【競馬予想Vol.198】第27回プロキオンS

今回のテーマ

京都競馬場改修工事の影響で一昨年は阪神、昨年と今年は小倉で代替施行。コース形態が似ても似つかないため、テーマ予想は無し。


トラックバイアス分析・展開予想

今週は水曜に弱い雨、金曜と土曜にまとまった量の雨が降り、日曜朝時点の含水率は4コーナー11.9%、ゴール前11.3%と砂が締まって時計が出やすい状況。前日の3歳以上2勝クラスの1,700Mで1分42秒7という速い時計が出ており、スピードが無いとしんどい。昨年と同様、メイショウウズマサが逃げる展開で時計勝負が濃厚。前に付けて残れそうな馬をチョイス。後ろから行って前がタレるのを待つような馬はNG。


全頭分析

【◎】エアアルマス

(+)短距離でも前に行けるスピードある。初の小回り&ブリンカー。
(-)距離延長&半年振りの実戦。前付けできても押し切れるか微妙。

【△】サンライズノヴァ

(+)久々のGIII参戦。相手弱化のここは自在に立ち回って勝ち負け。
(-)後ろからの競馬しか出来ない。今回仕掛け遅れると届かない。

【-】ロードレガリス

(+)捲り勝ち経験豊富。距離短縮&小回り平坦コース替わり歓迎。
(-)1年を超える休み明け。前走惨敗からどれだけ戻すか半信半疑。

【-】エブリワンブラック

(+)ダイオライト記念は捲り上げの2着。小回りコースは合っている。
(-)オープンクラスでの実績乏しい。基本的に後ろからでは厳しい。

【-】メイショウウズマサ

(+)昨年ハナ奪って3着。前走から3kg減のここもハナ奪って粘るのみ。
(-)2勝目以降はいずれも僅差。昨年3着といえど勝ち馬には離される。

【-】アンセッドヴァウ

(+)出入り激しかった平城京Sを捲り勝ち。前が止まる展開なら出番。
(-)基本的に後ろを付いて回るだけ。このメンバーでは力が足りない。

【▲】アルドーレ

(+)一昨年夏の阿蘇Sを差し切り勝ち。大敗なく安定して差し込める。
(-)詰め甘く毎回のように差し損ねる一方、勝ちに行くと差される。

【△】エクレアスパークル

(+)3コーナー進出から押し切った門司Sが好内容。前付けなら通用。
(-)ここ2戦は存在感示せず。ここで前に行けるかどうかも不透明。

【-】サクラアリュール

(+)ジワジワながら確実に追い上げる脚あり。前がやり合えば出番。
(-)スタートが遅く後ろからの競馬。ここで捲り切れるかどうか。

【-】ヒストリーメイカー

(+)重賞未勝利も好走多数。ハイペース追走から差し込む脚ある。
(-)ブリンカー付けてもズブさは変わらず。加齢による衰え感じる。

【-】トップウイナー

(+)昨年の2着馬。前走もハナは奪えており、小回りで激変注意。
(-)昨年は目黒記念からの条件一変が嵌った感。今年は出番無し。

【-】ゲンパチルシファー

(+)川田騎手で小倉で勝利あり。前走から距離短縮で粘り腰活かせる。
(-)特段スピードがあるわけではない。番手が取れないとしんどい。

【-】ユニコーンライオン

(+)芝GIで逃げて2着の脚力は断然。状態まともなら先頭で押し切る。
(-)過去ダート2戦はいずれも惨敗。ここは叩き台と考えるのが妥当。

【-】ヴェルテックス

(+)小倉は6回走って全て3着以内。今回は距離短縮で相手も軽くなる。
(-)名古屋GP勝ちで58kgは重い。久々の中央で前に行けるか怪しい。

【-】サンライズウルス

(+)ブリンカー着用後は積極性みられる。前々に付けられるなら有力。
(-)スタートはあまり上手くない。一周コースで外々追走だと苦しい。

【○】ラーゴム

(+)ダート転向2戦目、前付けで快勝。斤量も軽くなり連勝チャンス。
(-)前走は脚抜き良い馬場が向いた感。大外から前に行けるかどうか。


結論

エアアルマスは砂を被ると走らない。内枠時の成績が悪いのはこのため。しかし馬場が湿っていれば砂を被ることはない。良馬場【1・0・1・6】に対し良以外【3・0・0・0】なのはこのため。短距離でハイペース追走慣れしているし、ここは内からトップウイナーに付いていっての直線出し抜きに期待。

ラーゴムは元々芝を走っていたということもあり、パサパサより締まった砂のほうが競馬がし易い。吾妻小富士Sは後続に詰められたが、58kgを背負って前付けから勝ちに行ったもので着差以上の評価が妥当。枠が内なら軸鉄板だった。

アルドーレは不良馬場のブリリアントS(東京ダート2,100M)で2分7秒1をマーク。1,700M通過時点で1分42秒9ならここで問題無く通用する。和田騎手騎乗時は芝スタートだった仁川Sを除けば前に行けているし、差し届かずということも無さそう。

エクレアスパークルは年明けに門司Sを前々の競馬で押し切り勝ち。時計は平凡だが冬場のパサパサダートで仕方なし。ここ2走は重馬場で負けているが前に行き切れていないので参考外。栗東坂路でラスト1ハロン11秒台が出ており、行きっぷり復活なら侮れない。

サンライズノヴァは真後ろから行くという時点でかなり厳しいが、1年半ほどずっとGIを使ってきていて今回久々のGIII。JBCスプリントぐらい走れば今回のメンバーなら何でもない。ここは枠を活かした内突きに期待。外を回すようだと物理的に届かない。

◎エアアルマス
○ラーゴム
▲アルドーレ
△エクレアスパークル、サンライズノヴァ
馬複5頭ボックス(10点)

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