【競馬予想Vol.55】第28回平安S

京都競馬場の改装工事に伴い、中京競馬場で代替施行。京都で行われた過去の結果は参考にならない。中京ダート1,900Mの攻略法なんて知らないよ~。

2021平安S同年中京ダート1,900M上位馬脚質・ラップ一覧

上表は先週までに行われた今年の中京ダート1,900Mの時計順上位馬脚質とラップの一覧。パッと見た感じでは先行勢が優勢。24レース中19レースで4コーナーで4番手以内に付けていた馬が勝っている。前付けジャスティスで良さそう。

2021平安S2020年中京ダート1,900M上位馬脚質・ラップ一覧

ちなみに昨年1年間の中京ダート1,900Mの時計順上位馬脚質とラップの一覧をみると、昨年は差しのほうが強かった。

2021平安S2020年以降中京ダート1,900M種牡馬別成績一覧

2020年以降先週までの中京ダート1,900M種牡馬別成績(1勝以上)をみると、ハーツクライ系の種牡馬(ジャスタウェイ、ハーツクライ、ウインバリアシオン)が上位に名を連ねている。ジャスタウェイとハーツクライの3勝はいずれも違う馬が勝っているが、ウインバリアシオンの3勝はいずれもドスハーツ。

2021平安S2020年以降中京ダート1,900M騎手別成績一覧

最後に2020年以降先週までの中京ダート1,900M騎手別成績(1勝以上または2連対以上)をみると、幸騎手と岩田望来騎手がそれぞれ5勝、単勝回収値も高い値を示している。人気どころの騎手で上表に名前が無い川田騎手は延べ4回騎乗して【0・0・1・3】、今年2月6日のアルデバランS(OP)でマイネルユキツバキ(7番人気)に騎乗して3着、昨年のシリウスS(GIII)はダノンスプレンダー(3番人気)に騎乗して4着だった。

明確な逃げ馬不在で、内からケンシンコウとペオースが行くところへ大外のアメリカンシードが出を窺う展開。オーヴェルニュ、マスターフェンサーがこれらの後に続く。競り合いまでは発展しそうになく前々で押し切り濃厚のように思える一方、人気どころが総じて前ということで、2~3着には人気薄の差しを含めておきたい。

◎アメリカンシードを懲りずに狙う。マーチSは他に先制されて付いて行かされる展開。道中砂を被って嫌がり、落鉄も重なって直線に向いて沈没。今回は被される心配の無い大外枠、重以上の時計が出る馬場ならマイペースで押し込めそう。

○オーヴェルニュはハイペース前崩れの東海Sを前付けで勝利した後、中3週でフェブラリーSに参戦。馬体重16kg減で外枠では万に一つの勝ち目も無かった。ダート重馬場以上で【2・2・0・0】、ローカル場の前付けレースなら普通に巻き返してきそうだが、58kgが気になるので若干割り引く。

▲ロードブレスはアンタレスSで道中前が窮屈になる場面がありながら、後方外から脚を伸ばして3着。交流重賞巡りで着実に力を付けてきている。本来前付けをしてきた馬なので立ち回りは自在。前走同様の力強い伸び脚に期待したい。

△ドスハーツはこのコースで追い込んで3勝というのは異色。このコースでハーツクライ系種牡馬が活躍しているのはこの息の長い脚がコース形態とマッチしているからだと思う。格下とはいえ人気が無いので押さえておく。

△マスターフェンサーはこのところずっと長い距離を走っていて、距離短縮で先行なら粘りが増しそう。ただこの馬も58kgが初めてで、時計勝負になった時に不安が残る。

△マルシュロレーヌは中団付けから4コーナーで上がっていくスタイルで、JBCレディスクラシックはその戦法で前の馬に先に抜けられて敗退。今回は中央で牡馬相手、普段より前に付けないと勝つのは難しそう。

△スワーヴアラミスはマーチSでゲート入りからゴネまくり、スタートから出鞭を入れても進まず。ただ直線は手応えが悪いながら頑張っていた。中6~8週【2・0・1・1】、叩き2戦目【1・1・1・1】、前走より1.5kg減、初勝利は松田騎手鞍上でこのコース。絞れて一変に期待。

◎アメリカンシード
○オーヴェルニュ
▲ロードブレス
△ドスハーツ、マスターフェンサー、マルシュロレーヌ、スワーヴアラミス
3連複◎1頭軸流し(15点)

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