトス
○ボッケリーニ
▲シュトルーヴェ
△アドマイヤハレー
単勝◎(1点)、馬複4頭ボックス(6点)、3連複◎○2頭軸総流し(8点)
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