【競馬予想Vol.123】第14回カペラS

中山ダート1,200Mはスタート地点が芝の上で、かつずっと下りというコース形態。重馬場で行われた2015年はテン3ハロン32秒5、芝のスプリント戦をも凌駕する超ハイペースに陥った。その分上がりは時計を要していて、ラストで頻繁にどんでん返しが起こっている。

引くことを知らないモズスーパーフレアが大外から絞りながらハナへ。ダンシングプリンスもハナは譲る気無し、全力でこれに応酬。テン3ハロン33秒台前半、下手すると32秒台もあるかもしれない超ハイペース必至。人気どころが超高速で逃げる展開で、妙味は間違いなく後方待機。前が止まったところを貫ける脚を持つ馬にフォーカスしたい。

【▲】リュウノユキナ
超ハイペースを好位追走、直線で突き放したジャニュアリーSの内容を評価。距離短縮かつ最短距離を通れる最内ゲット。久々の中央がどうかだけ。

【-】ゲンパチフォルツァ
このコースで2戦2勝も、同世代の条件クラスで時計も平凡。前付け出来てもここは付いていくだけで精一杯。

【◎】アポロビビ
終いの脚は強烈だが必ずテンで置かれるのが玉に瑕。今回は展開が最高に向くだけに、千葉Sのように上手く馬群を捌ければ突き抜けまである。

【△】ダンシングプリンス
昨年はヒロシゲゴールドに付いていき、テン3ハロン33秒2の激流で踏み止まって3着。今回もマイペースは貫けそうになく、自分との闘いになる。

【-】デュアリスト
端午S、NST賞と自らハイペースで引っ張るも直線で沈没。室町Sは番手で手堅く勝ったが時計は平凡。周りが速いここは厳しい。

【-】スマートダンディー
霜月Sは前に出していくも失速。差し構えれば巻き返せそうだが、スプリント戦は初参戦。超ハイペースに対応できるか微妙。

【-】ミッキーワイルド
霜月Sは最内で脚を溜め、直線半ばから追い出して3着。今回は全開全速のスプリント戦で追い縋るだけで終わりそう。

【-】ロイヤルパールス
今年だけで単勝万馬券を2回叩き出した穴馬。いずれも前付けからそのまま押し切る競馬。ここは前がとんでもなく速くなりそうで苦しい。

【○】オメガレインボー
武蔵野Sは実質最後方から大外一気の3着。時計勝負に対応できたのは評価。今回は一気の距離短縮だが、展開は向くし能力的にも通用していい。

【-】ヨシオ
直近の勝ち鞍は昨年のジャニュアリーS。前々走の天王山Sでコンマ4秒差まで追い込んできたが勝ち負けには至らず。ここも付いて回るだけ。

【-】メイショウテンスイ
このところは前付け出来ても詰めるところまで至らない。室町Sは初スプリント戦というより20kg増で馬体も緩かった。ただ絞れてきても厳しい。

【△】ミスズグランドオー
安芸Sは自分以外の先行勢壊滅の流れで楽に抜け出して押し切り。ただ今回はとんでもなく前が速い。付いていって脚が残っているかどうか。

【-】トウカイエトワール
NST賞は久々で行き切れず、超ハイペースを付いて回っただけで終わった。このコースで4戦3勝も負けたのは休み明けの時。重賞となると尚更厳しい。

【-】ディサーニング
中山は4戦2勝、同コースでは連勝中。ただいずれもテン3ハロンは34秒台と常識の範囲。快速馬が2頭いるここは追走だけで一杯か。

【-】ミッキーブリランテ
このところの負けは距離不足に拠るところが大きい。展開は向くにしても初ダート、走ってみないことには分からない。

【-】モズスーパーフレア
芝ではテン3ハロン32秒台で逃げ切ったこともあり、スピードは断然。大外から強引に絞ってハナも、ダンシングプリンスと競合必至で厳しい。

◎アポロビビ
○オメガレインボー
▲リュウノユキナ
△ダンシングプリンス、ミスズグランドオー
馬複5頭ボックス(10点)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?