【競馬予想Vol.298】第41回ニュージーランドトロフィー

今回のテーマ

これといったものが見当たらなかったので省略。


トラックバイアス分析・展開予想

  • 今週は木曜から土曜にかけて弱い雨を観測した以外は概ね晴れ。日曜と水曜に散水、火曜に芝刈り実施。含水率は4コーナー12.8%、ゴール前9.6%、土曜朝時点のクッション値は9.6と良好な状態。

  • Bコース替わり直後の先週は土曜が差し優勢、日曜は前優勢。日曜は4コーナーで4番手以内にいた馬のワンツーだった。土日のマイル戦4レースはいずれも1分33秒台での決着で、時計は普通。

3回中山4日目(2023年4月2日)の芝戦決まり手一覧。
  • ペース想定:平均(58~59秒台)

  • エイシンエイトが仕掛けるが遅過ぎて行けなさそう。スタート次第でエエヤン、シャンパンカラーの逃げもあり得る。ルミノメテオールも内枠を活かして前へ。ドルチェモアは出たなりで番手追走。飛ばす馬不在で流れが落ち着き、馬場状態も良いことから前に付けた馬がそのまま残るとみる。


全頭分析

【-】ミスヨコハマ

(+)アネモネSは久々でスタート一息。前に行ければ立て直し利く。
(-)ここ2走同じ時計で走って完敗。時計面に明確な壁ありしんどい。

【○】ルミノメテオール

(+)チューリップ賞は積極策で善戦。つわぶき賞の差し切り見直す手。
(-)前走は距離の壁を感じさせる負け方。使える脚短く仕掛け所カギ。

【-】ロードディフィート

(+)前走は重たい馬場を大外ぶん回して差し切り。コース勝ち評価。
(-)前走当日は相対的に外差し全盛。時計も遅くここで再現性に欠く。

【-】サンライズジーク

(+)前走芝スタートでも普通に行き脚付く。前々で渋太い脚を使う。
(-)ダートの時計は悪くないが芝でスピード勝負になるとしんどい。

【-】エエヤン

(+)抜群の行きっぷりで連勝。前走は逆風を持ったままで突き抜ける。
(-)前走は未勝利馬が大半を占める超激弱メンバー。相手強化が課題。

【▲】シャンパンカラー

(+)京成杯は距離長くスローでキレ負け。マイルなら終いまで脚持つ。
(-)ベゴニア賞は内前の楽な競馬。今回前付けでかなり強い馬がいる。

【-】エイシンエイト

(+)常にハナ奪う意欲あり。コース追いでそこそこの時計は出ている。
(-)ここ3戦はハナ奪って大敗続き。制御効かないようだと苦しい。

【◎】ドルチェモア

(+)ハイペース先行で重賞連取。番手追走から詰める脚あり隙無し。
(-)朝日杯FS組の次走が意外と振るわず。相手に恵まれた可能性あり。

【-】オマツリオトコ

(+)ダートとはいえ実績断然。芝でも函館2歳Sで追い込んで3着あり。
(-)直線に向いてあっさり置かれた前走内容不満。速い時計に難あり。

【-】バグラダス

(+)ファルコンSは構えたのが裏目。前付けで速さ活かす競馬に期待。
(-)朝日杯FSは構えて善戦止まり。マイルで積極性出せるかどうか。

【-】ミシシッピテソーロ

(+)クイーンSは大外枠から終始外通らされる。脚溜めれば差脚妙味。
(-)前走ラスト前塞がったとはいえ負け過ぎ。馬体細化も気になる。

【-】ジョウショーホープ

(+)スプリングSは出負けして位置悪くする。スタート決めて出直し。
(-)ひいらぎ賞でシルトホルンにクビ差。相手揃うここでは苦しい。

【△】メイクアスナッチ

(+)フェアリーSは内伸び馬場で外差し善戦。溜めが効くのは好感。
(-)前走のレースレベル疑問。牡馬相手にどれだけやれるか未知数。

【△】モリアーナ

(+)クイーンCは直線外差しに賭けて僅差。中山で捲る脚活かせそう。
(-)前走は先に抜け出した2頭を交わせず。自力でどこまで迫れるか。

【-】ウンブライル

(+)楽な手応えで突き抜けたもみじSが圧巻。今回ブリンカー着用。
(-)阪神JFに引き続き前走も出遅れる。マイルだとラスト伸び悩む。

【-】シーウィザード

(+)スプリングSは出遅れて終了。距離短縮のマイルで先行力活かす。
(-)前残り展開のホープフルSで前付けして完敗。重賞では力不足。


結論

ドルチェモアは次(NHKマイルC)に向けての試走だろうが、ここは相手が弱くて前付けするだけで自動的に勝ち負け。朝日杯FS組の次走が振るわず、弱い相手に勝っただけと判断できなくもないが、皐月賞ではなくマイルで相手も弱いここなら負けても2~3着には残りそう。

ルミノメテオールは行き脚が良く、引き続き内枠を引けたのは好感。内前天国のチューリップ賞で内前に付けて4着は不満が残るが、使える脚が短いので阪神外回りから中山に替わるのはプラス。つわぶき賞でモズメイメイやユリーシャらを差し切るだけの脚力があるだけに引き続き期待したい。

シャンパンカラーはデビュー戦が出たなりの位置で競馬を進めての外差し、2戦目も馬なりでハナに立って先頭で溜めての逃げ差し。外から併せてきたヒップホップソウル(フラワーC2着)は全力追いで、それをほぼ馬なりであしらったのは間違いなく強い。京成杯はドスローかつ外伸び馬場で、内前先行ではしんどかった。マイルかつ速い馬場なら変われる。

モリアーナは勝負どころで捲り気味に上がっていけるので中山は合いそう。コスモス賞でドゥアイズを下し、クイーンCでもドゥアイズにハナ差でウンブライルにも先着。外枠で追走を強いられそうなのが気になるが、捲り差しで勝ち負けに加われそう。

メイクアスナッチは一介のスピード馬ではなく、距離延長のフェアリーSは後方で溜めを効かせて差す競馬でキタウイングにアタマ差。メンバーレベルが微妙だが、内が残る馬場で外から差してきて僅差は評価して良い。ただ今回も外差しで間に合うかどうかといったところ。

◎ドルチェモア
○ルミノメテオール
▲シャンパンカラー
△モリアーナ、メイクアスナッチ
馬複◎流し(4点)、3連複◎1頭軸流し(6点)

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