【競馬予想Vol.81】第57回札幌記念
夏競馬唯一のGIIにして定量戦。GIを勝っていようが、重賞を幾つ勝っていようが年齢と性別で斤量が決まる。だったら実績馬から買ったほうがお得だよね。
函館で行われた2013年を除く過去10年の決まり手を見ると、案外差し・追い込みが決まっていることが分かる。昨年も直線早めに抜け出したラッキーライラックにノームコアとペルシアンナイトが差し込むという内容だった。前付けより差し込みにフォーカスしておきたい。
これはオカルトの部類に入るのだが、函館で行われた2013年を除く過去10年において、馬体重500kg以上の馬が毎年3着以内に来ている。洋芝で力が要るからデカい馬が有利?事実、460kgを割り込んだ馬は3着止まり。
トーラスジェミニの単騎逃げ。内からステイフーリッシュとサトノセシルがこれに続き、ソダシ、マイネルウィルトス、ウインキートスらが先頭集団を形成。ペースは速くならないまでも前は賑やか。1,000M通過は例年並みの59秒台を想定。小回りコースだけに直線に向いてから追い出していては遅く、捲り上げの脚を使う差し馬に注目。特に今日は強い南風(風速8~9m/s)が吹く見込みで、ゴールにかけて風がアシストする。
【-】ステイフーリッシュ
一昨年の札幌記念では差し向けて9着と凡退。4コーナー早め先頭から押し切るスタンスだけに、差し込んでくる展開では辛い。
【-】サトノセシル
クイーンCは外枠から前を取らず構えて直線差し込みの3着。ただ牝馬相手に差し切れなかった後の相手強化の定量戦では分が悪い。
【-】マイネルウィルトス
函館記念は外枠から行き切れず付いて回らされて終了。叩き2戦目の内枠で条件は上向くがここは相手が強過ぎる。
【◎】ラヴズオンリーユー
今回のメンバーでミシュリフとクロノジェネシスにクビ差まで迫れる馬は他にいるか?と考えると中心視せざるを得ない。中団差しで手堅く。
【-】トーラスジェミニ
七夕賞当日の馬場は内前絶対ジャスティス。前に行ったらそのまま残りましたというだけの話。今回は差し優勢なので出番無し。
【-】バイオスパーク
4コーナーで前に取り付いているとそのまま惰性で居残る。今回は前に行きたい馬がそこそこ多く、好位が取れなさそうなので苦しい。
【▲】ペルシアンナイト
昨年のこのレースはワンテンポずらした差し込みでラッキーライラックを交わして2着。良馬場で差しに構えればまだやれる。
【△】ユーキャンスマイル
4コーナー捲り上げの脚があり、決め手も強力。久々で距離大幅短縮ローテなのがどうかだが、ロングスパート展開は望むところで狙い目。
【-】アイスバブル
函館記念は道中脚を溜めて内から抜けてくる展開が嵌った。それでも勝ち馬には遠く及んでいなかったし、斤量2kg増でこの相手では無理。
【-】ディアマンミノル
出脚が遅く後ろからになるのがネックで、函館記念は後方から外を回して届かず。定量戦でGI馬相手では分が悪過ぎる。
【-】ウインキートス
目黒記念はドスローの内前居残りで評価に値しない。基本的にスロー前付け居残りの馬で、そこそこ流れそうなここでは出番無し。
【○】ブラストワンピース
行った行ったの鳴尾記念で後方から迫って3着。一昨年の勝ち馬でGII・GIIIは【4・0・1・1】。4コーナー早め進出で勝ち負け。
【△】ソダシ
距離短縮の今回はオークスのように追って伸びないということは無さそう。但しベストはマイル前後。古馬初対戦、前付け脚質、大外と課題は多い。
◎ラヴズオンリーユー
○ブラストワンピース
▲ペルシアンナイト
△ソダシ、ユーキャンスマイル
馬複◎流し(4点)、3連複◎1頭軸流し(6点)
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