先生とよばないで【「法螺」他】について

一次創作漫画「先生とよばないで」において、とある話を公開した。

大まかに言えば、「ネグレクト疑惑のある親子との三者面談」をする話。これまでほぼずっと1ページ完結形式かつ、ギャグメインでやってきたのと比較すると、今回の話は少し毛色が違う。

この話を更新したあと、「こんな話は見たくなかった」とか、「ギャグ漫画にシリアスはいらない」とか色々言われる事を想定して、でもだからと言ってこの話を避けたくもなかったので、公開しつつもTwitterでは「言い訳はしません」とつぶやいた。

言い訳はしない、と言ったけど、やっぱり作中で語れなかったことやその他諸々を少し描き残しておこうと思う。でも、作中で語ってない設定なんて、無視したい人は無視してよいと思います。半分、備忘録。

・井伊母は、娘に対し「語学力を活かして世界で活躍してほしい」という思いがある。これは、母個人の望みであるし、井伊家(この作品はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません)一族の「井伊家の人間はそれなりに立派であるべき」という方針の影響もある。親族からのプレッシャーに母は抑圧されている。
・井伊知世には理世という妹がいる。彼女は小学生で、英語は得意。母も学生当時は(塾などに通うことなく)成績優秀だったため、塾や英会話などに通っていながらなお英語を苦手とする知世を、母は理解できない。自分ができた事は他人もできると思っているし、妹ができるんだから同じ血を分けた姉にできないわけがないとも思っている。
・今回、井伊知世が母に対し意見をぶつけられたのはそもそもの性格(入学当初から担任に苦言を呈す程度)に加え、何より反抗期に突入していることが大きい。
・五味先生のウソについて、「親からの暴力」は明確にウソ。体罰は当事者の気持ち次第だけど、助部の足を持ち上げてたのは本当(大千代さんがI字バランスしている話)。

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