第1話「谷根千宅配便」のはじまり

谷根千宅配便がはじまるまで目まぐるしい日々だった。
もはや記憶を辿れないくらいドタバタと。
諸々忘れてしまわぬうちに、メモしてみる。

ドタバタで始まった「谷根千宅配便」

コロナ騒ぎの発端は都知事の会見だった。
感染拡大を防ぐため「三密」を避けての行動を。というのが印象的だった。
ざっと動きをまとめると以下のようなスケジュールだった。

<営業開始までのスケジュール>
3/25水  小池都知事の会見で、週末の外出自粛が決まる。
3/25水 夕刻からHAGI STUDIO内部で会社の方針を決定
3/26木 宅配をやろうと考え、
    メニュー考案 システム構築 チラシ作成 Web作成
3/27金 近隣にポスティング
3/28土-29日 「谷根千宅配便」営業開始

手分けして作った宅配の仕組み

どちらかというと、「とりあえずやってみよう」が強かった。
失敗したっていい。成功したいけど。でも立ち止まってる場合ではないのでとりあえず。
その時は、Facebook Messengerと#slackのチャンネルでコメントが飛び交い、スタッフみんなでそれぞれの持場で作業を進めた
メニューを考える人。金額を確かめる人。チラシに入れる画像を集める人。ロゴを作り始める人。必要な資材をカウントする人。。。
正直どこかに抜け落ちがあったかもしれないけど、そんなことフォローしてる余裕なんてなかった。

Slack___谷根千宅配便___株式会社HAGI_STUDIO___2_個の新しいアイテム

最初の5店舗

最初にこの企画をやり始めたのは以下の5店舗
TAYORI, SPICESH, Rainbow Kitchen (←HAGISTUDIO直営)
ぐるぐるジェラート, ラーメンバルゆきかげ (←西日暮里スクランブル繋がり)
社内の店舗は、テイクアウト対応が素早くできた3店舗から。
そして、社外の飲食店ともいきなり一緒にスタートした。
彼らとは今まで、一緒に西日暮里スクランブルを運営してきたので、阿吽の呼吸ですすめることができた。
本当に、お互いの信頼関係が重要だったと思う。

最初のチラシ

突然始めたのだから、チラシだってトライアンドエラー。
最初のものはこんな感じで、構成を調整する暇なんてまったくなかった。
とりあえず一刻も早くユーザー層に情報を届けることが大切だった。
お互いが提出したものを信じて、ただ進むしかなかった。

谷根千宅急便A4_OL-01

谷根千宅急便A4_OL-02

真夜中のポスティング

準備することがたくさんありすぎて、最終的にポスティングは真夜中になった。
夜の谷根千をくまなく手分けしながらみんなでポスティング。
ポスティング初心者であるので、新しいタイプのポストに手間取ったり。
最初は2500部くらい配った。
マンションとかだとあっという間にチラシがなくなり。

さて、準備の話はこれぐらいにして次回は、システムの話に。

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