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残念ですが、 メンテフリーは神話です

※2022年9月8日に配信したメルマガのバックナンバーです

『効率的な太陽光パネル点検のはじめ方』vol.2

琵琶湖のほとりから
from 藤本 秀樹

こんにちは
アイテスの藤本です。

皆さんは実際に太陽光パネルが
どれぐらい故障しているのかご存知でしょうか?

アイテスでは
ソラメンテの販売と並行して、
北は北海道から南は九州まで、
低圧・高圧含め全国200箇所以上の発電所で
出張デモ測定を実施してまいりました。

2014年から2017年の3年間のデモ測定で
検出した故障パネルは累計約1,000枚にも上ります。

上の円グラフは検出した約1,000枚の故障パネルを
発電所の稼働年数別に集計したものです。

※ガラス割れなど目視で発見できる物理的な故障ではなく、
 電気的測定でしか見つけられない故障を集計しています

あくまでアイテスが訪問した発電所での結果を集計するとこうなったというグラフであり、
稼働年数ごとの故障の傾向を示すグラフではありません。

このグラフでお分かりいただきたいことは、
竣工前、稼働1~2年の経年の浅い発電所でも
パネルの故障は発生する
ということです。

連系前の竣工検査で見つかる故障パネルは、
一般的に初期不良だと考えられます。

では、稼働後1年で発見される故障パネルは
どのような理由が考えられるでしょうか?

実は竣工時の検査で見逃した故障が
1年目の点検で見つかっている
ケースがほとんどです。
竣工検査で電圧だけに注目して検査をすると
どうしてもパネル内部の電極などの故障を見逃しがちになります。
 
さて、2年目3年目になると
経年劣化による故障も多くなってきます。

後日お話ししていきますが、
太陽光パネルの内部は電子部品と同じです。
そして過酷な自然環境下で発電するため
内部の電極には大きなストレスが加わります。
これにより電極部分の経年劣化が進んで行きます。
 
こういった現状はまだまだ知られていません。
故障を放置すると
発電量の低下はもちろんですが
火災事故に繋がる可能性もあります。
 
故障を速やかに見つけるためには、
弊社ソラメンテをはじめとして、
太陽光パネル専用測定器を使う必要があります。
 
次回はこの故障がどういった故障なのかを
説明していきますね。
どうぞ、お楽しみに!

それではまた次回お会いしましょう。
ありがとうございました。

株式会社アイテス 藤本 秀樹 

■ 発行元 ───────────────────────■
株式会社アイテス 製品開発部 営業課 藤本 秀樹
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