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第5話 まちをかけめぐる配達員

みなさんこんにちは、ジョージです。
前回からだいぶ更新がかかってしまいましたが、ここからまた書いていきます。よろしくおねがいします。

さて、今回は配達員についてご紹介します。
配達員は、ほとんど飲食店舗のスタッフが担当します。
営業していた飲食店は、営業自粛をしている間は調理以外のスタッフが余っているのです。
店舗にてテーブルサービスをする代わりにまちに届けに行く感じですね。
お客さんを待っているスタイルだった以前の飲食店スタイルから考えると、こちらからお届けに伺うので、昔と比べるとだいぶ違った感覚ですよね。笑

現に僕も配達員として結構配達していました。
結構まちのことを知っているつもりでも知らないことだらけ
そんな配達の工夫についてお伝えします。

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tokyobikeで走る谷根千のまち

今回のデリバリーサービスを始めたのは3/28の土曜日でしたが、その前日の3/27金曜日にチラシが出来上がったタイミングでたまたま事務所の下の一富士さんで、tokyobike社長の「きんちゃん」が食事しているのを見かけて、チラシを渡しに行ったのが一番最初でした。
「自転車に困ることがあったらいつでも相談してね。」
そんな温かい言葉をかけていただいて、正直僕の頭の中はもう、tokyobikeで谷根千を駆け巡っていたんです。
でもその週は、全くそんな余裕なく手持ちの自転車でとりあえず駆け回りました。
その次の週に、tokyobike rentals yanaka の店長さんから、
「レンタルバイクに使っている自転車をぜひ使ってください。」
と、お声がけいただき、なんと無償で貸していただけることになりました。なんと、保険までかけていただき、
「この自転車で走り回れるの!?!?」
と、スタッフのテンションも一気に上がりました。笑

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tokyobikeさん、本当にありがとうございます!
https://tokyobike.com/

今どこにいるの?

最初はGoogle MAPの位置情報共有を使っていたのですが、どうしても位置情報についてはアプリを開いているときにしかGPSをキャッチしてくれない
ぐるぐるジェラートのスタッフの鶴元くんが「Zenly」を利用しては?とい提案してくれた。いまでは全員登録して使っています。
Zenlyは、JKたちの間で流行っているリアルタイムで友達の居場所を知ることができるという恐ろしいSNSのようなアプリなのです。
今回はこれを本部と配達員との間で共有して、配達員の位置をオペレーターが把握できるようにしました。
これによって、配達後にスタッフはもとのスタンバイ店舗に戻らずに次の配達に行くようなこともできるようになりました。

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Zenly アプリはこちら
https://apps.apple.com/jp/app/zenly-%E3%82%BC%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%BC-%E5%A4%A7%E5%88%87%E3%81%AA%E5%8F%8B%E9%81%94%E3%81%A8%E4%BD%8D%E7%BD%AE%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%82%92%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%82%A2/id838848566

地図アプリはほどほどに

配達に行くときに気をつけることは色々とあるのです。
実際にやってみないとわからないことって、本当にやってみないとわからない。これがまた面白いのです。
地元在住の学生アルバイトの子たちも一緒に配達員として参戦したのですが、彼らがダントツで配達のスピードが早かったのです。
例えばGoogle MAPとかのナビアプリはとても見やすいのですが、ナビに頼りすぎるのは要注意です。
目的地までの道筋をできる限り頭に叩き込んでから出発すること。
これに尽きます。
この配達員を経験したスタッフはみるみるうちにまちの細かな特徴を掴むようになっていきます。とてもおもしろい。

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荷崩れ厳禁な、ラーメン

配達については、「餅は餅屋」と思うところもあります。
特に荷崩れはとても重大な問題で、とにかく苦労したのは「ラーメン」でした。
梱包自体も工夫する必要がありましたが、やはり運ぶときも工夫が必要です。
かばんの中に小さなかごを詰めたりタオルを詰めたり、梱包資材を工夫しました。

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雨の日も風の日も…雪の日も

実はこの取組を始めた最初の日曜3/29は雪だったのです。
しかも、東京でも稀な雪。このときばかりは自転車の配達員たちも奮闘しました
マスクを付けてレインコートを着た上で街中を走りまくり、汗だくになりながら帰ってくるという光景でした。本当に写真なんて撮ってる余裕なくて。笑
どうにもならなかったので、この日は一部地域に車チームも出動してました。笑

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そんなこんなでドタバタの中配達がスタートしました。

配達の仕事の難しさ

配達の仕事ってやってみて改めて気付かされるのですが、「減点方式」の評価なのです。ミスなく定時に届けられたらそれでよし。
インフラの仕事ってそこがすごく難しいですよね。
「どんだけ頑張っても評価される機会が少なく、何事もないことが評価される。」これがまた精神的には難しいと痛感しました。
みなさん、普段から配達に来てくれた人には、やさしくしましょう。

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嬉しいお客さんの声

僕は直接はなかったのですが、結構な確率でお客様から小さなメッセージをいただくことがありました。
ちょっとしたメッセージを添えてくれる方や、お会計の金額をピッタリと封筒に入れて待っていてくれる方など、前述の通りとても励みになります
「この取組みをやってよかった。」と感じられる一番の瞬間です。

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さて、今回は配達についてお伝えしました。
次回はWebサイトについてお送りします。

おたのしみに。

ーー
谷根千宅配便
http://tayori.info/yanesen-takuhaibin/

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