【競馬予想Vol.9】第62回アメリカジョッキークラブC

開催7日目、23日は雨が降って馬場は稍重~重。先週まではペースによって内外フラットだったが、この日は明らかに外差しにシフトしていた。

Inked20210123中山5R_LI

5R3歳未勝利(芝1,600M)は稍重、テン3ハロン34秒5、1,000M通過58秒5の突っ込んだ流れで差し決着、勝ち時計は1分36秒2。4コーナー好位から先に抜けたシュバルツボンバー(黄)が快勝。この後から追ったココリホウオウ(緑)はフラつきながらも勝ち馬を追って3着、2着はマイネルダンク(青)が大外をぶん回して突っ込んできた。内の黒い帽子エクセルローグ(2番人気)は内を通って応戦するもラストで力尽きて5着。

Inked20210123中山9R_LI

9R東雲賞(4歳以上2勝クラス/芝2,000M)は稍重、少頭数で1,000M通過64秒8の超スロー、勝ち時計は2分6秒2。クロミナンス(黄)が馬場の3分どころを楽に追い上げて勝利。ストークダバノン(青)はこの後ろから直線内に入れて追い上げて2着。ルトロヴァイユ(緑)は前残りパターンだったが最内で踏ん張れず3着。

Inked20210123中山11R_LI

11R初富士S(4歳以上3勝クラス/芝1,800M)は重、オスカールビーが1,000M通過59秒5の逃げで後続を離すも、後続集団の前にいたドナアトラエンテ(黄)が馬場の中央から伸びて快勝。勝ち時計は1分50秒6。2着は4コーナーで大外をぶん回したニシノカツナリ(青)、3着はドナアトラエンテの後ろから脚を伸ばしたワールドヘリテージ(緑)が入った。ドナアトラエンテの内にいた青い帽子ウイングレイテスト(4番人気)は先に動いて勝ちに行ったが外差しの餌食となり4着。

Inked20210123中山12R_LI

12R4歳以上1勝クラス(芝2,200M)も重、1,000M通過65秒1の超スローでほぼ全馬一団の追い比べ。やはりここもマイネルミュトス(黄)、ナリノモンターニュ(青)、アイブランコ(緑)の外差しワンツースリー。内が伸びないというより外が伸びる。勝ち時計は2分20秒3。う~む。1勝クラスとはいえ、ちょっと遅過ぎないか?!

馬場が重いのは誰が見ても明らか。しかし9Rの勝ち馬イルミナンス、11Rの勝ち馬ドナアトラエンテはいずれも前走東京の軽い馬場で上がり3ハロン33秒台を出しており、馬場適性がどうとかいうのは関係無さそう。ロベルト系がどうたら、というのはひとまず端っこに置いておく。

上記4レースの勝ち馬はいずれも直線に向いて前の集団の一角(3~6番手)に付けていることが分かる。4コーナーで外前にいる馬が勝ち負けすると推測してみる。いくら外差しと言えど、4コーナーで後ろからでは前で先に抜け出した馬を捉え切れない。

ホープフルSを除けば中山重賞の4コーナーで必ず3番手以内にいる◎ステイフーリッシュが一番堅いような気がする。○アリストテレスは早めに動ける上に鞍上のルメールさんがこの馬場で2勝したので捨てられない。この2頭がいずれも4着以下というのはちょっと考えにくい。

中山で4回走っていずれも4コーナーで4番手以内まで捲っている▲サトノフラッグ、菊花賞で捲って7着した後万葉Sでも捲って勝利した△タガノディアマンテも早めに勝負できる馬。しかしサトノフラッグはこの枠からでは一旦下げる必要があり、タガノディアマンテは距離大幅短縮がネック。

純粋な外差し候補はアルゼンチン共和国杯で外から突っ込んできた△ラストドラフト△サンアップルトン。ラストドラフトは昨年のこのレースで大外一気の3着、サンアップルトンは昨年の日経賞で外差しの4着。中山でも鋭い差し込みが見られそう。

◎ステイフーリッシュ
○アリストテレス
▲サトノフラッグ
△タガノディアマンテ、ラストドラフト、サンアップルトン
3連複◎or○1頭軸流し(16点)

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