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茹だる熱のなか くらむからだ 頸筋に ひとすじ 冷やかな鈴音 境の意識ふるわす 夏のしらべ
熱されたアスファルトの匂いが簾をくぐりぬけ 蝉のワンマンライブは扇風機に吸い込まれる 泣く…
肉体のない機械的な歌声に宿る熱が僕の鼓膜をノックして プログラムされていないはずの感情す…
眩しいほどひかる画面に並ぶ無機質な文字 一喜一憂するかれらを横目にため息ひとつ わたしも「…
なんだか長くなる誓いは、神様ではなく目の前のあなたに捧げる 愛とかいうかたちがなければ図…
理由をつけないと明日を生きることができないなんて、 エゴイストにもほどがある。 この身のす…
あなたとわたしの 逢瀬をむすぶ 春にしな垂れた彼女はいつも 素知らぬ瞳で 艶やかに嗤う