【競馬予想Vol.141】第62回きさらぎ賞
今回のテーマ
昨年に引き続き中京芝2,000Mで実施。本来の京都芝1,800Mと似ても似つかない条件のため、過去の結果からの推測(テーマ)は無し。
トラックバイアス分析・展開予想
開催最終週の割に外が伸びず、中団より後ろからだと届かない。時計を要する馬場で、後ろから追い上げるより前で粘るほうが簡単。前付けから押し切る脚を持つ馬を重視したい。明確な逃げ馬不在で、行き脚の良いストロングウィルがハナに立ちそうな感じ。各馬牽制しながらの追走でペースは間違いなく緩い。トラックバイアス的にも展開的にも前付け優勢。
全頭分析
【-】エアアネモイ
(+)後続を引き付けて逃げ、4コーナーで先に動き外に持ち出して楽勝。
(-)新馬戦は超スローで時計平凡。負かした相手は次走軒並み二桁着順。
【▲】マテンロウレオ
(+)ホープフルSは後ろ過ぎ。内を捌いて勝った新馬戦の再現狙う。
(-)スタート遅く後方に置かれがち。ここでも後ろだと届かない。
【△】ダンテスヴュー
(+)前走は大外枠で後ろから行く羽目に。内枠先行で立て直し。
(-)決め手はあるがズブい。慎重に行き過ぎると取りこぼしも。
【-】アスクワイルドモア
(+)ホープフルSは大外枠から付いて回っただけの内容で度外視可。
(-)札幌2歳Sも後方から追い上げる競馬。前が止まらないと苦しい。
【-】ショウナンマグマ
(+)常に前付け。葉牡丹賞も差の無い内容で、この枠なら妙味あり。
(-)前走先着馬がホープフルSで完敗。重賞で通用するかは微妙。
【○】ストロングウィル
(+)ゲートが速く行きっぷりも抜群。すんなり前付けから勝ち負け。
(-)直線で外に膨らむ悪癖あり。競り合いに持ち込まれた場合に不安。
【-】フォースクエア
(+)スタート一息から楽々リカバリー、直線内から抜けて快勝。
(-)道中行きたがる面見せる。今回少頭数で壁が薄く折り合い不安。
【△】セルケト
(+)前走今回と同じコースで前付けから長く脚を使って勝利。渋太い。
(-)前走4コーナーから手が動いて余裕無し。上積みがあるかどうか。
【-】トーセンヴァンノ
(+)京成杯は4コーナーで内突き図るも詰まって後退。力負けではない。
(-)重賞では後ろに置かれてばかり。ここも追い上げる競馬では厳しい。
【◎】シェルビーズアイ
(+)ホープフルSは4コーナーで内に構え、直線外に持ち出して善戦。
(-)新馬戦は6頭立ての緩い競馬。ここでも追走に回るようなら苦しい。
【-】メイショウゲキリン
(+)黄菊賞でジャスティンパレスと僅差。梅花賞で瞬発力勝負にも対応。
(-)芝では未勝利。今回少頭数とはいえ大外で序盤に脚を使わされそう。
結論
全馬1勝、重賞好走馬も不在の低レベルメンバー。ここは締まった流れのホープフルS組から◎シェルビーズアイを狙う。着順こそ冴えなかったが、4コーナー持ったままの手応えから直線で内を捌きながらの追い上げで悪くなかった。今回は緩い流れを使ってきた馬の集まりで、外からポジションを取りに行くのは容易なはず。今開催の芝中距離戦で活躍が目立つハービンジャー産駒という点からも注目。
○ストロングウィルは行き脚が抜群で、ここは意識せずとも前に行けるはず。ただこれまでの2戦はいずれも不必要に内を空けていたように外に張って走る癖がある。後ろから来る前に押し切ってしまいたいところ。▲マテンロウレオは終い強力とはいえ行き脚が無いのが問題。前走のようにここでも外を回すようだと厳しい。新馬戦で内を割る競馬をしているのでそこに期待。
△ダンテスヴューの前走は内前天国で大外枠を引いた時点で負けが確定していた。仕掛けてからの反応が鈍いのが気になるが、軽い東京の馬場より力が要る中京のほうが合うし、内枠から積極的に前付けしてもらいたい。△セルケトは今開催の中京芝で後続を離して勝っている点を評価。勝ち時計は翌週の愛知杯より速かった。岩田望未騎手には下手に控えに回ることなく、強気に乗ってもらいたい。
◎シェルビーズアイ
○ストロングウィル
▲マテンロウレオ
△ダンテスヴュー、セルケト
馬複◎流し(4点)、3連複◎1頭軸流し(6点)
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