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【競馬予想Vol.395】第41回東海テレビ杯東海S



トラックバイアス分析・展開予想

  • 前日からの雨で馬場は不良。しかし見た目は同日の中山のような田んぼではなく、含水率も16%前後で重に近い状態。稍重~重実績に注目。

  • 改装後の京都はやたらと砂が重く、直線平坦にも関わらず上位クラスでもラスト1ハロンが13秒ほど要している。これは馬場が湿っても同様。基本的に速さに任せて押し切るような馬場ではない。

  • 明確な逃げ馬不在。ペプチドナイルは前走で差すことを覚えたのでわざわざ行かないだろうし、ウィリアムバローズも前に行くには枠が遠い。初ダートでもバビットが行きそう。オメガギネス、タイセイドレフォン、ウィリアムバローズ辺りがこの後に続く。行き脚がイマイチな馬が多く、隊列は縦長を想定。淡々と流れて中団より前での押し切り決着。


全頭分析

【△】ミッキーヌチバナ

(+)御陵Sで直線内突いて快勝。最内枠ゲットのここはその再現狙い。
(-)スタートが若干遅い。スムーズに運んで差し負けた前走物足りず。

【-】ビヨンドザファザー

(+)桃山Sで4角大外をぶん回して突き抜け。ハイペースなら浮上も。
(-)行き脚弱く後方に置かれやすい。前が止まらない限り出番無し。

【-】ヴィクティファルス

(+)太秦Sは抜群の機動力で楽勝。元々は芝で走っていただけに速い。
(-)前走は時計速いが上がりは平凡。ここで同じ競馬が出来るか疑問。

【-】キリンジ

(+)JDDは後方外からよく詰めて2着。差す競馬に専念なら侮れない。
(-)前走は途中で失速の惨敗。中央の重賞では能力不足が否めない。

【-】スマッシングハーツ

(+)前走は前残り決着に差し込んで4着。末脚の威力だけなら重賞級。
(-)頻繁に出遅れて行き脚も弱い。結局後ろ過ぎて届かずの繰り返し。

【◎】ペプチドナイル

(+)ベテルギウスSは直線内捌き快勝。差し勝ったのは地力強化の証。
(-)前走は前が止まる展開も奏功。上がりの脚自体は他と大差無い。

【-】サンライズウルス

(+)内を掬う競馬が上手い。丸一年振りだが内突きに徹して大穴提供。
(-)スタートが安定しない。前の馬に上手く立ち回られると届かない。

【-】ゲンパチルシファー

(+)激流で前が止まった一昨年のプロキオンS勝ち。展開次第で一発。
(-)このところ後ろ過ぎて届かずの繰り返し。行き脚改善は望み薄。

【-】レッドファーロ

(+)前走も途中から内に入れて内突き僅差。岩田親父が好きそうな馬。
(-)瞬時加速の脚は無くジリ脚タイプ。助走距離はあったほうが良い。

【-】オメガギネス

(+)グリーンチャンネルCは直線半ばで追い出して楽勝。速さは一番。
(-)改装後の京都ダートは砂質重い。前走の好時計勝ちへの過信禁物。

【▲】タイセイドレフォン

(+)前走はデキ落ちとしか思えない負け方。十分な間隔空けて反撃。
(-)粘りも決め手も平凡。現時点ではこのクラスで戦える武器に欠く。

【-】バビット

(+)かつてパンサラッサ相手に逃げ切った馬。軽快な行き脚は健在。
(-)ペプチドナイルが引くならハナも可能だが力の要るダートは微妙。

【-】ブライアンセンス

(+)前もそこそこ頑張った展開を連続差し切り。決め手は申し分無し。
(-)後ろから行く馬だけに位置取りが生命線。テン乗り岩田息子次第。

【○】ウィリアムバローズ

(+)みやこSは差す競馬で3着。力要る京都ダートとの相性良さそう。
(-)折り合い付くが溜めても伸びは普通。前に行くにも枠が外で微妙。

【-】ブラックアーメット

(+)昨年の吾妻小富士Sは直線狭いところを割り勝利。根性の差し馬。
(-)直近の好走はいずれも福島。狙うならローカルの小回りコース。

【△】オーロイプラータ

(+)カノープスSは4角大外の外をぶん回し3着。持続力ある末脚魅力。
(-)毎回外をぶん回してばかり。今回もぶん回して間に合うかどうか。


結論

ペプチドナイルは逃げでもそこそこやれたが、被せられると失速するところがあって頭打ち。しかしベテルギウスSは大外枠から道中内に入れて、直線捌いての差し切り勝ち。しかも59kgを背負って重賞入着の常連ハピを交わす好内容。こんな競馬が出来るなら初めからやっとけと思った。馬場はベッチャベチャだと分からなかったが、重に近い状態なら十分こなせる。

ウィリアムバローズは内枠なら鉄板だったが、この枠だと余計な距離を走らされそうなのが厄介。事実、みやこSも外枠で行き切れずの詰め切れずだった。ラスト1ハロンを要す馬場は中山で再三経験していて問題無し。湿った馬場は韓国馬事会杯で6馬身勝ち、マーチS2着でむしろ得意。上手く内に入れば勝ち、外を通らされても2~3着は堅い。

タイセイドレフォンは4コーナーで早くも後退。半年振りで好走した直後の二走ボケとしか思えない内容で度外視。今回はダート重賞勝ち馬が展開恵まれ勝ちのゲンパチルシファーしかいない低調なメンバー。平安Sで先行して2着ハギノアレグリアスにコンマ2秒差に粘れる実力で足りる。幸さんはこの馬に2回乗って2連対、平城京Sで勝っている。

ミッキーヌチバナは地味だが差し脚は堅実。ベテルギウスSも位置取りの差で負けただけ。御陵Sは外枠から直線で内に入れて差してきていただけに、最内枠を引いて最初から内を取れそうなここはハマるかも。中2週以内【2・1・1・0】と間隔を詰めても走るし、稍重~重で【2・0・1・0】と湿った馬場のほうが走る。

オーロイプラータは毎回大外をぶん回すだけの不器用馬だが、カノープスSは何故あそこから3着に来れるのか意味不明だった。捲る競馬も可能かどうかと言われれば可能寄り。神無月Sでレースの上がりより1秒近く速い脚を使い、カノープスSも唯一の上がり3ハロン36秒台。ここはルメートルさんの腕の見せどころ。

◎ペプチドナイル
○ウィリアムバローズ
▲タイセイドレフォン
△ミッキーヌチバナ、オーロイプラータ
単勝◎・○(2点)、馬複◎or○流し(7点)、3連複◎○2頭軸流し(3点)

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