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なにわ大阪の芸術文化を守り続ける老舗

明治八年、大阪会議の舞台となった老舗料亭「花外楼」。その所有する数々の名品の中から数点を、超高精細デジタル技術を用いて街に持ち出し、展示会を開催しました。会場はSTEP(社会的信頼システム創生センター)の研究拠点「リサーチアトリエ」です。

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トップの写真は、深田直城作「魚介図」です。下は会場に掲示した紹介文。

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会場には、『花のそとー大阪維新秘話』(花外楼三代目女将・徳光孝著)に登場する人物間の「つながり」を「共起ネットワーク分析」という手法を用いて、分析したものを掲示しました。

線で結ばれた登場人物は、『花のそと』の同じ場面で登場しています。大きな円は、その人物の登場回数が多いことを意味しています。また、ピンク色の円は、「媒介中心性」の高さを表わしています。つまり、他の多くの人と人を結ぶ経路上にある人物であることを表わしています。

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花外楼が190周年を迎えるにあたり、再版された「花のそと」。表紙絵は、大阪画壇を代表する画家、菅楯彦の作です。

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壁にはデジタル化した画像から作成したレプリカを展示。また、会場内に設置したモニターでは、来場者が自分でタッチパネルを操作しながら、作品を自由に拡大して鑑賞することができるようにしました。

「祝うてエール」のラベルとなった中川和堂作「天神祭り」も展示しました。

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当時のチラシです。

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