【競馬予想Vol.306】第30回テレビ東京杯青葉賞

今回のテーマ

これといったものが見当たらなかったので省略。


トラックバイアス分析・展開予想

  • 今週は水曜に23ミリのまとまった雨が降ったが木曜・金曜と晴れ。月曜に芝刈り、月曜と金曜に散水を実施。含水率は4コーナー13.3%、ゴール前15.4%。金曜朝時点のクッション値は9.3。

  • Aコース使用2週目。先週は外差しが効く馬場と思いきや、日曜メインのフローラSは内を通った馬がワンツースリーフィニッシュ。ペースが落ち着けば内枠先行の利が生じる。

  • ペース想定:遅い(61~62秒台)

  • 明確な逃げ馬不在。逃げ経験馬もヨリマル、アサカラキング、マサハヤウェルズしかいない。内枠を利してヨリマルがハナ?何が行くにしてもスローが濃厚、道中抜かしどころがないので外よりも内、後ろより前が有利。


全頭分析

【-】マイネルエンペラー

(+)前々走でショウナンバシットを追いかけて2着。馬場渋れば妙味。
(-)若葉Sは最内で粘り切れず完敗。差し構えてもここでは埋没する。

【-】ティムール

(+)若葉Sは手応え的にまだ伸びる余地あった。距離延びて末脚発揮。
(-)不利受けた京都2歳Sはともかくつばき賞は完敗。多頭数捌き課題。

【△】ヨリマル

(+)勝ったレースはいずれも積極策。前に付けての粘り腰発揮に注意。
(-)前走はベチャベチャの特殊馬場。速い上がりに対する適性が微妙。

【▲】ハーツコンチェルト

(+)若葉Sは太目残りの割に大きく負けず。左周りのここで復調示す。
(-)加速が乗るまでが遅い。加速乗っても周りと同じ脚では届かない。

【-】アームブランシュ

(+)東京の未勝利戦は直線外差しで快勝。弥生賞も外からラスト急追。
(-)トップスピードがイマイチ。距離問題無さそうだが突き抜け疑問。

【△】グランヴィノス

(+)京都2歳Sは内前決着で外を回して届かず。時計は大幅に詰める。
(-)デビュー戦はドスローの楽な競馬。大幅な上積みがないと苦しい。

【-】ニシノレヴナント

(+)去勢して即2着、前走今回と同舞台で差し切り。広いコース合う。
(-)鞭を入れた方向へ大きくヨレる。ここで修正しながらでは苦しい。

【○】ヒシタイカン

(+)小柄ながら全身バネの効いた走りでスキルヴィングを差し切る。
(-)半年振りで重賞、400Mの距離延長。前走同様のパフォ期待は酷。

【-】シャドウソニック

(+)前走は4コーナーで被せ差して完勝。馬格あり追って渋太さ発揮。
(-)前々走は外からあっさり交わされる。一気に来られるとしんどい。

【-】サヴォーナ

(+)アザレア賞は直線一団の追い比べ制す。上がり勝負に自信あり。
(-)ゆりかもめ賞でスキルヴィングに突き放される。能力差否めない。

【◎】スキルヴィング

(+)前々走は馬群を割り、前走は外差しでそれぞれ楽勝。決め手抜群。
(-)スタート甘く毎回後方からの競馬。前に粘られると間に合わない。

【-】アサカラキング

(+)前々走は直線前が壁で捌き遅れて届かず。進路確保で突き抜けも。
(-)前走はほぼ牝馬の弱メンバー。元々行き脚鈍くアテにならない。

【-】メイテソーロ

(+)前走は早めに捲り上げて完勝。ロングスパートで脚色衰えない。
(-)東京で3馬身半差勝ちあるがダート。東京芝2,400Mは勝手が違う。

【-】マサハヤウェルズ

(+)初芝のアザレア賞でハナ奪って見せ場作る。ここも前に行くのみ。
(-)前走は1,000M通過67秒1の超スロー。ここまでは遅くならない。

【-】ロゼル

(+)東京未勝利戦で上がり最速2回マーク。ここ2戦馬場重く度外視可。
(-)未勝利脱出後の3戦イマイチ。中1週で再重賞挑戦はいささか無謀。


結論

スキルヴィングは前々走が内を突いて捌き差し、ゆりかもめ賞は最初から外に持ち出してアッサリ。スタートと行き脚が緩いのが気になるが、置かれるようなところはないし弱点に映らない。またサウジアラビアRCのようなハイペース大逃げ展開も怖いが、2,400Mのここでそれをやったらバテるだけなので現実味がない。

ヒシタイカンは僅かな距離で瞬時に加速してスキルヴィングを差し切ったデビュー戦のパフォーマンスが結構、というかかなりヤバい。レース見てない方は必見。というか見なさい。キャリア1戦で半年の休み明けでもしっかり人気しているがこれは買わないとダメ。おそらく外差しに向けるであろうスキルヴィングより内かつ前で仕掛けられれば差されることはない。

ハーツコンチェルトは若葉Sであっさり負けたのが気になるが、久々で12kg増だったと言い訳が付く。デビュー戦で緩い流れを捲って楽勝しているだけに、同じ左回りのスローペースで弾ける競馬に期待してみたい。

グランヴィノスもデビュー戦でスロー突き抜けの競馬で楽勝しており、スローから上がりヨーイドンになりやすい青葉賞向きの馬。京都2歳Sは外を通った分の負けと解釈すれば悪くない。

ヨリマルは内枠先行が叶う絶好枠、他の逃げ候補が外という配置が絶妙。ペースは間違いなく緩いので、速い脚が使えなくても位置取りの利でそのまま残してきそうではある。

◎スキルヴィング
○ヒシタイカン
▲ハーツコンチェルト
△グランヴィノス、ヨリマル
3連複◎1頭軸流し(6点)、3連単F◎○→◎○⇔▲△△(12点)

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