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FUJI ROCK2023に参戦したら、鎖骨を骨折した話 準備編

タイトルの内容が全てなのですが(笑)今年のFUJI ROCKに家族で、しかも人生で初めて行ってきました。
鎖骨が折れた経緯もですが、怪我をしない為の注意点だったり、何より小さい子ども連れの音楽フェス、しかもキャンプインというなかなかのハードルの体験をしたので、何かのお役に立てるかもと筆を執った次第です。

今年から各地でフェス等のイベントも開催されていると思いますので、子連れフェスに行きたいけど色々と心配…という方は是非参考にしてみて下さい。

それでは、どうぞ!


我が家のスペック


前提として、2023年時点の我が家のスペックは
私(父) 40歳 マラソンが趣味(20km程度は走れる)
妻 39歳 食べるのが大好き 参戦10日前頃から背中を痛める(次男の抱っこ由来)
長男 小学2年生 サッカー大好き メンタル弱め
長女 年中 ゆるふわマイペースちゃん
次男 2歳8ヶ月 癇癪大魔王くん

元々夫婦二人で山登りやキャンプはしていましたが、長男が生まれてからは一時中断、長女が生まれて落ち着いた頃からまたアウトドア熱が再燃し、年間6回程度は家族でキャンプをするように。
比較的家族全員キャンプやアウトドアには慣れている状態で、満を持してのFUJI ROCK参戦!という感じでございます。

FUJI ROCK2023への参戦スケジュール


FUJI ROCK2023は7/27日(木)の前夜祭から始まり、28日(金)、29日(土)、30日(日)の計4日間。
家族皆が大好きなVaundyが我が家の最大の目的だったので、29日のチケットのみを購入。そしてライブが20時〜21時で日帰りは不可能と判断し、そのままキャンプで1泊し30日に帰る想定でキャンプチケットも購入しました。

更に前日になって1泊しか出来ないと思っていたキャンプチケットが「買ってしまえば期間中有効」という言葉をようやく理解し(笑)
28日(金)の仕事を早めに切り上げて前泊キャンプもする事に。

こうして決まった2泊3日のFUJI ROCKキャンプ。期待と不安を抱えながらの初めての子連れフェスを迎えたのでした。

情報収集と事前準備


ネットで色んな情報を集め、出来る限り準備をしました。

情報はあるものの実際どうなのか分からず、特に心配だったのは
①日中の暑さ
②突然の豪雨
③昼夜の寒暖差
④移動による疲労
⑤ライブ:大きい音と人混み
⑥食事
⑦虫:蚊、アブ、ブヨ
細かい事は他にもあるのですが、この辺が対策できずにお目当てのVaundyのライブが聴けない!という本末転倒な結果はどうしても避けたかったのです。

①日中の暑さ


連日30℃を超えるという予報が出ておりましたが、在住の新潟市内よりは常に2〜3℃低いという感じでした。
まぁでも暑いよねという事で、FUJI ROCK会場内にある川遊びスペースで遊ぶことを想定して水着も用意。
実際に行ってみて
やはり駐車場など移動時は特に屋根がなく直射日光が当たるとやっぱり暑くて厳しいので、帽子等の基本的な日射対策は必須。
ただそもそも会場の標高が高く吹き抜ける風は涼しいです。
ライブスペース以外の会場内には木も多く、メインの道の左右には木陰で休めるスペースもそこそこありますので、無理せずちょこちょこ休むのが吉。
特に小さな子連れの場合は移動に時間かかりますので、ライブスケジュールをかなりゆる〜くしておいたほうがイライラしなくて済みます(笑)
あと、川遊びスペースは時間によっては芋洗い状態でかなり混んでます!

②突然の豪雨


FUJI ROCKといえば雨、そんなイメージもあるくらい必ず期間中は雨が降ると想定して、全員分の雨具をしっかり用意して持参しました。
我が家はKiuという雨具メーカーでセール品などもチェックしながら不足分を購入。
実際に行ってみて
有り難い事に今年は全く雨が降らずに雨具の出番はなし。また、夜間の防寒具としても特に使用しませんでした。

③昼夜の寒暖差


高原だから夜は思いの外冷えるぞ!という事で全員分の長袖を持参。寝る時はテントを閉め切れば何とかなるかなと思い、家で使ってるブランケット程度を持参。
実際に行ってみて
日中は30℃、夜間は20℃と10℃近い寒暖差があり、夜は動いていないと半袖は流石に寒く感じます。テントは通気口も閉め切り、ブランケットに包まってギリ寝れるくらい寒かったです(笑)
余裕があれば寝袋や寝間着として上下のトレーナーがあると安心かもしれません。

