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Sokei's favorite seamless CO for toe up socks或いは「とても簡単なつま先から編む靴下の作り目」のすすめ。

 こんにちは。あみあみ工房鯨骨堂の素馨です。「素馨」と書いて「そけい」と読みます。以後よろしくお願い致します。

 さて、私が普段靴下をつま先から編む際に使っている作り目は、ある作り目の仕方を思いっきり勘違いした事により生まれました。その作り目とは、「棒針の作り目と止め 211種類のバリエーション」(キャサリン・シーズ 著、佐藤公美 訳、グラフィック社刊 敬称略)に掲載の「クローズド・トゥ・キャストオン」です。「クローズド・トゥ・キャストオン」に関しては上記の本を読んで頂くとして(棒針編みってこんなに自由なんだ!と目からウロコが落ちる良書です。)、靴下の作り目をする際に、「フィギュア8やターキッシュではどうしても思いっきり引っ張ってみると作り目部分が伸びて隙間が空く気がする……。」と悩んでいた私は、上記の本を斜め読みし、「このクローズド・トゥ・キャストオンって言うのよさそう!」と思って初挑戦し、「あれ?なんかうまく行かないな?ここをこうすればいいって事かな?」などと独自解釈をして突っ走り、クローズド・トゥ・キャストオンを考え出した方からすれば「違う違う!ちょっと待って!違うから!」と猛ツッコミを頂きそうな方法で作り目し、「凄い!隙間が全然空かない!」とひとり感激していたのでした。

 ではここから作り目方法の解説です。

 こちらの動画にまとめてありますが、簡単に言うと、

①必要な作り目数の1/2の目数、1本の針で指でかける作り目(英語で言うならばロングテール・キャストオン)をする(2本の針で行うと、後述する③の最後の拾い目が目立ってしまいます)。

②指でかける作り目の針にかかっている目の下に出来る、鎖目の様な部分(以下鎖目)の手前半目に針を入れ、「必要な作り目数の1/2-1」拾い目をする。

③最後の鎖目の向こう半目も拾って、最後の拾い目とする。これで、指でかける作り目をした針(輪針の場合はコード)と、鎖目の半目を拾った針にかかっている目数の合計が、必要な作り目数となる。

④一段目を編む際に、最初の拾い目と指でかける作り目の最後の目の間に糸端を渡し、糸端が編地の裏側に回る様に編む。

以上です。文章では難しく感じるかも知れませんが、指でかける作り目と鎖目からの拾い目さえ出来れば作る事の出来る作り目なので、ぜひ皆様、動画も参考にチャレンジしてみて下さい!

ではでは!

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