令和5年司法試験予備試験 論文式試験 お気持ち


自分自身で思ったことや指摘されたことをまとめてみました

憲法
多分良い点
・結果的に比較衡量を用いた判例に近い書き方になった
・事実解明の必要性(社会的影響度、民事訴訟である事、秘密保持契約の妥当性)、取材行為の違法性と当てはめ、報道取材への該当性といった対立軸は書けた
悪い点
・事実認定が薄い
・職業上の秘密への該当性を書いていない

行政法
多分良い点
・設問2は裁量の規範と認定、そして事実認定をしっかりしたつもり
・設問1(2)も事実認定はしっかりした
悪い点
・設問1(1)の原告適格が時間不足で適当になった
・設問1(2)の訴えの利益の定義が、それらしいが適当

刑法
多分良い点
・死者の占有、不法領得の意思、危険の現実化における事実認定はしっかりしたつもり
悪い点
・因果関係の錯誤の論証が適当
・遅れた構成要件という単語がでてない
・窃盗と占有離脱物横領罪の錯誤を記載する
・監禁の保護法益が曖昧

刑訴
多分良い点
・事件単位、公訴事実の同一性、逮捕前置主義と例外は書けた
・再逮捕再勾留も事実認定はしっかりしたつもり

悪い点
・設問1で流れがおかしくなった
・全体的に論証が曖昧、再逮捕再勾留の規範も少し間違えた
・既に長期間拘束されてたことも記載できればなお良かった

知財
多分良い点
・職務発明該当性や先使用権の準備の検討はしっかり行った
・無効の抗弁における主張適格(というのか知らんけど)は書けた
・35条3項を引用出来た
・設問2(2)と(3)は対比させながら書けた
悪い点
・先使用権の同一性を完全に抜かした
不明点
・設問2(3)で一機関について言及したのは良かったのか?
・設問1(1)で共同出願のみならず冒認出願も無効事由として書けば良かった?

民事実務
多分良い点
・準備書面は形式面で崩れず、また事実認定をしっかり行って自己の主張を丁寧に書けた
・法定追認は書けた
悪い点
・無知および書き忘れが原因でその他の小問がボロボロ

刑事実務
多分良い点
・設問1(1)、設問2、設問3はしっかり書けた
悪い点
・設問4ほぼ白紙、設問1(2)お気持ち表明

民法
多分良い点
・あえていうなら即時取得と表見代理の問題には気づけた
悪い点
・原始的不能をそもそも知らなかったので、95条やら634条やら書いたが、実質的な白紙
・占有改定を指図移転と読み間違えた

民訴
多分良い点
・再訴禁止を想起して、訴えの利益に関する事実認定は行えた
・制限的既判力についてしっかり書けた。また取り得る方法の比較も出来た
悪い点
・訴えの交換的変更の性質に関する議論がない
・前提となる再審および意思表示の適用を書いてない

商法
多分良い点
・取り敢えず取消事由×2および裁量棄却該当性+無効事由×3およびその当否はほぼ書けた
・事実認定もまあまあ
・取締役の人数に関する定款と絡めた問題提起はできた
悪い点
・無効事由の前提となる差止該当性を抜かした
・全体的に論証規範が曖昧(無効事由該当性など)

形式面
多分良い点
・何もない
悪い点
・ナンバリングがクソ
・主張反論に拘りすぎた
不明点
・字読めるかな?

総括
・酷い筋外しは(民法設問1ぐらいで)あんまりないと信じたい
・定量的には割と書けてるかな
・勉強時間が足りてない上片手間だからか、全体的に曖昧
・実務系の細かい基礎知識がなさすぎる
・お願いだから3桁順位にのりたい・・・(第三者予想1000位以下)
・来年に向けて、個々の論証規範をより正確に理解し、また実務対策で細かい基礎知識を拡充する
・上位答案読んで形式をなんとかせい

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