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Re ハロー! 太陽電池の世界

『太陽光パネルに異常に詳しい会社のメルマガ』vol.62

琵琶湖より愛をこめて

from 藤本 秀樹

ソラメンテでがっちりメンテ!
アイテスの藤本です。

4月なのにすでに暑いですね~!

今週、新潟県三条市では、
4月として観測史上1位となる 32.5℃を記録したとのこと。

今年の熱中症対策は早め早めに意識したほうが良いかもしれません。
皆さま、どうかご安全に。

さて、春を迎え点検シーズンに突入したということもあり、
アイテスへのお問い合わせの数も日に日に増えてきております。

ここで改めて、太陽電池の基本的なお話しからご案内できればと思います。
おさらいとしてサラッとお読みいただければ幸いです。

太陽電池は、大別すると「シリコン結晶型」と
CIS(Cu:銅、In:インジウム、Se:セレン)などの
化合物や有機物を原料にしている「薄膜型」に分けられます。

日本国内の太陽電池市場の普及率では、
9割以上がシリコン結晶型太陽電池だといわれています。

そういった市場状況のため、弊社のソラメンテシリーズも
シリコン結晶型太陽電池を対象に開発しています。

シリコン結晶型太陽電池は、
約15mmのセルを最小単位として構成されています。

1枚のセルに太陽光が照射されると、
電圧が約0.5~0.6[V]、
電流が約8[A]の直流電気エネルギーに変換されます。

1枚のセルの電圧では低くて利用しにくいため、
「インターコネクタ」と呼ばれる配線ですべてのセルを直列につなぎ、
電圧を数十[V]程度に高めたものが太陽電池モジュールです。

ただ、このままではすべてのセルが直列につながれているため、
1か所でもカゲ・故障があると他のすべてのセルの発電に影響を及ぼしてしまいます。

そこで、電流の迂回回路として、
20枚程度のセルに対して並列になるように、太陽電池モジュールには
「バイパス回路(バイパスダイオード)」が配置されています。

バイパスダイオードで分割された部分的な太陽電池セル群を
「クラスタ」と呼びます。

太陽電池の最小単位はセルですが、
発電が行われる基本単位はクラスタであると言えるでしょう。

一般的な太陽電池にはバイパスダイオードが3つ搭載されており、
3クラスタで構成されています。

次回は最近の主流である

「ハーフカットパネル」について解説していきます。

太陽光パネルに異常に詳しい会社
株式会社アイテス 藤本

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