見出し画像

●HAPPY BIRTHDAY 17歳

12/6は次女の17歳の誕生日でした。長女が仕事だったので、翌7日にお祝いしました。

ここ数年はほとんど外食。小さい頃はね料理作って、なんて感じだったけどシングルマザーになってからは私も働いていたりもあり、そして私もお疲れさまの日やん!って思ってからは外食です(笑)

この日行ったお店、実は2年越しで叶った場所。2年前、次女、中学3年。高校受験が終わったらあそこで(居酒屋:海鮮が美味しいらしいと聞いていた&カラオケ)お疲れさま会しようねと言っていた場所。

高校受験が終わり(推薦だったので12月)、年が明けた2020年はコロナの影響で、ご存知のような状況。なぜ、受験が終わってすぐ行かなかったのか、それは紆余曲折があったような気がします。

「お疲れさま会しようね」と言っていたのは中3のまだ1学期。受験勉強頑張るぞ、となったのも束の間、すぐさま壁にぶち当たる。

思えばこれまで、2歳年上の長女が通ってきた道を、何の疑いもなく次女も辿ってきました。幼稚園も兄弟枠で入園。幼稚園には(年長さんに)お姉ちゃんがいる。安心。だから、長女が卒園して、次女が年中になってしばらくは、ナーバスになって園でもよくメソメソしていたようです。

小学校に入学すればやはり姉(長女)がいる。課外活動のチアダンスクラブにもいっしょに所属して、お姉ちゃんがやってることを自分もやっている、という状態。放送委員も後を継いだり。

姉のしていることを自分もしたい、という願望もあっただろうが、姉がやっていることを見ているからどうやったらいいかその方法がわかるので一歩が踏み出しやすい、そういう意味もあっただろう。

6年生の残り数カ月という時期に、都営住宅の抽選に当たったため今住んでいる場所に引っ越した時は、ある意味彼女の試練だった。頼りの姉が学校にいない中の転入。本当に大変だったと思う。そこから少しずつ、自分の意志で何かに取り組まなければならないことが増えていったように思う。

そうは言っても、中学校に入学したらまた姉(長女)がいたので、安心してはいただろう。むしろ、長女の方がこの時期は苦労したように感じる(学校が合併したりなんだり。だから、長女は中学校の校歌が3つある(笑)余談)


わりと順調に中学校生活を送っているように思ったが、ぶつかった壁はやはり高校受験。生まれて初めて自分の道を自分で選ぶということに、本当に戸惑っているようだった。

幼稚園も小学校も引っ越し先も中学校も、全部誰かが決めたり真似をすればよかった。それが、急にこれから先の行く道を決めましょうと言われても、どうしていいかわからない。

私自身も長女で、何もわからないモノに自分から挑まなければならないことばかりだったため、そういう不安は正直考えたこともなかった。

なぜ決められないのかも、初めはわかってあげられなかった。彼女がこれまで生きてきた道を冷静に振り返ってみて、やっとこさわかったことだ。

それでも、世の中の中学3年生は今、等しくその状況に置かれて自分の人生について真剣に考えて悩んでるんだよ、と話をした。

いや~よく言い合いをしたなぁ。彼女にしてみたら、わかってくれない親だっただろうな。逃げたくなる気持ちもわかる、でも逃げてたら必ずまたその壁は立ちはだかるんだということも、言うのは簡単だ。だし、私自身の実体験だからね、熱もこもる。あーでも考えたら逆に、人生の恐怖を煽っていたのかもしれないよね、この発言。


なんだかんだあり(そんな一言じゃ済まないんだけど)寮のある高校に行くと決め、推薦で合格をもらい。

不安と希望に胸膨らませつついたが、4月の入学は延期になり、6月の入学が決まってそれに伴い入寮。

本当なら、いっしょに入寮の準備をしてあげられるんだけど、世の中の状況がそれを許さない。ひとりで入寮して、荷物の整理をしなくてはならない。私自身にも不安はありつつも送り出し、翌日は入学式。

入寮した夜には、"無理"というLINEが来た。

思っていたのと違う。

そうだろうな。学校見学して、話を聞いて、ココにしようと決めて受験した頃と何もかも状況が違うんだから。

初めてで不安だらけなのに必要以上に喋っちゃいけない状況下に置かれ、それを誰とも共有できない。

案の定、次女は発熱した。

彼女は小さい時から、何かあると必ず熱を出す。身体からのサインとして"休め"であることがほとんどだが、何かに対しての拒否反応として発熱することもある。

あぁ、本当に嫌なんだな、とわかった。

朝から寮母さんから連絡があり、とりあえず入学式に向かいます。と伝えたが、熱があるので一旦家に連れて帰って欲しいと言われた。

本来なら特に問題ない発熱だが、この時期の熱はすべて疑わなくてはならない。

結局、本人が出席していない入学式には私も出ず、寮母さんとお話しをした。今後どうするか、寮はやめて通学にするか(特急料金を毎回払うのと寮費あんまり変わらない、とかね)その後、一応クラスの保護者会に参加してから、いっしょに帰宅した。

これ、去年の6月の話なんだよね・・・。なんだかもっとずっと遠い昔の話みたいだよ。

学校自体はコロナが収まらない状況もあったので、6月いっぱい自由登校みたいな形で、寮にもまだ戻って来てない上級生がいたり、そんな感じだった。なので、着替えやら大半の荷物は寮に残したまま、次女はずっと自宅にいるままだった。


結論から言うと、そのまま6月末には退学(正確には転学)しました。

自由な学校なので、いろんな形で在籍する方法を提案してくれたりしたんだけど、次女の意志は固く、辞めました。

現実的なことを言えば、支払った入学金やら何やらは半分くらいしか返ってこなかったけど(泣)それはそれです。

8月から通信制の高校に入学して、なんとかかんとか今日までやってきてます。遡れば、中3の3学期、進路が決まってからほとんど学校行けてなかったんだよね、登校拒否。進路が決まったからもう行かなくてもいいじゃん、というよりも、拒否。目的がないことに身体が動かない、という状態。

だから今も、通信制で週1回の登校ができない日もある。まだまだ地味にいろんなモノとの闘いが続いてるんだなと感じる。


余談ですが、次女が通信制の学校に転学してくれたおかげで(おかげ?)、私が昨年入院したり父の看取りに通ったりしていた時、家事をお願いすることができました(長女は高校3年生で、その頃は大学受験するつもりの生活を送っていたので)

そんな次女も、自分で目的や意義を求め考えて、今YouTubeの活動をしています。

親ばかですんません。

いろいろあった2年間、特に昨年の1年を経ての先日の誕生祝いの居酒屋&カラオケは、感慨深いものがありました。

17歳、更に飛躍・・・と言いたいところだけど一歩一歩ゆっくりでも、自分が納得しながら考えて悩んでしながら、進める1年にしてくれたらいいんじゃないかな、と思っている。

おめでとう。ありがとう。

サポートしていただけたら嬉しいです。