【競馬予想Vol.23】第28回チューリップ賞

'18年よりGIIに昇格した桜花賞への重要ステップレース。有力馬の始動戦として選ばれることが多く、前走阪神ジュベナイルフィリーズ出走組が幅を利かせている。

2021チューリップ賞過去10年前走クラス別成績

過去10年における前走クラス別成績を見れば一目瞭然。前走GI(阪神ジュベナイルフィリーズ)出走組はベタ買いで単勝回収値460円、複勝回収値155円。メイケイエールは一本被りで美味しくないが買わざるを得ない。

2021チューリップ賞過去10年脚質別成績

過去10年における脚質別成績をみると前も後ろもほぼイーブンだが、速い上がりを繰り出した者勝ちの傾向がみられる。速い上がりを繰り出して勝ち負けしたことのある馬に注目してみたい。

今回の出走メンバーの自身上がり最速をマークしたレースとその時の上がり3ハロン・全体順位、上がり3ハロン最速回数をまとめてみる。

メイケイエール・・・阪神ジュベナイルフィリーズ4着(34秒0・5位)、1回
ストゥーティ・・・こうやまき賞3着(33秒8・4位タイ)、0回
レアシャンパーニュ・・・こぶし賞3着(34秒3・3位)、0回
シャーレイポピー・・・未勝利1着(34秒2・1位)、2回
エリザベスタワー・・・新馬1着(33秒6・1位)、1回
エイシンピクセル・・・新馬1着(33秒8・1位)、1回
タイニーロマンス・・・春菜賞2着(33秒6・3位)、0回
テンハッピーローズ・・・アルテミスS3着(33秒9・4位タイ)、0回
シャドウエリス・・・新馬2着(34秒5・1位)、2回
マリーナ・・・未勝利4着(35秒0・8位タイ)、1回
バリコノユメ・・・白梅賞4着(34秒8・1位)、1回
タガノディアーナ・・・つばき賞2着(33秒6・2位)、4回

上がり3ハロン最速を複数回マークしている馬は3頭いる。その中でもタガノディアーナはデビューから4戦続けて上がり3ハロン最速をマークし、前走も内前バイアスを外から差してきて僅差の2着。

明確な逃げ馬不在。前走出遅れたシャーレイポピー、前走ハイペースを先行したエイシンピクセルのいずれかがハナ。1,000M通過は例年通りの59~60秒ぐらいを想定。展開からの有利不利は無さそうで、例年通りの速い上がり勝負か。

◎メイケイエールは前走からクロス鼻革を付けているが、今週のCWでの最終追いでも首を何度も上げてバカついていて、抑えが効いているとは言い難い。ただその前走・阪神ジュベナイルフィリーズは大外枠+出遅れ、道中掛かって終了かと思いきや勝ち負けまでに持ってきた。ピンかパーか。

○ストゥーティは前走・菜の花賞で後方から大外を回して突っ込んできたが、先に抜け出した2頭に届かずの3着。コンスタントに上がり3ハロン33~34秒台の脚が使えているし、内を立ち回る競馬で前進可能。母リラヴァティはこのレースの3着馬。

▲テンハッピーローズの前走・フェアリーSは好スタートを決めたことで逆に行きたがってしまい、早めに動かざるを得なくなってラストガス欠。サフラン賞(2着)、アルテミスS(3着)の内容を見る限り、溜めが効けば決め手は確か。末脚で勝負したい馬だけに外回りコース替わりは歓迎。

△タガノディアーナの前走はトラックバイアスを加味すると勝ちに等しい内容。少頭数の大外枠というシチュエーションは前走と一緒、中1週の厳しいローテも経験済み(未勝利勝ち)。マイルだと速さ負けの懸念が残るものの、速い上がりを繰り出した者勝ちのレース傾向から推したい。

☆シャーレイポピーの前走・紅梅Sは出遅れて後ろを付いて回っただけだが、テン3ハロン33秒5の激烈ペースを経験した後で、逃げて上がり最速をマークして圧勝した阪神マイルに戻る今回は普通に買い。祖母にジャングルポケット産駒でこのレースで2着したトールポピーがいる。

◎メイケイエール
○ストゥーティ
▲テンハッピーローズ
△タガノディアーナ
☆シャーレイポピー
馬複◎流し(4点)、ワイド☆流し(4点)、3連複5頭ボックス(10点)

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