【競馬予想Vol.226】第73回毎日王冠

今回のテーマ

コレといったものが見当たらなかったため省略。

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トラックバイアス分析・展開予想

開幕初日は逃げ差し自在。ハイペース縦長で前残り、スロー一団で差し台頭というある意味展開に忠実なレースばかりだった。トラックバイアスはフラット、時計も特段速いということもない。日曜はレースの時間帯から降雨の予報が出ているが、本降りになるのは夕方以降になりそうなだけに良馬場を想定。小倉日経OPで大逃げの味を覚えたレッドベルオーブが最内枠から思い切って行きそう。レッドベルオーブは直線293Mの小倉から525Mの東京に替わって勝手に止まり、他9頭による差し比べ。外差しに注目したい。

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全頭分析

【－】レッドベルオーブ

（＋）小倉日経OPは大逃げに持ち込んで居残り。ここも行き脚全開。
（－）ここは一息で押し切るには直線距離長い。同様の作戦では苦しい。

【▲】ノースブリッジ

（＋）エプソムCは番手で折り合って重賞初制覇。操縦性アップは好感。
（－）前走は重馬場がアシストした感。今回は開幕週馬場で相手も強化。

【△】サリオス

（＋）一昨年は番手抜け出しで楽勝。今回はそれ以来となる格落ち戦。
（－）外国人騎手が乗らないとイマイチ。松山騎手騎乗時は3戦全敗。

【○】ダノンザキッド

（＋）関屋記念は控えた者負けの3着。今回は東スポ杯2歳S快勝の舞台。
（－）手前変換下手で左回り時は内にモタれる。相手も強くなり微妙。

【－】レイパパレ

（＋）前走はスタート直後落馬寸前でリズム崩す。一息入れて出直し。
（－）昨年の大阪杯以降7戦して未勝利。勝ち切るまでの勢いを欠く。

【－】ポタジェ

（＋）大阪杯は前付けで前年の覇者レイパパレを撃破。少頭数は歓迎。
（－）昨年はラストジリ脚発動で3着。純粋な決め手比べだと見劣る。

【△】キングストンボーイ

（＋）関越Sはスタート出負け＆直線前が壁から僅差2着。決め手強力。
（－）スタートがイマイチ、行き脚も弱く後ろに置かれやすいのが難点。

【－】キングオブコージ

（＋）宝塚記念は内前高速馬場で出る幕無し。実績ある東京で幾分マシ。
（－）基本的に後ろからの馬。距離も短く今回も付いて回るだけが濃厚。

【◎】ジャスティンカフェ

（＋）エプソムCは外伸び馬場で内を突いて4着。綺麗な馬場で見直し。
（－）GI馬が顔を揃える中で格落ち感は否めず。適性だけでは厳しいか。

【－】ハッピーアワー

（＋）近走不発も後方一気で一発の魅力あり。前が止まるようなら出番。
（－）出遅れがデフォルト。おそらく現役馬の中で一番スタートが下手。

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結論

ジャスティンカフェは重馬場のエプソムCで伸びない内を通った時点で大敗確定だったが、意外に頑張ってコンマ1秒差。前々走・湘南Sの勝ち時計1分32秒3は同日のNHKマイルCと同じで、翌週のヴィクトリアマイルともコンマ1秒遅いだけの好時計。軽い馬場で末脚全開。常に真後ろからしか行ってくれない横山典弘騎手から福永騎手に替えてくれたここは狙い時。

ダノンザキッドは今年3戦が消化不良の内容。中山記念は外枠から出遅れて位置が取れず強制終了、安田記念は直線先に抜けて完全に勝ちパターンだったが逆手前で内に入っていって負け。関屋記念は行ったもの勝ちで後ろから行って負け。速い上がりを繰り出せるのである程度前なら戦える。頼むからまともに走ってほしい。まともに走って負けたら諦める。

ノースブリッジは掛かるので追走より単騎逃げが望ましいが、今回はレッドベルオーブを行かせて実質単騎逃げの形が叶いそう。速い上がりと速い時計が課題になるが、そういう機会に恵まれなかっただけという見方も出来なくもない。ここは岩田康誠騎手に「1週間でこんなに変わるのかというくらい馬が変わった」と言わしめる成長力に賭けてみたい。

サリオスは一昨年のこのレースを3馬身差で制すなど、東京で【3・1・1・1】の好相性。しかし外国人騎手騎乗時【3・2・2・1】に対して日本人騎手騎乗時【1・0・0・4】と偏りがあり、今回騎乗の松山騎手とは3戦全敗と結果が出ていない。これで1番人気なら正直飛ぶほうに期待したくなるが、東京とマイル～1,800Mの実績と上がりの速さから切るのも忍びない。

キングストンボーイは良馬場に限れば【2・2・0・1】、唯一落とした共同通信杯（4着）は勝ち馬が皐月賞＆天皇賞秋制覇、3着馬がダービー馬で負けて当然。関越Sは直線で前が詰まりながらも外に持ち出してハナ差2着。今回は10頭立てで前が詰まる心配は皆無。レッドベルオーブ以外の9頭が一団なら出番が回ってくるはず。

◎ジャスティンカフェ
○ダノンザキッド
▲ノースブリッジ
△サリオス、キングストンボーイ
馬複◎流し（4点）、3連複◎1頭軸流し（6点）