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日々の短文

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#画像はフリー素材ぱくたそさんから

花冷えの底まで落ちて眠るかな(古舘曹人)

私にとり、今の季節は鬼門です。春の陽気は即ち妖気です。人の忌まわしい記憶に苦しめられたり、ふと恐ろしいことを考えていたり、本来なら決してしない間違いをしてしまったり――。おかしくなりそうな不安や恐怖に、日々慄(おのの)いています。

昨日の補足です。

あれは作者が身近な人々の死に相次いで見舞われる中、作られた句。十代の頃、大岡信さんの折々の歌で知って以来ずっと好きでいます。

昨日の私の文章は句の内容とやや異なりますが、それもまた春の乱れのひとつとしてーー。

https://note.com/soh_igarashi/n/n1b196d9f3619