④移動による疲労


全長4kmという会場を移動するだけで大変なのに、子連れの為色々と持ち物も増えます。また、会場に入ったらキャンプサイトには戻らない(というか距離的に無理!)と決めていたので、休憩用の折り畳みイスを全員分、飲み物、ソフトタイプのクーラーケースに凍らせたゼリー飲料、着替え等全てをリュック2つではとても無理と判断し、手持ちのキャリーカートを持参する事に。FIELDOORのこんなやつを数年前に購入していました。
後ほど詳しく書きますが、このキャリーカートなしでは今回のFUJI ROCKは乗り切れませんでした。
実際に行ってみて
まず駐車場がどこに取れたか、というのも大きく関わってきますが、我が家は駐車場からキャンプサイトの入口まで1.6km徒歩23分、そこからキャンプサイトに入り実際にテントを張れたGサイトの下の方まで坂道を15分ほど登りました。(しかも張れる所を探しながらなので時間かかる)
キャンプ道具もあるので、この時が一番荷物も多く満載状態です。しかも途中かなり急な坂道も多く、ギリギリすれ違える程度の道も狭いです。
この時我が家の長男が張り切ってカートを押してくれたので、思いの外助かりました。妻は下の子二人と歩くので、正直一人でカートを引っ張る状態だともっとしんどかったし時間もかかりました。
無理してでも前泊キャンプにして正解だったのは、テントの設営まで終えて朝を迎えられるのでフェス当日の朝から元気に会場入りできる事です。
もし当日の早朝に家を出てキャンプサイトにテントを張り、そこからようやく会場入りだった場合、早くてもお昼頃になるでしょうし親が既にこの時点で疲労困憊の可能性が高い。
そして会場入りしてからも上記の荷物をキャリーカートに積み込み常に引っ張るのは大変だし邪魔になることもありますが、子供が疲れた時に乗ってもらえば抱っこしなくて済むし、下の子二人が途中力尽きて昼寝した際にもカートの中で寝てもらったり、ライブ終わりで大混雑の中既に寝ている子供を乗せたまま移動出来るので、ほんっっっとうにキャリーカートがあって良かったです。
小さい子連れFUJI ROCKには必須と言っても過言ではありません!
それと、当然ですが親も体力はある程度鍛えておいたほうが良いです。流石に妻も途中で疲れ果てて子供と一緒にイスで昼寝してました。

⑤ライブ:大きい音と人混み


小さな子供には特にライブでの大音量が宜しくない、という事だったので、アマゾンで3人分のイヤーマフを購入して持参しました。
リスラ イヤーマフ
また、流石にステージ近くでは人混みが酷く絶対無理だと思っていたので、後ろの方でイスに座りながらまぁ聴こえればいいよね〜くらいに想定していました。
実際に行ってみて
肝心のライブ中ですが、大音量にも関わらず子供達はほぼイヤーマフ着けませんでした(笑)
本当は着けた方が良いんでしょうけどね…
また、ステージの上部には大きなスクリーンがありライブ中はカメラで映してくれるので、遠くからでも結構見れます。が、Vaundyに限ってはこの「スクリーンに映す」事をしない、と有名らしく、この日もスクリーンは使わずにライブを行っていました。
我々は前方のスタンディングスペースのギリギリ後ろの座ってもいいスペース(結局、人が多すぎてオールスタンディングでしたが💦)に陣取ると、早い段階で徐々に人混みに。
ライブが始まってからはキャリーカートの中に長女と次男が入り、長男はそのままだと全くステージが見えなかったのですがキャリーカートの骨組みに足をかけて屋根に掴まって登ると、ちょうど大人くらいの目線になってステージ上の歌っているVaundyも目視出来て、楽しめたようです。
結果、妻も私も生のVaundyライブを楽しめました!
キャリーカートが無かったら子供達は何にも見えないし、疲れた〜とか帰りたい〜とかグズってライブを楽しめなかったかも知れませんね。

⑥食事


基本的に現地の会場内で買う事になります。
キャンプサイト内では個々に火の使用は禁止されていますが、入口広場の一部に煮炊き出来ますよエリアが設けてあるので、持参したキャンパーの方はその場所まで来れば煮炊き可能です。
普段のキャンプでは食材をクーラーBOXで持ち込むのですが、30℃を超える連泊ですしそもそも煮炊きエリアからテントが遠すぎるので不可能と判断し、次の日の朝食だけ簡単な物を持ち込みました。
後は会場で何とかなるやろ…という感じでした。
実際の食事事情
28日(金)の夜は向かう車の中で簡単に済ませる

29日(土)朝食:持参したパンをテントで
昼食:ドラゴンドラで登るDAY DREAMING内のレストランアルムで冷やしラーメンやフライドポテトなど(11時半頃、待ち時間は15分程度)
夕食:AVALON Field内でぐるぐるソーセージやカレーなど(16時頃、各店によるが25分程度)

30日(日)朝食:諸事情で駐車場まで行ったついでに、会場外の苗場おみやげプリンセスでおにぎりを購入し、テントで

予想通り、お腹空いたらパッと買ってすぐ食べる、というのは基本的に無理です。
特に我慢出来ない子連れの場合は何か保存が効く食べ物やゼリーを凍らせて持っていく等の配慮があると安心です。
エリアによるかもですが、お昼過ぎてからはところ天国のお店はどこも長蛇の列で、多分時間帯に関わらず30分は待ちます。

炎天下の中並ぶのもキツイですし、早め早めに用意しておくのが安心ですね!
ちなみに飲み物は給水ポイントもポツポツあるので、水筒さえあればこまめの給水で何とかなります。

⑦虫:蚊、アブ、ブヨ


山ですから、普段のキャンプと同等の虫除け対策をして行きました。スプレーとか電池的なやつとかポイズンリムーバーも一応持参しました。
実際に行ってみて
思ったよりも虫は少なく、むしろ初日に車から荷下ろしをしている夕方にブヨに何ヶ所かやられました。
いない、という事ではないので、一般的な虫除け対策はやはり必要ですし、毛虫や蜂に刺されたりする可能性もありますので刺された場合の対策もしておくと安心でしょう。

さて、ここまでで大変長くなってしまったので、実際の当日の様子とか、骨折した時の様子などを次回にまとめてみます!

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