ひぐらしのお客さん

自分は愛知の出身でひぐらしというセミのことを知りませんでした。

関東に来て、ひぐらしのあの独特な鳴き声を初めて聞いたときは鳥の鳴き声かと思いました。

ひぐらしについて調べてみると、日本には北海道の北部以外に分布しているとありますが、出身地 愛知の尾張地方には何故いないのでしょうか？

作業場にひぐらしさんが遊びに来てくれました！こんな小さな体からよくあんなに大きな音が出るもんだなぁと不思議に思います。

この時期 作業場の周りにはかなりの数のひぐらしがいるようです。鳴き始めると360度すべての方向から、途切れなく聞こえてくるので、ひとつの大きな鳴き声のかたまりの中心にいるような感覚になります。

何故セミは鳴くのか？と問えば、オスがメスを引きよせるため、と定番の答えがかえってきます。

種の繁栄のために～、以外の理由を考えてみるのも面白いと思います。

もしかしたら、メスがあまりにも可愛くて、オスはもう鳴かずにはいられないだけかも知れません。

それとも、わたしたちが最近気付いたように、理由はなくただ、そうするしか他にしょうがない！ということだとすれば、すべては現象です。これを書くわたくしという現象で、カナカナ鳴くひぐらしという現象です。

そこでは、容赦なく批判される人も、モリモリに賞賛される人もずっと少くなって、もっと静かに、それぞれがもっと自由で気楽に生きられる世界だと思います。

それぞれがそれぞれの現象を担っていますから、誉めなくても頑張りたい人は頑張りますし、叱っても怠けたい人は怠けます。

幸いにも、私たちは現在、ネットという手段で、学識がなくても、有名でなくても、こうして思い付いたことをすぐに書き留めてシェアすることができます。

これも今の時代ならではのひとつの現象ですね。

この記事が少しでもそんな気楽な世界のあり方に近づくための無数の願いのひとつであるならばこの願いも、届く人には届くという現象が起こることになります。