【競馬予想Vol.170】第82回桜花賞

今回のテーマ

コレといったものが見当たらなかったため割愛。


トラックバイアス分析・展開予想

前日の阪神牝馬Sは内前2頭のワンツーで、外差し勢は不発。阪神牝馬S直前の京橋Sではプログノーシスが大外一気を決めており、バイアス的にはフラットという評価。阪神牝馬Sの決着時計は昨年よりコンマ8秒遅い1分32秒8。昨年の桜花賞は1分31秒1というとんでもなく速い時計が飛び出したが、今年は例年並みの1分32~33秒前半位の決着を想定。パーソナルハイがスタート出ればハナ、行き遅れればカフジテトラゴンの逃げで1,000M通過59秒台の平均ペース。人気上位のナミュール、サークルオブライフが外枠に収まったことからしても、これらの進出が遅れれば内前優勢。


全頭分析

【-】ナムラクレア

(+)前走は内伸び馬場を外から差して僅差。位置取り修正なら侮れず。
(-)マイルは2戦して共に完敗。距離延びても同じ脚使えるかどうか。

【-】カフジテトラゴン

(+)ダート5戦はいずれも芝スタート。スタートダッシュはお手の物。
(-)芝の新馬戦完敗。マイルはともかく速い時計決着では出番無し。

【○】アルーリングウェイ

(+)エルフィンSは行き脚絶好、直線楽に抜け出す。奥行き感じる。
(-)今回一気に相手強化。序盤に脚を使わされるようだと苦しい。

【-】パーソナルハイ

(+)単騎逃げで2連対。フラワーCは予期せぬ出遅れで度外視妥当。
(-)恵まれた赤松賞も結局完敗。後ろから一気に来られると無抵抗。

【-】ピンハイ

(+)チューリップ賞は内突きで強敵の一角崩す。今回も内枠ゲット。
(-)小柄な馬で前走も体重減らす。馬場も内伸びではなく厳しい。

【-】ウォーターナビレラ

(+)チューリップ賞は直線前が壁で追い出し遅れる。本番で巻き返し。
(-)レース運び上手いが詰める脚が無い。一気に来られると辛い。

【-】サブライムアンセム

(+)フィリーズRは後方内で脚を溜めて直線突き抜けの強い勝ち方。
(-)前走のコース取りは池添騎手の手腕。正直上手く行き過ぎな感。

【▲】スターズオンアース

(+)前走は直線前が壁で追い出し躊躇。軽い芝の決め手比べで浮上。
(-)前付けできるが詰め甘い。進行方向右に張る癖があるのも厄介。

【-】クロスマジェスティ

(+)アネモネSは4コーナーから楽に進出して完勝。時計も詰める。
(-)力の要る中山の馬場での連勝。時計が出る阪神ではしんどい。

【-】ライラック

(+)フェアリーSは後方から外を回して完勝。いい脚を長く使う。
(-)前走は真後ろから行ったのが奏功。気難しく揉まれると不安。

【-】ラブリイユアアイズ

(+)阪神JFでマイル戦にも対応済み。馬体回復ならもっと走りそう。
(-)結局のところ札幌以外では勝てていない。今回は更に相手揃う。

【△】ベルクレスタ

(+)阪神JFは枠が外過ぎ、前走は過剰に下げ過ぎ。力は十分通用。
(-)前付けでも差し構えでも少し足りない。器用貧乏な感じは拭えず。

【-】ラズベリームース

(+)アネモネSは直線前が壁になる場面あり。決め手はそこそこある。
(-)唯一の勝利は逃げ。前走の相手でも差し切れないようでは厳しい。

【-】プレサージュリフト

(+)クイーンCは直線大外から楽々突き抜け。外回りコースは最適。
(-)スタート甘く行き脚も緩い。揉まれる競馬も未経験で過信禁物。

【-】アネゴハダ

(+)自己条件完勝から前走で桜切符掴む。勢いでどこまでやれるか。
(-)前走内前バイアスで直線前が開いても3着まで。上積み期待は酷。

【△】サークルオブライフ

(+)チューリップ賞は前付けの試走。本来の差しに戻して勝ち負け。
(-)短期間で二度の長距離輸送。叩いた上積みに期待は他も同じ。

【-】フォラブリューテ

(+)紅梅Sは内前天国を外から突き抜け。後方で脚溜まるなら脅威。
(-)紅梅Sから直行のローテ疑問。フルゲート18頭の外枠も遠い。

【◎】ナミュール

(+)負けた阪神JF含め終いの脚強烈。枠入り最後で出遅れリスク軽減。
(-)後方から外を回らされるのは確実。内前で決まってしまうと無力。


結論

ハナ候補のパーソナルハイ、カフジテトラゴンがどの位のペースで逃げるのかがカギになりそう。さほど飛ばさず平均ペースなら縦長回避で◎ナミュール。阪神ジュベナイルフィリーズでやらかした時は先入れの奇数番、今回は最後の枠入りで出遅れ不安軽減。まともに出れば楽勝できるのは直線で前が詰まりながらも突き抜けたチューリップ賞で証明済み。

○アルーリングウェイは徐々に距離を延ばしてエルフィンS勝ち。唯一負けた万両賞はマテンロウオリオンの強襲に遭ったもので、着差はクビ。ハイペース先行で崩れていない点を高く評価。阪神牝馬Sにおけるメイショウミモザ枠はこの馬。

▲スターズオンアースは馬場や展開に関わらず先行して堅実。力負けというより、真っ直ぐ走らないが故に勝てるレースを落としている感。左回りだと外に張るので、右回りで内寄りの枠を引いたここは内に入れてラチ沿いから抜けるような競馬をしてもらいたい。川田さんなら出来るはず。

△ベルクレスタはクイーンCで過剰に下げ過ぎ。4コーナーで馬群後方の内にいて絶対届かないというところから最終的に3着まで持ってきた。ガラ空きの外から悠々追えたプレサージュリフトとの比較でもこちらのほうが上。阪神ジュベナイルフィリーズは後方から外を回して勝負に行っての負けで度外視。吉田隼人×須貝尚介のソダシタッグが今年は穴を提供する。

△サークルオブライフはチューリップ賞でこれまでやったことがない前付けを試しての負けで、明らかに賞金が足りているが故の試走だった。本来の差しに戻せば普通に勝ち負け。但し関東馬ということで再度の長距離輸送が入るのと、同じ位置からの追い比べならナミュールのほうが上という評価なので押さえまで。

◎ナミュール
○アルーリングウェイ
▲スターズオンアース
△ベルクレスタ、サークルオブライフ
複勝◎(1点×5)、馬複◎流し(4点)、ワイド◎流し(4点)、3連複◎1頭軸流し(6点)

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