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【知らないと見逃す?】 バイパスダイオードショート故障の見つけ方教えます

※2023年1月13日に配信したメルマガのバックナンバーです

お知らせ:バックナンバーページを作りました

https://note.com/solament_ites/m/m3ae9be09e388

『太陽光パネルに異常に詳しい会社のメルマガ』vol.8
 ※「効率的な太陽光パネル点検のはじめ方」から改題しました

琵琶湖のほとりから
from 藤本 秀樹

こんにちは
アイテスの藤本です。

さてさて、先週は
バイパスダイオードショート(短絡故障)
についてお話しました。

このバイパスダイオードショートを
起こしたパネルを特定するには、
コツが有るのをご存知ですか?

この方法を知らないと、
バイパスダイオードショートを特定するために
アレイの下に潜り込み、
結線を外して1枚づつ測定することになります。

聞いただけで時間がかかることがわかりますよね。

ここで使用するのが、
ソーラーパネルチェッカー ソラメンテiS SI-200です。

え?
普通やん
と思いますよね。

しかし、普通の使い方とはちょっと違います!

ソラメンテiSは、
発電中のパネル表面にセンサーをあて、
クラスタ故障を発見する点検装置です。

バスバーに流れる発電電流が作り出す磁界を
センサーで感知し、光と音でお知らせします。

詳しい使い方について、
YouTubeで詳しく解説していますので、
よろしければご覧ください。

▼ソラメンテ iS(SI 200) デモ動画 ゼロ調整とクラスタ断線探査


クラスタ断線や
クラスタ高抵抗が発生したクラスタ回路は
発電電流がバイパスダイオードに迂回します。

なので、故障しているクラスタ回路に
ソラメンテiSを当てても反応がありません。

反応する状態が普通なのに、
反応しない部分がある。

なので、「おっ、故障だ!」
わかりやすいわけですね。

しかし、厄介なことに
バイパスダイオードショート故障を
起こしたクラスタ回路は
閉回路になっているため、
常に電流が流れている状態になります。

これでは、パネル表面を
ソラメンテiSでなぞっても
どの回路でも反応が出るため、
パネルを特定することができません。

では、どうするのか?

正常なパネルは
開放状態にすると発電電流が止まります。

すなわち、
ソラメンテiSを当てても
反応がない状態になります。

↑ここが重要です。

これを逆手にとって
ストリングを開放状態にして
ソーラーパネルチェッカー ソラメンテiSで
点検すればいいんです。

正常なパネルは
開放状態にすると発電電流が止まるのに対して、
バイパスダイオードショートを起こし、
閉回路になっているパネルのクラスタ回路は
太陽光が当たっている限り発電電流を流し続けます。

なので、ソラメンテiSが反応します。

開放状態だと
反応がないのが普通なのに、
反応してしまうパネルがある。


なので、「おっ、故障だ!」
わかるわけですね。

まとめると

1.ストリングを開放状態にする
2.正常パネルにはソーラーパネルチェッカーソラメンテiSは反応しない
3.バイパスダイオードショートが発生したクラスタ回路は
 ソーラーパネルチェッカーソラメンテiSが反応する。


バイパスダイオードショートを見つけるのに
一番効率の良い方法は
弊社のソラメンテiSを使うことです。

もしバイパスダイオードショートの発生が
疑われる発電所があるなら
一度、ソーラーパネルチェッカー ソラメンテiSをご検討ください。

1週間のデモ機のお貸出も可能です。

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