サラリーマンの悩み道場【目的と目標】
サラリーマンを長いことやっていると様々な悩みに直面します。
その長いサラリーマン人生の中で直面した悩みは、これからサラリーマンをやろうとしている人たちにとっても共通なことが沢山あると思います。
そこで、私が体験してきたサラリーマンの悩みとそれに対する考え方を紹介することで少しは助けになるかも知れませんので参考にしてみて下さいね。
今回はサラリーマンの悩み「目的と目標」についてです。
サラリーマンになるとよく聞くのが目的という言葉と目標という言葉です。これって大事な事なのはわかりますが、この二つがどう違うのかわかりますか?
私は若い頃はよくわかりませんでした。そして、上司からこの仕事の目的はなんだ?目標は?と聞かれ、多分チンプンカンプンな答えを言っていたと思います。
これってサラリーマンでは無くても人生において必ず壁にあたる言葉で自分では目的と思っているものが目標であったり、目標と思っていた物が目的だったりと言葉の定義をよく理解しないで生きていくといわゆる無駄が多くなります。
当時目的と目標を理解するために先輩によく聞かされた話の一つがレンガ積みの話です。聞いたことがある人もいるとは思いますが、これは有名なイソップ童話の中の「3人のレンガ職人」という話です。
この話では旅人が3人のレンガ積みをしている男たちと出会い、それぞれに「何をしているのか?」と尋ねます。
1人目は「レンガを積まされている」と答え、2人目は「家族を養うために働いている」、そして、3人目は「歴史に残る偉大な大聖堂を造っているんだ」と答えたそうです。
この3人の男たちはそれぞれの目標はレンガを積むことと同じだが、目的は違ったのです。そして、先輩にこの意味がわかるか?と質問をされたのです。これがどういうことかわかりますか?
その答えは、1人目は目的を持っていない、2人目は生活費を稼ぐこと、3人目は歴史的な事業に関わることで世の中に貢献することとなるのです。しかし、目標はいつまでに何個レンガを積むとか、いつまでに仕上げるということになるのです。
と今ならこのように整理してみるとわかった気がしますが、当時は何がどう違うのか全くわからず悩みの種だったのですが、皆さんはいかがですか?
整理すると目的とは簡単に言うと方向を示します。仕事であれば実現させようとしている事柄だったり、行っている行動の狙いや目当てと解説されます。要は「なんの為に」にあたります。
そして、目標は目的が抽象的なものであるのと違い、より具体的なもので、目的に行き着くように目印とするものとなります。また、目的に向かって行動を進めるにあたっての実現、達成を目指すべき水準を示します。もっと簡単にいうとゴールまでの通過地点と考えればわかりやすいと思います。
このことがわかると仕事をするときに、この仕事の目的は何?そのために目標はどうすればいいの?といったことを普通に考えられるようになるのです。
特にマネージャーになったら目的と目標がきちんと理解できていないと何のために仕事をするのか定義できず、配下スタッフがやらされ感満載となってしまうので気をつけてくださいね。
今日のところはここまでで終わりにします。
本日も最後までお読み頂き誠にありがとうございます。
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