【競馬予想Vol.266】第40回東海テレビ杯東海S
今回のテーマ
※2020年は京都で施行。
GI経由組を買え
昨年は該当3頭が1着・2着・4着とほぼパーフェクト。一昨年も該当2頭のうち人気薄(7番人気)だったアナザートゥルースが2着に来た。格落ち効果に期待できる。
トラックバイアス分析・展開予想
今週は降雨無し。火曜から金曜にかけてクッション砂の砂厚を9cmに調整。含水率は4コーナー4.2%、ゴール前4.5%。
土曜の結果を見るとダートはやたら時計を要していて凍結防止剤を撒いていそうだが、JRAの馬場担当者はこれを否定(後述ツイート参照)。
凍結防止剤無しでも馬場が重たいのは事実で、実際に時計はここ2年より1~2秒ぐらい要している。軽い馬場でしか勝ち負けしたことのない馬はしんどいかもしれない。
ペース想定:平均(62秒台)
内から仕掛ける馬がいない限りプロミストウォリアがハナ。オーヴェルニュ、ハギノアレグリアス、ウェルカムニュースも楽に前へ。ただ馬場が重たくて疲れるらしく、土曜のダートは差しも決まっていた。基本は前だが、中団付近から差せそうな馬にも注目したい。
全頭分析
【-】ディクテオン
(+)晩秋Sは4角大外から長く脚を使って差し切り。直線長い中京合う。
(-)スタート遅く行き脚も緩い。前走は前が止まる展開が嵌った感。
【-】オーヴェルニュ
(+)中京ダート重賞で再三好走。内での粘り身上で内枠ゲット好感。
(-)直線内で競り負けた前走が物足りない。詰める脚に衰え感じる。
【△】ロードレガリス
(+)エルムSは内前決着で出番無し。捲り勝ちある中京で見直す手。
(-)道中折り合い重視で後ろから行くのがネック。内枠で捌きも課題。
【-】ハギノアレグリアス
(+)みやこSは4角内に行って追い出し遅れる。直線先抜けで勝ち負け。
(-)中京2戦2勝だがいずれも軽い馬場。上がりを要す馬場では未知数。
【-】ヴァンヤール
(+)前走でペイシャエスとハナ差。みやこSも内からよく追い上げる。
(-)中央のオープンクラスでは速さ足りない。ここは追走に回りそう。
【-】マリオマッハー
(+)一昨年の雅Sで豪快な追い込み決める。常に後ろからのロマン枠。
(-)5走前から付けたブリンカーも効果無し。速さが全く足りない。
【△】ウェルカムニュース
(+)竹田城Sは直線長く競り合って差し返す。前に付けて渋太さ発揮。
(-)今回は他に強い先行馬がいる。重賞初挑戦でどこまでやれるか。
【-】サンライズウルス
(+)ベテルギウスSは内からよく伸びる。コース取り次第でもう一丁。
(-)毎回のように出遅れる。重賞のここで後手踏むようではしんどい。
【-】デルマルーヴル
(+)師走Sは4角大外ぶん回しでコンマ4秒差。前が止まれば出番あり。
(-)ここ3戦はハンデ戦で今回は負担斤量3kg増し。条件は厳しくなる。
【○】プロミストウォリア
(+)上がり要すパワー型決着で3連勝。ここも単騎で行って粘り込む。
(-)前走も独走で並ばれた時の対応力不明。今回は直後の馬も強力。
【▲】スマッシングハーツ
(+)チャンピオンズCは内突き試みるも不発。末脚強力で嵌り待ち。
(-)スタート甘く位置取り悪くなりがち。展開の助けも欲しいところ。
【-】クリノドラゴン
(+)浦和記念は捲り進出で完勝。引き続き機動力発揮なら侮れない。
(-)後ろから行き過ぎ。溜めた分は伸びるがここで間に合うかどうか。
【◎】ハヤブサナンデクン
(+)シリウスSは直線前詰まりでノーカウント。叩き良化型で期待。
(-)前走並ぶ間もなく交わされる。外枠から付いて行かされる形懸念。
【-】ゲンパチルシファー
(+)プロキオンSはハイペースを早めに動いて押し切る。自在性評価。
(-)半年振りなのがどうかだけ。中間メニュー平凡で叩いて次狙いか。
【-】アイアンバローズ
(+)初ダートだけに砂被らない外枠はむしろ良かった。地力は上位。
(-)多頭数のレースで苦戦傾向。ここは外を回らされそうでしんどい。
結論
ハヤブサナンデクンは今やダート界の物差し馬ニューモニュメント(以下「ニュモニュ」)を中京で1秒も千切り捨てたことがあり、ベストパフォーマンス発揮なら楽勝して何ら不思議はない。中京ではレースの上がり38~39秒台の重たい馬場で勝ち負けしているし、見た目以上に適性が高い。中京で唯一飛んだシリウスSは直線で出すところ無しの自滅で、外から被せていけそうな今回は期待して良い。
プロミストウォリアはレースの上がり38秒台で3連勝。鞍上のムルザバエフ騎手は逃げが上手く、特にダートでハナを奪うと【3・2・1・0】という抜群の安定感を誇る。単騎が濃厚なここも当然買いになる。差しが決まる馬場で残れるかと言われれば微妙だが、そこは展開利に期待したい。
スマッシングハーツは1週前(1月12日)にCWで6F77秒8というダントツで速い時計をマークしており、今回最高の状態でレースに臨めそう。昨年のアルデバランSでニュモニュを下しており、大成する下地はある。チャンピオンズCを含め、毎回不利を受けるのが悩みの種。
ウェルカムニュースは前付けしてレースの上がり37~38秒台のレースで好走している。特に良馬場ダートでは3戦2勝2着1回、負けたのはもちの木賞のクラウンプライド(UAEダービー勝ち、JBCクラシック2着、チャンピオンズC2着)で実質全勝みたいなもの。圏外に飛んだのは芝のデビュー戦とレースの上がり35秒8のヒヤシンスSで、いずれも度外視が妥当。
ロードレガリスは1年振りの実戦だったプロキオンSでいきなりコンマ3秒差。レースの上がりが38秒要した中で上がり最速をマーク(37秒4)。エルムSは内前しか勝負にならない砂埃舞いまくりのパサパサ馬場で、後方大外ぶん回しでは当然勝負にならなかった。今の中京は差しがバシバシ決まっているし、この人気なら狙ってみたい。
◎ハヤブサナンデクン
○プロミストウォリア
▲スマッシングハーツ
△ウェルカムニュース、ロードレガリス
馬複5頭ボックス(10点)
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