FOUNDER チャレンジ#0『創業伝』
皆さん、こんにちは!
創業伝の髙橋 規尊です。
新型コロナウイルスとの戦いは、激変するビジネス環境に適応していく自分自身との戦いでもあります。
この状況下で、創業者達はどのように戦い抜いていくのか?
創業者のお話を通じて、この困難な状況を乗り越えていくヒントやエッセンスを皆様とシェアする『FOUNDER チャレンジ』シリーズですが、他人の話をTAKEする前に、自分の話をGIVEすべきなので、私自身の話をシェアします。
Q1. 事業概要を教えてください
中小企業診断士の資格を活かして、東京都大田区を拠点に創業コンサルティング事業を展開しています。また、動画クリエイターとしても活動しており、創業の秘訣を紐解く創業動画メディア『創業伝』を自主運営しています。
Q2. 新型コロナの感染拡大前後を比べて、どのような影響がありましたか?
お恥ずかしながら、日常業務に忙殺されいる間に、私のオウンドメディアである『創業伝』の動画収録や動画配信のタイミングを完全に見失い、緊急事態措置期間中は完全自粛モードでした(汗) 私自身、動画収録や動画配信を楽しみにしていた上、周りの方々の参加や協力をいただける予定だったので、とても残念でした。
一方で、私自身、普段から5~6足の草鞋を履いている(複数の活動領域がある)中で、私の大きな収益源となっている受託業務の変化があまりなかったのは幸いでした。ですが、他業務では延期や中止が相次ぎ、昨年に比べて収益性が単月で約半減した月もありますが、平均すると約3割程度減っています。
私自身はまだ影響が軽微な方です。親しい創業者の中には、対面活動ができずに実質的な休業状態に陥ったり、これから事業を加速するタイミングで一気に停滞化してしまうなど、数多くの創業者が大きな影響を受けています。
Q3. 新型コロナの影響による経済環境の悪化に負けないための対策アクションを教えてください
完全自粛モードとは言いながら、地味に動いてはいます。細かく言えば多岐に渡りますが、主には次のアクションを取っています。
① 各種支援施策の情報展開と活用促進
様々な新型コロナ対策関連の支援施策が講じられていますので、創業者それぞれに適した情報展開に努めています。皆さん、こういう状況下なので情報感度が高く、迅速かつ能動的に情報を得てアクションしている方が多いのですが、課題に直面するケースもあるので、それらを一緒に乗り越えようとサポートしています。
一方で、様々な支援施策をあれもこれもと無闇に活用していくことは戦略眼を見失っているため、ベストとは言えない場合もあります。創業者にとっては、この制約環境の中で、限られた資源と時間を何に投入するか、優先順位づけがとても重要な局面でもあります。
そのため、こんな私でも頼ってくださる方とは、その事業者様に合ったアクションの優先順位付けと各アクションを進める道筋を共に考え抜き、事業者様が自らの力でこの難局を乗り越える原動力になれるよう努めている所です。
② 創業者店舗の優先利用
飲食店よりの話になりますが、客足が遠のいている状況下での一番の支援策は、結局、自分が客となってお金を落とすことだと思います。ただ、職業柄、感染リスクも下げなければならないので、テイクアウトや宅配を行う創業者店舗を優先的に利用するようにしています。
③ 創業者仲間のアクション集のシェア
この『FOUNDER チャレンジ』シリーズを企画・制作していることも大きなアクションの1つです。上記①で各種支援施策の情報展開と書きましたが、これは私の周りでもいろんな人が発信してくださっています。ネット上で検索しても無数に出てくる程です。
また、中小企業診断士業界では、各自治体の融資あっせん業務、各種助成金等の支援・確認業務などで貢献している方々も多くいます。
そんな中で、私だからこそできる貢献を考えた時、私を頼ってくれる方々の課題解決に応えると共に、皆さんが講じるアクションを同じ苦境に立つ創業者の皆様とシェアして、一緒にこの危機を乗り越える力になれればと考えて、本シリーズを立ち上げました。
Q4. 新型コロナ関連の支援施策を活用されましたか?
私は中小企業診断士なので、活用する側というより活用を支援する側の人間です。新型コロナ対策関連の融資制度、感染拡大防止協力金、業態転換支援事業、持続化給付金、持続化補助金などの各種支援策を活用する事業者のサポートに努めています。ただ、私が履く草鞋によっては対応範囲に制限があるため、許される範囲内でのサポートが多いです。
Q5. 対策アクションや支援施策の活用をされて、現状はどのような状況ですか?
日々、創業者や経営者の皆さんが相談してくださるのは、支援者冥利に尽きます。
支援策を活用することで、資金余力が生まれて業態転換等にチャレンジしている創業者もいますが、まだ暗中模索する創業者もいて、自分の非力さを申し訳なく思います。
特に、将来性あるJカーブ型のスタートアップ企業の皆さんをどうしたら生き残れるようにできるか、こればかりはビジネスモデルや製品・サービスモデルのアップデートが必要だと思うので、今の所、私の中にも答えが見出せておらず、作戦会議を重ねるしかない状況で歯痒いです。それでも、スタートアップ企業の皆さんは今も必死に頑張っています!
この『FOUNDER チャレンジ』シリーズが何かのきっかけになれば良いのですが、このタイミングで始めるべきかも結構悩みました。この発信が本当に創業者の皆さんの役に立つのか、逆に迷惑にならないか、他に優先すべき事があるのではないか・・・。まだその迷いは払拭しきれていませんが、自分の未来を創るのは自分自身でしかなく、大事なのはできる事からで良いのでアクションを起こす事だと思います。
※経営戦略の観点から、お客様のため、取引先のため、従業員のため、ご家族のため、延いては自社や自身のためなど、ステークホルダーのためになるアクションを意味しています。事業者によっては、私のように完全自粛モードに入るなど、じっと英気を養うことがベストな場合もあり、それも1つのアクションだと思います。
私なりのアクションとして、本シリーズでは、趣旨に共感してくれる方々の協力をいただきながら、創業者それぞれのアクション談をシェアしていき、他の人を勇気づけるきっかけになれば幸いですし、この難局を一緒に乗り越える原動力にもなれれば良いなと思っています。
Q6. 新型コロナの影響が落ち着いたら、どのようなことに取り組んでいきたいですか?
私のオウンドメディアである『創業伝』の動画収録や動画配信を再開し、数多くの魅力的な創業者の皆さんを紹介していきたいです。
また、対談を通じて、新型コロナの影響にも屈せずに戦い抜いた秘訣を加えて、多種多様な創業の秘訣を、より多くの皆さんとシェアできるようにコンテンツづくりに励みたいですね!
【事業者情報】
名称:創業伝
代表者:髙橋 規尊
HP:https://sogyoden.com
Facebook:https://www.facebook.com/sogyoden
クリエイター活動を通じて、将来を創り上げる創業者の皆様に貢献し続けるためにも、皆様のサポートを頂ければ幸いです!