【競馬予想Vol.164】第29回マーチS

今回のテーマ

コレといったものが見当たらなかったため割愛。


トラックバイアス分析・展開予想

アイオライトが前走に引き続きハナ主張。アナザートゥルースが直後に続き、エクレアスパークル、ダノンスプレンダー、ワイドファラオと内枠に入った先行勢が追随。アイオライト自身が速い馬ではなく、全体的に後方寄りの馬が多いメンバー構成で前が残りそうな感じ。過去10年の決着時計は稍重~重の時は1分51~52秒、良の時は1分52秒以上。今回は前者で先行力と速い持ち時計を重視したい。


全頭分析

【-】バレッティ

(+)師走Sは外から長く脚を使って差し切り。締まった砂のほうが走る。
(-)外から被される競馬だと全く走らない。この枠だと揉まれて厳しい。

【-】ダノンファスト

(+)福島民友Cは内を立ち回って快勝。内枠引いたここで再現なら通用。
(-)追い上げる脚あるがこのメンバーに入ると地味。嵌っても入着まで。

【-】エクレアスパークル

(+)門司Sは早めに動いて難なく押し切り。ここも前々の競馬なら通用。
(-)急坂ある1,800Mは勝手違う。ここ2戦の競馬だとラスト止まりそう。

【△】ダノンスプレンダー

(+)ポルックスS連覇。ジリでも堅実に追い上げる脚は中山にマッチ。
(-)重賞ではあと一歩及ばない。この枠から控えるようだと苦しい。

【-】アイオライト

(+)内枠を引いた今回も行くのみ。中山は1,200Mとはいえ2戦2勝。
(-)マイペースで運べたはずの東海Sが惨敗。重賞ではまだ力不足。

【○】ブルベアイリーデ

(+)東海Sは外通って差し込む。内をロス無く回ってくればチャンス。
(-)中山は初出走。詰め甘いところがあり差し切るまでは微妙。

【-】ワイドファラオ

(+)昨年の南部杯で重賞級相手に5着。相手なりには走っている。
(-)一昨年のかしわS以降11戦連対無し。1,800Mも同馬には長い。

【-】デルマルーヴル

(+)ここ2戦はGI。昨年より更にハンデ1kg軽くなり多少マシになる。
(-)2秒を超える負け続き。復調のきっかけが全く見えず厳しい。

【▲】アナザートゥルース

(+)マイペースを貫けると残る。中山はデビュー当初の得意舞台。
(-)毎回何かには交わされる。後ろから一気に来られると脆い。

【-】ケンシンコウ

(+)不良馬場でレパードSレコード勝ち。時計速くなるようなら出番。
(-)ここ2戦後ろに下げ過ぎ。ここでも追走に回るようでは苦しい。

【△】ヒストリーメイカー

(+)ここ3走は斤量・馬場・距離不適。昨年2着時の内田騎手確保。
(-)昨年も手応えイマイチ。年齢重ねてズブくなっていないか心配。

【◎】メイショウハリオ

(+)チャンピオンズCは外枠&時計速過ぎ。格落ち戦で巻き返し濃厚。
(-)中山は初出走。いつも通り後方から外を回すようだと届かない。

【-】カデナ

(+)ここ2戦外差しに徹して善戦。外枠引いたここも外差し一本。
(-)ダートは基本的に追い込み届かない。展開恵まれないと厳しい。

【△】オメガレインボー

(+)昨年は出遅れながら直線内突いて4着。今年も距離延長ローテ。
(-)スタートで後手踏みやすい。前の馬に完璧に立ち回られると辛い。

【-】マイネルユキツバキ

(+)総武Sは9か月振りで59kgでは無理。叩き2戦目の今回が本番。
(-)昨年は後ろを付いて回るだけの10着。この枠からでは二の舞濃厚。

【-】デュープロセス

(+)芝で速さ慣れして再度ダート使い。未知の距離で一発狙う。
(-)毎回行き脚皆無で後ろから。大外枠では何も出来ずに終わりそう。


結論

チャンピオンズCはテーオーケインズが強過ぎて2着以下が1秒以上離されたが、そこで負けていた馬が次走で次々と巻き返している。2着チュウワウィザードは川崎記念1着、8着スワーヴアラミスと6着オーヴェルニュは東海Sでワンツー。11着カフェファラオと12着ソダシはフェブラリーS1着と3着、14着クリンチャーは東京大賞典2着。

◎メイショウハリオはチャンピオンズCで7着。カフェファラオと同じ8枠に入り、大外をぶん回しての追い込みで届かず。しかも内にモタれっぱなしで殆ど追えていなかった。初めての中山、前残り優勢の見立てでもここ3走の時計通り走れば楽勝。

○ブルベアイリーデは東海Sで大外を回して突っ込んで3着。良馬場のBSN賞で先行して1分50秒3をマークしている馬で、ここは内枠で距離を稼ぐ積極策に期待。戸崎さんにはくれぐれも前詰まり無しでお願いしたい。戸崎さんはやればできる男だと信じている。これ以上期待を裏切らないでください。

▲アナザートゥルースはチャンピオンズCで3着もその後2戦は凡退。しかし中山ダート1,800M【5・3・0・2】、中2週以内【3・3・1・1】、叩き2戦目【0・4・1・1】、3月【4・0・2・1】と今回走る条件が目白押し。

△ヒストリーメイカーは昨年の2着馬で、次走重馬場のアンタレスSで1分49秒3をマーク。以降は地方の2,000M以上、59kg、5か月振りのレース。ただ元々ズブい馬で、年齢を重ねて動かなくなっている可能性も否定できない。

△オメガレインボーはスタートが緩い馬で、包まれる心配が減る外枠は好感。昨年も1,400M戦経由で4着まで追い上げた。エルムS(2着)の捲り上げを見る限り、早めの競馬で食い込みがありそう。

△ダノンスプレンダーは同コースで3戦3連対だが時計が遅い。アンタレスSでヒストリーメイカーにコンマ5秒負けているし、強気に推せないが内枠先行の可能性があるので押さえには入れておきたい。

◎メイショウハリオ
○ブルベアイリーデ
▲アナザートゥルース
△ヒストリーメイカー、オメガレインボー、ダノンスプレンダー
馬複◎流し(5点)、3連複◎1頭軸流し(10点)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?