【競馬予想Vol.53】第66回京王杯スプリングC

毎年微妙な面子が集まって人気が割れる、少々キナ臭い安田記念の前哨戦。

2021京王杯スプリングC過去10年上位3頭人気・単複配当一覧

1番人気に推された馬は過去10年で【2・0・0・8】とピンかパーで飛ぶことのほうが多い。一方で2番人気に推された馬は7年連続で3着以内に入り続けている。外人騎手が4連勝中。

2021京王杯スプリングC過去10年ラップタイム一覧

微妙な面子が集う割に時計がめちゃんこ速い。昨年は稍重でテンが緩かったにも関わらず、33秒台前半の高速上がりで1分19秒8で決着した。速い時計に対応できる裏付けは取っておきたいところ。

2021京王杯スプリングCニックス別成績

ロイヤルチャージャー系(サンデーサイレンス系)×ニアークティック系(ノーザンダンサー系)の組み合わせが毎年のように来ている。昨年は該当2頭のうち、12番人気ラヴィングアンサーがアタマ差の4着に入った。今年の該当馬はミッキーブリランテのみ。

内からセイウンコウセイが行きかけるところに前走芝スタートでテン3ハロン33秒2の速さをみせたカタナが競りかけていく流れ。エアアルマス、ビッククインバイオ、エーポスなど内枠に好位付けの馬が多く、ラウダシオンも前々で勝負したいタイプ。展開的には差し有利。

◎ミッキーブリランテは前述の血統的魅力もさることながら、阪急杯で1分19秒5をマークしているように高速決着は大歓迎。高松宮記念は大外枠から出遅れてコンマ6秒差なら許容範囲。栗東坂路4F50秒3-1F12秒7は水曜全体の2番時計と直前気配も申し分無し。

○カイザーミノルは直近で速い時計で勝ち負けしている上、中2週の割に栗東坂路で速い時計をマーク。前走かなりのハイペースでも最後まで踏ん張ったし、距離短縮も好感。このところ内枠先行で結果を出しつつあるので、Bコース替わり初日のここは嵌りそう。

▲シャインガーネットは前走ダートで56kgを背負って強化訓練修了。毎回引っ掛かって自滅しているだけに、出来るだけ前が競り合ってくれる流れのほうが望ましい。今回は差し向きの流れが想定されるので、普通に付いていってのチョイ差しで対応できそう。

△タイセイビジョンはアーリントンCこそ楽勝したものの、その後はマイル戦で善戦止まり。京都金杯は内前天国で終始外を立ち回った分の差。京王杯2歳Sレコード勝ちの1,400M、その時以来のルメール騎手鞍上で差しに回って復権。

△ラウダシオンは高松宮記念で前に出していって引っ掛かり気味、直線で進路が狭くなった直後に失速。得意の東京で時計勝負なら勝ち負けして当然だが、今回は前付けの馬がやたら多く、一週前強く追ったとはいえ今週の追い切りが軽過ぎるのが気になるため割引。

◎ミッキーブリランテ
○カイザーミノル
▲シャインガーネット
△タイセイビジョン、ラウダシオン
馬複5頭ボックス(10点)、3連複5頭ボックス(10点)

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