【競馬予想Vol.283】第60回報知杯弥生賞ディープインパクト記念

今回のテーマ

これといったものが見当たらなかったので省略。


トラックバイアス分析・展開予想

  • 今週は木曜に0.5ミリのごく弱い雨が降った以外は好天。月・水・木曜に散水を実施。含水率は4コーナー10.7%、ゴール前9.6%、日曜朝時点のクッション値は10.0。

  • Aコース使用の開催2週目。8レースのマイル戦(4歳以上1勝C)が1分32秒8、オーシャンC(4歳以上GIII/芝1,200M)が1分7秒4で決着するなど馬場が軽くて速い。ペースによっては外からの差しも届いていて、バイアスはフラットの判定。

  • ペース想定:平均~やや遅い(60~61秒台)

  • 直近10年で1,000M通過60秒を切ったのは2016年(59秒5)の1回のみで、基本的に道中緩んで前のほうに付けた馬の争いになっている。ただ今年は前付けの馬が多く、差しもそれなりに効きそう。馬場が良いので上がりの脚に着目したい。


全頭分析

【-】レヴォルタード

(+)前付けセンス秀逸。前走は直線馬なりで先頭に立って流して楽勝。
(-)頭が高い走法でフワフワ走る。競り合いになった時に不安残る。

【△】ワンダイレクト

(+)2戦共内で脚溜めて直線半ばでスパート。前走惜敗も展開のアヤ。
(-)ドスローから脚伸ばす競馬しかしていない。ペース流れてどうか。

【-】アームブランシュ

(+)東京の未勝利戦は直線外差しで快勝。4角外前が取れれば面白い。
(-)行き脚遅く後ろに置かれがち。中山の一周コースではしんどい。

【○】トップナイフ

(+)京都2歳Sは4角で不利受けながら直線内突き接戦。行き差し自在。
(-)前走は行った行ったの凡戦。賞金足りているだけに色々試しそう。

【-】フォトンブルー

(+)デビュー戦は4角外回して直線競り合い制す。勝ち方申し分無し。
(-)ここ2戦出遅れて自分の競馬できず。引き続きスタートが課題。

【◎】タスティエーラ

(+)共同通信杯は自ら下げて差す競馬試す。ここは前付けで勝ち負け。
(-)前走直線スパートの際にモタつく。レース間隔詰まるのもどうか。

【▲】ゴッドファーザー

(+)デビュー戦はハイレベルメンバーの3着。前に行けるのは良い。
(-)前走は超低レベルで勝って当たり前。時計も平凡で評価に値せず。

【-】セッション

(+)前々で勝ちに行く競馬が出来ている。ここも先行押し切りに期待。
(-)前走は上位2頭の決め手に屈す。直線勝負に持ち込まれると辛い。

【-】ヨリマル

(+)前走18頭フルゲートの外枠から逃げ切る。跳びが大きく力強い。
(-)今回他に行きたい馬が多い。番手追走から脚伸ばせるかどうか。

【-】グリューネグリーン

(+)ホープフルSは中団外に控える競馬試すも不発。前付けで出直し。
(-)京都2歳Sは相手弱く展開にも恵まれる。絶対的な強さ感じない。


結論

タスティエーラはデビュー戦の行きっぷりが今一つだったが、共同通信杯では普通に改善されて行こうと思えば行けていた。結果的に控えたのが裏目に出て詰め切れずの4着。共同通信杯を負けたのでここを使うという消去法的な参戦なのが気になるものの、前付けで速い脚を繰り出して勝ったデビュー戦の内容に再度注目したい。

トップナイフはホープフルSが展開嵌りで参考外としても、萩Sで番手抜け出しで上がり3ハロン33秒9、京都2歳Sも4コーナーでゴチャつきながら直線で追い上げてアタマ差と力の裏付けが取れる。今回はどうしようもなく相手がショボいので、余程のことがない限り上位進出は堅い。過去10年でホープフルS経由馬が【1・1・5・4】と詰めの甘さをみせているのが気になる位。

ゴッドファーザーはデビュー戦でカルロヴェローチェ(2勝)、チャンスザローゼス(アイビーS)、ドゥラエレーデ(ホープフルS)、デルマソトガケ(全日本2歳優駿)と対戦した後、中1週で福島を使って10馬身勝ち。相手が激しく弱かったとはいえ、終始鞭も手綱の扶助も無く、文字通り何もせずに勝ったのもまた事実。全力で追ったらどうなるのかという興味は尽きない。

ワンダイレクトはデビュー戦、若駒Sといずれも直線半ばから追い出して一瞬で抜け出す競馬を実践。またデビュー戦、若駒S共に1枠1番から道中内で脚を溜める競馬をしているだけに今回の2番枠も好感。ただ2戦共かなりのスローでここで再現性に乏しい点、馬格が無くて競り負けそうな点、相対的に一段後ろからの競馬になりそうな点が気になる。

◎タスティエーラ
○トップナイフ
▲ゴッドファーザー
△ワンダイレクト
3連単◎1着軸流し(6点)、3連複◎○2頭軸総流し(8点)

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