【競馬予想Vol.106】第57回京王杯2歳S

重賞を経由した馬が勝ち負けするレース、なのだが今年は重賞を経由した馬が一頭もいない。とりあえずルメール騎手がこのレースで騎乗機会4連勝中なのでコラリンはノータイム・ノーシンキングで買う。

「西高東低」の傾向が強いレースで、過去10年において美浦所属馬が延べ81頭出走して【3・2・4・72】、単回値40・複回値29となるのに対して、栗東所属馬は延べ51頭が出走して【7・8・6・30】、単回値123・複回値145。昨年も栗東所属馬がワンツー、9番人気ロードマックスが2着に入って波乱をアシストした。今年の上位人気は軒並み美浦所属馬で、波乱の匂いがする。

ジャスパークローネが速くハナ主張。ラブリイユアアイズは競りかけるところまでは行かず、内の先行馬らと並んで2番手集団の一角を形成。コラリンは中団外を追走。隊列は縦長、平均よりやや速いペースで進んで直線差し比べ。早めのペースで差して好走したことがある馬を中心に狙いたい。

【-】スズカコテキタイ
前走は終始楽な追走から直線半ばまで持ったまま、余裕を持っての押し切り。母方がコテコテのダート血統で、芝替わりでは手が出せない。

【▲】テーオースパロー
スタートしてからが遅いものの、直線しっかり詰めてくる。未勝利勝ちの内容から馬群の捌きは問題無し。内突き上手い岩田父に乗り替わり一発警戒。

【-】キングエルメス
クローバー賞は出遅れて中団からの競馬、直線に向いてからも半兄カイザーノヴァ譲りの口向きの悪さが出て自滅。競馬以前の問題。

【-】ファンデル
ききょうSはスタートで出負けして、道中脚が溜まらず直線失速。速い脚が皆無で、直線が長い東京では厳しい。

【△】ベルウッドブラボー
ペースに関わらず前付けできて、ダリア賞では速い上がりにも対応。今回のコースも新馬戦でコンマ2秒差。レース間隔が開いたのがどうかだけ。

【△】セルバーグ
阪神マイルの新馬戦は道中行きたがる仕草から直線最内を突いて楽勝。イレ込む馬だけに距離短縮のペースアップ戦は望むところ。ここは人気の盲点。

【-】アポロルタ
中山芝1,200Mの新馬戦は先頭集団の直後で脚を溜め、直線の坂で加速して差し切り。距離延長も普通にこなせそう。特に嫌う点は見当たらない。

【-】トウシンマカオ
新潟マイルの新馬戦はスタートから行き脚が付き、直線は鞭無しで後続を寄せ付けなかった。ただこのテの馬は追って案外だったというオチが多い。

【-】レッツリブオン
スタートを五分に出て、終いの脚もしっかり。東京で走り慣れているのも良い。但し典型的な器用貧乏で、勝ちに行く競馬ができるかどうか。

【◎】コラリン
カンナSは最内枠から出遅れながら4コーナーを馬なりで外を回し、ピッチ走法で突き抜け。とにかく素早く、スタートを決めて前に出れば盤石。

【-】ラブリイユアアイズ
クローバー賞はゆったりペースを内前から楽々押し切り。新馬戦は短距離を押し切っており、緩急双方で勝っているのは評価。速い上がりが課題。

【-】ジャスパークローネ
カンナSはレースを引っ張っての3着、もみじSは直線2番手で持ったままから追って案外。ここは楽に先手を取れそうなメンバー構成だが。

【-】ヴィアドロローサ
無傷の2連勝中だが、すずらん賞は函館2歳S敗退馬や道営馬、未勝利馬といた弱メンバー相手で参考外。普通に相手強化で苦しい。

【○】シゲルファンノユメ
カンナSは抑えて最後方、4コーナーで大外に振って2着。コラリンと同じくピッチ走法。ストライドはこちらのほうが大きく距離延長は合いそう。

◎コラリン
○シゲルファンノユメ
▲テーオースパロー
△ベルウッドブラボー、セルバーグ
馬複5頭ボックス(10点)

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