【競馬予想Vol.77】第13回レパードS

ユニコーンSに続く3歳限定のダート重賞。このレースの傾向は比較的分かり易い。第1回からの過去12年を振り返ってみる。

2021レパードS過去12年前走レース別成績

一目瞭然。前走重賞組、特にジャパンダートダービー組が好相性を示している。特にそこで4コーナー4番手以内に付けていた馬が【3・4・2・7】と半数以上が3着以内に入っている。自己条件で強い勝ち方をした直後の馬より、なるべく上位クラスで揉まれてここで格下げ戦という馬がよく来る。上位クラスで燻って、ここで人気落ちという馬が美味しい。

2021レパードS過去12年脚質別成績一覧

位置取りもなるべく前が理想。ただ前走で逃げ勝った直後の馬は2着止まりで、格下げ戦で前に出たらそのまま押し切ったというケースのほうが多い。昨年のケンシンコウ(7人気)はこのパターン。

逃げ候補は内からレプンカムイ、オセアダイナスティ、スマートパルフェ、ロードシュトロームと多数存在。この中では前走古馬相手に速い流れで抗ったレプンカムイが内から前に出そう。これらの後にホッコーハナミチ、テイエムマジック、ハンディーズピーク、ルコルセール、メイショウムラクモらが追走。馬場は日曜朝時点で含水率2%以下のパサパサ状態で、後方からの追い上げは厳しそう。前付けからそのままの展開を想定。

人気どころは減点法、人気薄は無理矢理にでも拾い上げろ!

【-】ラヴォラーレ
東京ダート2,100Mで軽量騎手を乗せて勝ち上がり。距離短縮で前付け出来れば粘れそうだが、今回同型が多いのがどうか。

【▲】レプンカムイ
前走時の小倉は内枠先行天国で、同馬は大外枠から勝ちに行って2着。鮫島騎手騎乗時は【2・1・0・0】、内枠ゲットの今回は楽々先制。

【-】タマモブトウカイ
前半突っ込んだ流れの東京マイル戦で連続4着。差す競馬のほうが本来合っている。ここで好走するなら前崩れのアシストが必要。

【△】ホッコーハナミチ
前走超高速前残りの小倉でレコード勝ちも行き脚は今一つ。今回行く馬多数で後手を踏まされそうなのがどうか。引き続き内枠ゲットで押さえる。

【-】オセアダイナスティ
前走は直線に向いて後続を離す強い勝ち方も、相手が弱過ぎただけの印象。今回は他に行く馬多数で持ち味を出せないまま馬群に沈みそう。

【-】スマートパルフェ
脚抜きの良い重馬場だったとはいえ逃げの手に出て連勝。前々走の初勝利は今回と同じコースを7馬身差の快勝だった。ここもがむしゃらに行くのみ。

【◎】ロードシュトローム
ジャパンダートダービーはユニコーンS勝ち馬スマッシャーを含む強敵相手にコンマ4秒差。前に行ける脚があるし、今回距離短縮の格落ち戦で躍動。

【-】テイエムマジック
今回と同じ舞台の自己条件を勝ち上がり。その前2戦でハナを切る競馬をしているぐらいで行き脚はある。速い時計を克服できるかどうか。

【-】ハンディーズピーク
圏外に飛んだのは大外枠からスタート直後に外に膨らんだもちの木賞のみ。ただ全4戦いずれも緩い流れで、行く馬多数のここは追走懸念。

【△】ルコルセール
ダートに替わって3連勝しているがいずれも外に持ち出しての楽な競馬。前走も少頭数で勝ってくださいの内容だった。揉まれた時に脆さが出そう。

【-】ノースザワールド
芝でスパッと切れない分、ダートに替わってジワジワ伸びる脚がマッチ。ただ時計が速くなるようだと追い付けない。

【-】トモジャリア
前走は最内を立ち回り、直線外から抜け出して快勝。東京マイルでハイペース追走経験があるのも良い。同型多数で外寄りの枠がどうかだけ。

【-】タイセイアゲイン
伏竜Sで差す競馬でメイショウムラクモにコンマ5秒差。ここ2戦は前残り決着で出番無し。展開待ちな面があり、乾燥した砂で追い上げ利くかどうか。

【-】スウィープザボード
前々走からブリンカーを付け、前走4馬身差の快勝。勝つ時は千切って勝っており、嵌れば強いタイプ。相手が揃う今回は苦しいか。

【○】メイショウムラクモ
伏竜Sで負かされたゴッドセレクションは次走ジャパンダートダービーで僅差の2着。今回は大外枠から前に行くロスが気になるが不安はそれだけ。

◎ロードシュトローム
○メイショウムラクモ
▲レプンカムイ
△ルコルセール、ホッコーハナミチ
馬複F◎○▲-◎○▲△△(9点)、3連複F◎○▲-◎○▲-◎○▲△△(7点)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?