【競馬予想Vol.32】第70回フジテレビ賞スプリングS

弥生賞から2週遅れ、距離も200M短い皐月賞トライアル。最近は外厩の充実により純正トライアルを一叩きというケースが減ってきており、賞金が足りない格下の台頭が目立ちつつある。

2021スプリングS過去10年上位3頭人気・単複配当一覧

昨年の勝ち馬ガロアクリークは1勝クラスの水仙賞4着、一昨年の勝ち馬エメラルファイトも1勝クラスの白梅賞1着からの参戦。ただいずれも暮れのGIに出走しており、上位クラスの出走経験はプラスに働く。

ワールドリバイバル、レインフロムヘヴン、ニシノオイカゼ、アールバロンと前走逃げ切り直後の馬が4頭もいる。人気の中心ボーデンも前に行く馬で、ランドオブリバティも本来前付けの馬。展開的には差し優勢だが、折からの雨で後ろ過ぎると追い上げが利かない。中団より前が理想。

◎ボーデンは前付けのセンスと速力を持ち合わせているし、中山もデビュー戦で経験済みということで死角が少ない。父ハービンジャーということで湿った馬場がマイナスに働くことも考えにくい。むしろプラスで、普通に買いで良いのでは。

○ヴェイルネビュラが負けた百日草特別は1,000M通過63秒4、レースの上がり33秒7が示す通り完全な瞬発力勝負で、これを後ろから差すのは物理的に不可能。今回は前が賑やかで、適度に湿って力の要る馬場。前走のように前過ぎず後ろ過ぎずの位置から直線外に持ち出して差してくるとみる。

▲イルーシヴパンサーはここまでの3戦全てで上がり3ハロン35秒台というパワー寄りの差し馬。アスター賞は加速が付くのが遅れて2着。この馬も中団より前で競馬ができるし、太目を叩いた2戦目というのも理想的。鞍上が勝負を捨てないことを祈る。

△ランドオブリバティは前走スタート後に前を塞がれ、已む無く後方待機から差し込んで3着。今回は最内枠を引いたし、本来の先行策で巻き返しを期待したいところだが、速力を活かすタイプではないので1ハロン短縮が微妙。三浦騎手としてはここを勝って意気揚々皐月賞に向かいたいが…。

△ヴィゴーレは前走差して好走した内枠の丸山騎手ということでフラワーCのホウオウイクセルを連想。中山では葉牡丹賞で内枠先行の3着がありまんざらでもない。先行馬が多い組み合わせで前が取れるかと言われれば微妙だが、差しに回っても芙蓉Sでランドオブリバティの4着がある。

△ロードトゥフェイムは前々走で時計を要する流れを4コーナー大外をぶん回して突き抜け、前走も不良馬場を4コーナー大外の更に外をぶん回して突き抜け。距離ロス?何それ美味しいの状態の差し脚はいかにも中山向き。ここも大外ぶん回しの差しに期待。

◎ボーデン
○ヴェイルネビュラ
▲イルーシヴパンサ-
△ランドオブリバティ、ヴィゴーレ、ロードトゥフェイム
馬複◎流し(5点)、3連複◎1頭軸流し(10点)

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