【競馬予想Vol.189】第75回鳴尾記念
今回のテーマ
昨年に引き続き中京芝2,000Mで施行。本来の阪神とはコース形態が異なる上、特にコレといったものも見当たらなかったため、過去の結果からの推測(テーマ)は無し。
トラックバイアス分析・展開予想
8週通してAコースを使用した後、今開催はBコースを使用。内の傷んだところがカバーされるため、普通に考えれば内枠先行が有利。この中間は月曜と火曜に弱い雨が降っただけで概ね好天。ただ先週土曜から毎日散水されていて、金曜朝時点のクッション値は9.7と標準。逃げ馬が格下で速くないキングオブドラゴンで、有力どころが総じて後ろなだけに基本は前だが、少頭数なので縦長にならないとすると差しも捨て難い。意外と難解。
全頭分析
【-】パトリック
(+)前走直線で再三進路が狭くなっての3着。美浦Sは内突きで勝利。
(-)基本後ろからの馬。進路確保してもこの相手差せるかは別問題。
【-】ヴェルトライゼンデ
(+)坂路の本数・時計共に高水準。実績断然で力通り走れば通用。
(-)1年を超える休み明け。付いて回らされる形になるとしんどい。
【-】サンレイポケット
(+)昨秋GIで強敵相手に善戦。適度に力要る馬場のほうが差し効く。
(-)OP入り後は中京で4戦未連対。前に速い脚を使われると苦しい。
【○】キングオブドラゴン
(+)阪神大賞典は距離長かったか。ここは距離短縮で単騎逃げ叶う。
(-)前走がオープンクラス初出走。展開利だけで押し切れるか疑問。
【-】ギベオン
(+)前走は時計速くて脚上がる。相手弱化&緩い流れで前残り注意。
(-)一昨年の金鯱賞逃げ切りは「奇襲」。正攻法では物足りない。
【-】アドマイヤジャスタ
(+)坂路2週連続好時計で仕上がりは上々。絞れていれば一発も。
(-)転厩初戦でほぼ1年振りの実戦。月並みながら様子見が妥当。
【▲】ショウナンバルディ
(+)昨年行った行ったの展開で残って2着。今年も前が手薄で注意。
(-)ここ2戦前に行けていないのが気になる。追走に回ると妙味無し。
【◎】カイザーバローズ
(+)新潟大賞典はスタート直後前塞がる。スタート五分なら勝ち負け。
(-)行き脚は元々速くない。後ろに置かれるようだと差し損ねも。
【△】ジェラルディーナ
(+)阪神牝馬Sは内前バイアスで差し届かず。距離が延びて幾分マシ。
(-)行き脚の無さが問題。どれだけいい脚使っても届かないと無意味。
【△】ヤシャマル
(+)新潟大賞典はラスト3頭併せの間で僅差。地力アップは明らか。
(-)ここ2戦は軽ハンデ。重賞実績馬相手のここで勝ち切れるか疑問。
結論
◎カイザーバローズは新潟大賞典で想定以上に後ろからの競馬になったが、スタート直後に左右から寄られて位置を悪くしたもので言わばイレギュラー。中京では前付けで勝ち負けしているし、少頭数スローの外枠ならポジション取りは容易い。
○キングオブドラゴンは前走明らかに距離が長く、4コーナーで追い鞭が入るほど追い込まれていた。今回は一気の距離短縮に加えて前半上りでペースが落ち着きやすい中京、しかも明確な逃げ馬不在で展開利あり。中京芝で勝ちこそないが5回走って全て3着以内。格下でもこれなら通用。
▲ショウナンバルディのここ2走は金鯱賞が謎の後方待機策、大阪杯は強敵集結のGI。今回は相手弱化、少頭数スロー、Bコース替わり直後の中京と好条件が目白押し。ただ今年は少頭数で後ろもそれなりに付いてきそうで、早い段階で並ばれてしまうと苦しくなる。
△ヤシャマルは新潟大賞典でカイザーバローズにハナ差。日経新春杯で早めに勝ちに行っての3着もポイント高い。前付け~好位からでも競馬が出来るし、上がりの脚もそれなりにある。別定戦で連対圏に突入できるかについては少々疑問が残るが、相変わらず人気がないので狙いたい。
△ジェラルディーナは行き脚が無いのでマイルだと付いて回るのが精一杯。阪神牝馬Sも手応えは悪くなかったものの結局差し届かず。ここも前が残りやすいコース形態&展開で劣勢だが、距離が延びるのはプラス。福永騎手に戻るのも良い。
◎カイザーバローズ
○キングオブドラゴン
▲ショウナンバルディ
△ヤシャマル、ジェラルディーナ
馬複◎or○流し(7点)、3連複◎○2頭軸流し(3点)
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