人工爪の形成(本当にやりたかったこと)

ネイルの仕事をはじめて四半世紀。最初は一人で起業して無我夢中で求められるがままに何でもやってきた。時代が後押ししてくれて法人化して従業員も増え、それぞれが得意分野で売上をアップさせてくれて会社の業績は好調!
 けど、いつも頭の隅に「本当にやりたいのはコレじゃない」という思いがあって悶々としていた。
 時代は変わり右肩上がりだったネイル業界もカゲリを見せ、従業員もみな卒業(独立開業)し、今は同世代のスタッフ1名とともに落ち着いた日々を送っている。
 そんな折、参加したマーケティング講座で改めて自身の思いやストーリーに向き合ってみたら、玉ねぎの皮を剥くかの如く見えてきた!
 結局のところ私がやりたかった核はコレだったんだ!ということ。もちろん経験が浅い頃には出来なかったかもしれないから、やっぱり今が気づきの時で今後の仕事の軸となると再確認。
 私は《人と同じこと》をするのが大嫌いだから、実はネイルサロンという呼び方もしたくない!一応、わかりやすくするためだけに用いているが、本当は【人工爪形成工房】とか【義爪装着専門店】とかにしたい。
 同様にネイリストという名称も嫌い!カタカナだが日本語だ🤣海外では通じない造語なのだ。正式にはマニキュアリスト・ペディキュアリスト・ネイルアーティストだ。
 私は海外で仕事をするつもりはないので、あえて自分の肩書きを漢字表記で【人工爪形成士】としたい。歯で言えば歯科技工士だ。
 俗世間のネイルサロンのイメージが蔓延しすぎてしまっていて、本来もっと必要としているかたに使っていただきたい技術が知られないのが悔しいしもどかしい。
 地味な仕事だし、難しい技術だから長い目で見て利用者さんとの信頼関係を築きながら進めていくことが大切。
 私は今年から本気でこの課題に取り組む💪
絶対に爪のことで困ってる人や長年お悩みの方がいると思うから。
 爪職人歴25年の経験と実績をより多くの方々に提供していきたい!病院でも他のサロンでも何もしてもらえなくて諦めモードな人に普通の爪を体験してほしい!
 さまざまなかたと試行錯誤しながら編み出した技法は同じ悩みの方々に応用できるはず。技術者の意地で絶対に「できない」と言いたくなかった。『でももうここしか希望がないから』と言われ「やれることを最大限やる」を続けていたら5年.10年.15年と通い続けていただけるようになり、頑張ってよかったと思える。

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