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【ゲートルーラー】アタック順論争に決着をつけますん【GATE RULER】

こんにちはアイカワです。
今回はルーラー先、ユニット先という攻撃順論争について、確率と期待値を使用してアプローチしたいと思います。
…ん?ミニGP優勝構築の続き?ヤツは死んだ。

※結論まで無料で読めます

まず要件定義はこちら

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よくあるケイブ・ZAP4投入を想定。
先攻1ターン目がセットセットとなり、かつ相手がこちらターン中にセットを使用しないという状況を想定しています。当然非現実的な部分もありますが、まずはベーシックな論証がなければ複雑なケースへの対応は難しいという言い訳をしておきます。
ユニットは1体。各ストライク値で優位性に変化があるか見ていきます。

まずカードの出やすさについて以下のテーブルをご参照ください。
※値は小数点第4位を四捨五入しています(%だと第2位)

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期待値の算出方法ですが、ストライク値にその攻撃ができる確率を掛けたものとなります。例えばSTK1ユニット先の場合、ケイブを引く確率が8.3%、引かない確率が91.7%なら、ルーラーレストされるため0ダメージ*0.083、ルーラーレストされないため3ダメージ*0.917、など全てのパターンを計算し、こちらの合計値が期待値です。その行動によって平均してどの程度の値が得られるか、という数字ですね。よくギャンブルに用いられます。

では早速見ていきましょう!ストライク値1のユニットの場合、以下の通りになります。

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な、なんと!いきなり定説のルーラー先である②よりも①の方が期待値が高い!?
STK1とは言え、ケイブ・ZAP両方が裏目であることが影響しているようです。これは興味深しですね。

では、お次はストライク値2。

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少し差が広がりましたね。どの程度の優位性が影響を及ぼすかについては後述します。当然ルーラーSTKは3固定なので②については確率の変動はありませんが、変数に変化があるため値が変わってきます。

次にストライク値3。

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多くのプレイヤーがユニット先を選択するだけあって、更に差が開きました。同じSTKなら裏目が少ない方が当然優先されますよね。

一応ストライク値4。

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何も言うことはない(キリッ)。

では全てのパターンが出揃ったところで、どの程度の期待値差が有意なのかを吟味したいと思います。そのために以下の表をご覧ください。

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各ストライク値においてどの程度のダメージが見込めるかを算出したものです。まぁデッキ48枚、カウンター16枚なので、STK*2/3になることはこんな計算しなくても分かる訳なんですが(自爆)。
STK1の期待値差は0.18でSTK1ユニットのダメージ期待値のおよそ1/4。若干強引ではありますが、STK1の1/4手数とみなしてよいのではないでしょうか。
STK2の期待値差は0.38でSTK1ユニットのダメージ期待値の1/2強。
STK3の期待値差は0.59でSTK1ユニットのダメージ期待値の1弱。
STK4の(ry

STK1の1/4手数と過程するとそこまで有意な差があるとは言い難いと思います。トーナメントシーンで確実に3チェックさせたい、8.3%でもケイブが捲れたらメンタルが死ぬ、などの理由でユニット先を選ばないのは逆に有意義な選択と言えるかもしれません。ただ期待値はユニット先が上である、ということは抑えておきましょう。何十回、何百回とこなす中で差が生まれるかもしれませんよ?
一方STK2についてはSTK1の1/2手数であること、ルーラーに比べても1チェックの減少に留まることを考慮すると、裏目でも許容範囲かつ期待値優位性を持つということでユニット先で攻撃するのはそれなりに効果がありそうです。
STK3は言及する必要はないかと思います。パンジャン想定()以外はルーラー先は悪手です。
STK4は「グランギャラックうううぅっ!!」(相手は普通に死ぬ)

STK1は信仰の自由、STK2はユニット先が個人的にオススメ、STK3・STK4は黙ってユニットから殴れ。以上が今回の結論です!
最後までお読みいただきありがとうございました!!


有料部分おまけ(確率の細かい算出について)
結論・結果は全て言い切ったので、細かい算出過程について興味がある方のみどうぞ。クレームは受け付けませんが、間違いがあればお知らせいただけると泣いて喜びます←

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