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【競馬予想Vol.372】第28回東京スポーツ杯2歳S



トラックバイアス分析・展開予想

  • 金曜は35ミリのまとまった雨が降ったが、土曜は終日晴れ予報。弱い風だが南風が吹く予報で馬場は乾いてきそう。東京は今週からCコースを使用するので内が使える。

  • 殆どがキャリア1戦、しかも超スローの勝ち上がり馬ばかり。相対的に速いテリオスルルが逃げて、シュトラウスがついて行く流れ。1,000M通過60~61秒ぐらいで通過、各馬離れず付いて行っての直線勝負。毎年のことだが、速い上がりを繰り出した馬が勝ち負けし易い。


全頭分析

【-】シュバルツクーゲル

(+)早々と2番手の外を確保し、危なげなく押し切る。競馬が上手い。
(-)1,000M通過64秒9の超スロー。追ってきた馬が諦めて恵まれた感。

【△】サークルオブジョイ

(+)スタート一息も容易にリカバー、直線余裕を持って抜け出し完勝。
(-)緩い流れに助けられた感。ラスト後続に詰められたのも気になる。

【△】ファーヴェント

(+)ゲートをスルっと出て前付け、直線途中まで前詰まるも結局楽勝。
(-)1,000M通過64秒5の超スロー。ペースアップに対応できるかが鍵。

【-】ミカエルパシャ

(+)デビュー戦は自らハナに立ち、2億円馬2頭を手玉に取り押し切る。
(-)1,000M通過65秒2の超スロー。押し出された逃げで残っただけ。

【◎】ショウナンラプンタ

(+)出遅れて終始外々を通るもそのまま外から差し切る。大物感あり。
(-)4コーナー押っ付け気味で反応鈍い。今回外回して届くかどうか。

【-】ガイアメンテ

(+)札幌2歳Sはイレ込んで出遅れ。ノーステッキ楽勝の初戦見直す手。
(-)札幌の重馬場を勝っただけ。負かした相手も微妙で実力疑わしい。

【-】シュトラウス

(+)デビュー戦はハナに立って圧勝。出負けして掛かった前走度外視。
(-)気が早く行きたがる面あり。溜める競馬には期待出来そうにない。

【○】シャンパンマーク

(+)直線適度に競り合い、鞭一発で抜け出す。ラスト2ハロン22秒0。
(-)1,000M通過64秒4の超スロー。スタートも緩く今回は置かれそう。

【▲】フォルラニーニ

(+)スタート好発から楽に前付け、ラスト1ハロンはコンマ5秒加速。
(-)4角で手前替わらず外に膨らむ。素質は高いが未完成な面も残る。

【-】テリオスルル

(+)サフラン賞は他が飛ばす展開の影響大。ここは楽にハナ奪えそう。
(-)デビュー戦は典型的な行った行った決着。早めに来られると辛い。


結論

ショウナンラプンタは4コーナーで外を回して差し切り。リスグラシューの息子シュヴァルトリリエを簡単にあしらってラストは流していた。2着に負かしたサトノシュトラーセは次走5馬身差で圧勝。スタートがモッサリ、追っての反応も今一つだがかなりの潜在能力を感じる。

シャンパンマークはデビュー戦の時計が遅過ぎだが、前付けで上がり3ハロン33秒1は評価できる数字。前の争いに馬なりで並びかけ、抜け出すところで鞭を一発使っただけという勝ち方も良い。NHKマイルCを勝ったシャンパンカラーの半弟と一応筋も通っている。

フォルラニーニは前走のラスト3ハロン推移が12秒0-11秒6-11秒1。直線ぐんぐん加速する様は数字にも表れている。しかし秋の中山開幕週初日で2着も逃げた馬ということで馬場に恵まれただけかもしれない。また4コーナーで外に膨らむなど粗削りな面もみられる。

サークルオブジョイはスタート一息も道中の追い上げはスムーズ、4角外に押し上げて危なげなく押し切り。ラスト1ハロンで急激にラップが落ちているが、ラスト流していたのでさほど気にならない。父Constitution、母父Colonel Johnというのが謎だが、その分敬遠されているようで妙味。

ファーヴェントは直線詰まって追えずからの差し切りで、レースはあまり上手くない。ラストは流石の伸びだったが、あれだけ溜めさせられれば今回のメンバーならほぼ全てあの位は走ってくる。取り立てて武器らしいものが見当たらず、上位に来ても2~3着まで。

◎ショウナンラプンタ
○シャンパンマーク
▲フォルラニーニ
△サークルオブジョイ、ファーヴェント
馬複◎流し(4点)、3連複◎1頭軸流し(6点)

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