【競馬予想Vol.121】第22回チャンピオンズC

ソダシは単勝こそ1番人気だが、複勝はテーオーケインズ、チュウワウィザードに次ぐ3番人気で、馬複の1番人気もテーオーケインズとチュウワウィザードの組み合わせ(いずれも前日前売り終了時点)。要するに「白いから」という理由で人気しているということ。おそらく100円単位で大量に売れているのだと思う。

初ダートでGI。キングヘイロー(2000年フェブラリーSで1番人気13着)、トゥザヴィクトリー(2001年フェブラリーSで4番人気3着)、カレンブラックヒル(2013年フェブラリーSで1番人気15着)。みんな「ダートはこなせる、問題無し」と太鼓判を押されながら実戦で散った。カレンブラックヒル(NZトロフィー・NHKマイルC・毎日王冠勝ち、天皇賞秋5着)の時は絶対勝つだろと自信満々で買って悲惨な目に遭ったのを覚えている。

積極的に行く馬がいなかった昨年ならソダシもいい勝負になったと思うが、今年は隣枠にカジノフォンテンがいる。カジノフォンテンはJBCクラシックでも後から逃げ馬に執拗に付きまといに行ったほど前進気勢の強い馬で、内枠を引いた今回は引く理由がない。

カジノフォンテンが逃げ、サンライズホープ、ダノンファラオも前へ。インティは今年は行けなさそう。ソダシはハナを奪いに行ってもカジノフォンテンに絡まれそうだし、控えると外から蓋をされて厳しい競馬になると予想。テンから速そうで、展開的には好位~中団差しに向く流れ。

【-】ソダシ
秋華賞はスローペースでキレ負け。速さを活かしたい馬だけにダート転向はプラスには働かなさそう。同型も強力で、今回は様子見が妥当。

【-】カジノフォンテン
可能な限り主導権を奪いたい馬で、内枠を引いた以上引く理由がない。直線に坂があるコースでいつも通りの押し切りが効くかどうか。

【-】サンライズノヴァ
昨年は五分のスタートを切りながらそそくさと下げ、付いて回るだけの12着。直線勝負をかけるにしてもある程度前に行かないと届かない。

【-】インティ
ここ2年は逃げの手に出て居残り。ただ近走は差し構えの競馬しかしていないし、他と競合すると東海Sの二の舞。いずれにしても厳しい。

【-】エアスピネル
昨年は6番枠から控えに回り、直線勝負に賭けるも全く届かずの7着。内を捌けるならチャンスがありそうだが、コーナー4つの1,800Mは心持ち長い。

【◎】テーオーケインズ
JBCクラシックは小回りコースで致命的な出遅れ。先行勢全滅のアンタレスSを前付けで勝つなど厳しい流れにも強い。ここは順当に巻き返し。

【○】サンライズホープ
シリウスSは直線で追われる身となったが力で押し切り。プロキオンSの超ハイペースを経験したのが活きた。今回相手強化も引き続き注目。

【-】スワーヴアラミス
みやこSはスタートで躓いた上終始行きっぷりが悪く、後ろ過ぎて競馬にならなかった。気難しい馬で、短期で立て直しは困難か。

【-】オーヴェルニュ
みやこSは4コーナーで手応えが怪しく、直線に向いて沈没。今回は3戦3勝の中京だが、いずれも湿った馬場。そもそもここで前付けできるか怪しい。

【-】ケイティブレイブ
シリウスSはトップハンデを背負わされたとはいえ付いて回るだけだった。JBCクラシックも特に見どころなく、ここも厳しい。

【-】アナザートゥルース
アンタレスS、シリウスSと不可解な大敗を喫した後のみやこSは内枠から先手を取り切って3着。差しても競馬が出来る馬で、本調子なら侮れないが…。

【-】クリンチャー
昨年は内枠から押しても前に行けず11着と大敗。みやこSは早めに動いたところを差されており、現状手詰まり感あり。

【△】チュウワウィザード
昨年は外に壁を作らず、中団から差し込んで完勝。多少外を回らされてもカバーできる。ただ今年はここ2年より流れが速くなりそうで割り引く。

【-】ダノンファラオ
JBCクラシックは好スタートからハナに立つもカジノフォンテンに絡まれ、4コーナーで先に失速。今回は同型が多く、自身は外枠で一層苦しい。

【△】メイショウハリオ
みやこSは先行勢失速の流れに乗っての差し切り勝ちだったが末脚は鮮やかだった。前に行きたい馬が明確な今回も純粋に展開が向く。

【▲】カフェファラオ
昨年は外から差し込むも前が止まらず6着。テンが速く上がりが掛かる流れなら相対的に差してこれる。今回はおあつらえ向きの流れになりそう。

◎テーオーケインズ
○サンライズホープ
▲カフェファラオ
△チュウワウィザード、メイショウハリオ
馬複◎or○流し(7点)、3連複◎or○1頭軸流し(9点)

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