【競馬予想Vol.179】第70回京都新聞杯

今回のテーマ

昨年に引き続き中京芝2,200Mで施行。本来の京都とはコース形態が異なる上、特にコレといったものも見当たらなかったため、過去の結果からの推測(テーマ)は無し。


トラックバイアス分析・展開予想

前開催の中京は1~4日目(~3月21日)がAコース、5・6日目(~3月28日)がBコースを使用、今回はAコースを使用。この中間は降雨が無く、金曜朝の時点でクッション値は10.9(やや硬め)。おそらく高速内前決着。最内からメイショウラナキラが行って、ミスターホワイト、リアド、ブラックブロッサム、ポッドボレットが付いていく展開。スタートが遅い馬が多く、少頭数でも縦長を想定。前は止まりそうになく、後ろから差すのはしんどい。前付けの馬を狙い撃ちたい。


全頭分析

【○】メイショウラナキラ

(+)前走はハナ奪ってほぼ持ったままで楽勝。勝つ時は離して勝つ。
(-)追いかける競馬になった若葉Sは凡退。主導権奪えないと脆い。

【-】リカンカブール

(+)前走直線外を回して差し切り。脚色余裕あり距離延びて良さそう。
(-)前走の小倉は外差しバイアス。ここでの力差は如何ともし難い。

【-】アスクワイルドモア

(+)きさらぎ賞は直線前が壁で詰め切れず。進路確保なら侮れない。
(-)行き脚イマイチで置かれ気味。差し込むにしても展開の助け必要。

【-】ストップザタイム

(+)前走4コーナーから押っ付けて渋太く伸びる。追ってバテない。
(-)2戦共行き脚緩く外差しの形。前が止まってくれないと苦しい。

【-】ミスターホワイト

(+)前走初芝で前付けして楽勝。スタート悪くなくここも前に行ける。
(-)前走は渋った馬場も向いた感。今回は前付けで強い馬おり厳しい。

【-】アップデート

(+)アザレア賞は出負けと直線早仕掛けで僅差。溜めた分は弾ける。
(-)スタートも行き脚も遅い。相手揃うここで後ろからでは届かない。

【△】リアド

(+)毎日杯で伸び欠いたのは湿った馬場が影響か。良馬場で見直す手。
(-)若駒Sは前詰まりを考慮しても物足りず。距離延長で脚持つか微妙。

【-】ショウナンアデイブ

(+)若葉Sは控えに回ったのが仇。初ブリンカー&積極策で巻き返し。
(-)ここまで一通りの相手に負け。更に相手強化のここは出番無し。

【-】ボルドグフーシュ

(+)ゆきやなぎ賞は問答無用の外差し。加速が付いてからは凄い伸び。
(-)毎回行き脚緩く後方からの競馬。ここで後ろからだと届かない。

【◎】ブラックブロッサム

(+)大寒桜賞は4コーナーで勝負あり。スタート速く前付けで安泰。
(-)前走は他馬の脱落に上手く乗じた感。キャリア浅く過信は禁物。

【△】ヴェローナシチー

(+)2戦連続前残りの展開に泣く。確実に追い上げられる脚は評価。
(-)毎回行き脚付かず後ろからの競馬。加速も鈍く差し届かず懸念。

【▲】ポッドボレット

(+)すみれSはゴール前きっちり差し切り。前付け時は4戦オール連対。
(-)ここ2戦は行った行った。今回そこまで楽な展開になるかどうか。


結論

スタートと行き脚が緩い馬が多く、相対的に前付け確実な◎ブラックブロッサムの自在戦。キャリア2戦でも新馬戦は後傾ラップ、大寒桜賞は前傾ラップを経験しており、ペース変化に対する適性も高い。開幕週の高速馬場に乗ってそのままを期待。

○メイショウラナキラは最内の好枠をゲット。ミスターホワイトが早速被せてきそうだが、1コーナーの進入でハナを確定できる。前走の後半1,000Mは58秒5と速く、このペースで押し切れるなら後ろからは何も怖くない。中2週の強行軍がどうかだけ。

▲ポットボレットはここ2戦ラスト1,000M58秒台で、この馬も前付けで速い脚を使って後続の追撃を封じるタイプ。大外枠で他に主導権を奪われそうなのが厄介だが、ブラックブロッサムを見ながらレースが出来ると考えるとむしろ良いかもしれない。

△リアドは典型的な「軽いディープ」で、毎日杯の馬場は合わなかった。若駒Sも直線内で詰まって詰め損なっていたし、まだ底はみせていない。ただワンターンの上がり勝負向きで、1周コースの2,200Mは距離が長い印象。

△ヴェローナシチーは毎回後追いの競馬で、レースの大勢が固まってから突っ込んできて届かずの繰り返し。自分から勝ちに行くことができず、ここも他の破綻待ち。前付けの馬が人気の中心なので狙いに入れておく。

◎ブラックブロッサム
○メイショウラナキラ
▲ポットボレット
△リアド、ヴェローナシチー
馬複◎流し(4点)、3連複◎1頭軸流し(6点)
※馬券はノーベット。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?