【競馬予想Vol.73】第69回トヨタ賞中京記念

阪神芝1,600Mで行われた昨年は18頭立ての最低人気メイケイダイハードが激走し、3連単330万の大波乱決着だった。今年は小倉芝1,800Mでの施行。オールドファンとしては中距離別定戦時代の北九州記念を思い起こさせる。ちなみに中京記念は10年前も小倉で行われているが、この年は2,000Mだった。

ディアンドルの単騎逃げ。小倉大賞典はトーラスジェミニに先手を主張されて付いて行かされたが、今回は自らのペースで進めそう。ロータスランド、ダノンチェイサー、アンドラステは離されての追走。半数は後ろから行く馬で縦長を想定、展開的には前有利。なお今開催の小倉は開幕週こそ逃げ切りが目立ったが2週目以降は好位~捲り差しが主体で、番手から4コーナー中団前にフォーカスしておきたい。

人気どころは減点法、人気薄は加点法で妙味を狙おう。

【-】ミスニューヨーク
マーメイドSは内前馬場で外を回したこともあるがそもそもの手応えが悪く力負け。小倉との相性は悪くなく、内を突けるようなら面白いが。

【△】ダノンチェイサー
昨年の小倉日経オープンは先に抜け出しにかかったところサラキアとボッケリーニに交わされて3着。内枠先行でロス無く回ってくれば通用。

【○】アンドラステ
マーメイドSは外枠スローで堪え切れず前へ。直線はハンデ差でキレ負けた。今回は先導役がいるし、流れてくれれば差し切りも視野に入る。

【-】ドリームソルジャー
初勝利と2勝目はいずれも小倉。決め手はしっかりしているが基本的に前崩れ待ちの他力本願。坂無し小回りに替わるのはプラス。

【△】ロータスランド
大きく負けたのはレシステンシアがレコードで飛ばした阪神ジュベナイルフィリーズのみ。速い時計に対する適性微妙も、前に行けそうなのはプラス。

【-】メイケイダイハード
昨年の大激走の要因に直前追い切りで栗東坂路4F51秒2-1F12秒3の好時計が挙げられるが、今年も4F52秒1-1F11秒9をマーク。調子は良さそう。

【-】アメリカズカップ
4年前のカシオペアSから29連敗中。ただ小倉では昨年の小倉記念で4着するなどそこそこ善戦している。無欲の差しが嵌るかどうか。

【▲】カテドラル
安田記念は大外枠から出遅れたのが全て。器用さが無いので差し届くか微妙だが、本馬で全3勝を挙げている福永騎手への乗り替わりは大幅プラス。

【◎】ボッケリーニ
小倉大賞典は勝ちに等しい惜敗。新潟大賞典は開催を通じて時計を要す馬場かつ前半突っ込んだ流れで根負け。中団前からの差し切りに期待。

【△】ディアンドル
小倉大賞典は番手の競馬で上手く残して3着、福島牝馬Sは溜め逃げでまんま押し切り。今回も単騎逃げ濃厚だが、距離短縮後の再延長で割引。

【-】クラヴェル
内前ジャスティス馬場のマーメイドSで外を回して差して僅差も、51kgの軽量が嵌った感。今回も軽量だが、縦長想定で差し届くか疑問。

【-】アバルラータ
小倉では3戦して勝ちこそないがいずれも2着。勝ち上がりに時間を要し、オープン入りしてからは7戦して掲示板も無し。普通に力が足りない。

◎ボッケリーニ
○アンドラステ
▲カテドラル
△ディアンドル、ダノンチェイサー、ロータスランド
馬複◎流し(計5点)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?