Kindred

 ときどき、「わたしこの人好きだ」と思うような人に出会うことはありませんか。その「好き」とは恋愛感情とかではなくて、その人のもつ柔らかさとか、安心できる感覚とか、価値観を共有できる感覚とかそういった類のものです。アンでいう「同類(kindred)」、「ヨセフを知っている一族」です。

 まさに今日、その感覚を感じました。

 仕事で受けた研修の講師の方で、佇まいや表情に柔らかさを、選ぶ言葉に優しさを感じました。研修講師だからそうなんじゃないかとも思われるかもしれませんが、なんというか、仕事でやってるとか、練習したからできるようになったとかではありません。あくまで個人的な感覚の話なので本当のところは分かりませんが。

 「あ、この人同類だ。」と感じるとお話をしたくなります。普段なら人見知りなので、できる限り人と話さなくてすむようにと思っているのに。ただ今回は「同類」、勇気を振り絞って、研修終了後に話しかけて、研修よかったやら、大学時代の話やら、のお話をして、楽しい時間を過ごせました。

 社会人になって、これまでの仲間たちとは散り散りになって、新たな仲間、それもできれば同類を見つけたいのですが、そう簡単に出会えるものではありません。

 だから、ふとこんな機会があると、とても嬉しいですね。アンが好きな同類に出会いたいところです。

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