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180度の大きな方向転換と承認欲求を全く満たさないSNSの話。

みなさん、こんにちは!

本noteはモクモク開発日記にご登録いただいた方向けに書いています。

メールでお知らせがいっているかもですが、先月始めたモクモクの日記を月末にて終了させていただくことにしました。申し訳ございません。

それに至った経緯等々をまとめています。これからは頻度高く更新するのが難しいので、その分の前倒し?と思って読んでくだされば嬉しいです。

01 アンケートを実施

細かい機能改善を繰り返していたのですが、今一つ手ごたえを感じらえない日が続いていました。何よりも「(真っ先に)自分が一番使いたいサービスになっているか」という点で、非常に自信がなく、使うために使っている、という状態が続いていることにモヤモヤしていました。

そこで、改めて、リモートワークをしている人が抱えている課題は何なのかをアンケート調査することにしました。

mocmocに登録してくださっていた方やTwitterで反応してくださった方、それからNoCodeCampから多くの方にご協力いただき、2日で13名の方の回答が揃いました。

仮説としてもっていたのは

・リモートワークに移行することで、人恋しくなったり寂しく感じる瞬間が増えているのではないか?
・それを解消するのに、現時点で満足できる手段がないのではないか?

この2つです。

もちろん、そもそも聞く人が正しいのか?といった点はあるにせよ、大きな結論としては…

・リモートワークに移行することで、人恋しくなったり寂しく感じる瞬間が増えているのではないか?

→そう感じている人はいるにはいるが、さほど深い悩みではない。(もともと煩わしい人間関係から自由になりたくてフリーランスという働き方を選んだ、みたいな方が比較的多かったのもその理由かもですが)

・それを解消するのに、現時点で満足できる手段がないのではないか?

→(上記の通り、そもそも強くは解消しようとすら思っていない、ということを前提に)Ovice等の便利なツールをコワーキングスペース代わりに使っている人が散見される

というものでした。要するにペインとしては深みがない×深みがある人には解決手段が出来つつある、というものでした。

02 新たに感じた課題

当初想定していた「寂しさ」「人恋しさ」とは別に感じた課題は「繋がり過多」の問題です。その気になれば間を空けずにずっと打ち合わせができる状況。slackにチャットワーク、通知は鳴りやみません。

人との繋がりは、リモートワーク前後では、むしろ今の方が増えているかもですが、問題があるとするとその「質」

薄いつながりが膨大に、しまも常時接続している状態に意外と人は疲れだしているのではないかな、アンケートを読みながら感じました。

SNSでは膨大な人と繋がっているけど、それは果たして、どこまで「繋がり」と言えるのでしょうか?むしろ、多くの場合、無駄に承認欲求を煽られて、より(本当の意味では)寂しい状態になっていることが多いように思います。(少なくとも自分は)

03 そこから着想を得たこと

回答を読んでむしろ感じた求められることは、単調になりがちな毎日の中で「ほっと一息つける瞬間」「リフレッシュ」このあたりです。

そこで、ふと浮かんだのが、フォローもシェアも、コミュニケーションするないSNSというイメージです。しかも利用できる時間が極々限られていて、1日5分とかしか触れないのはどうだろうか?と。

それと以前、つくろうとして結局実現しなかった「写真」の交換というアイデア。

それらがあわさって出来たのが「朝の1分しか居れないSNS『gift』」です。

1日1回だけ、写真にメッセージを添えて贈ることが出来ます。そうすると、同じく写真を投稿したほかのひとの元に翌朝9時にそれが届きます。

交換ではなく「贈与」がテーマ。

なので、写真を贈ったとしても、それを受け取った方からの直接的フィードバック(例えば、お礼のメッセージがあったり、フォローされたりする)といったことはあえて機能としては入れていません。

この辺りの考え方は昨年読んだ本の中でもトップクラスに面白かったこちらの本を参考に設計しました。

フォローもシェアも、直接的なコミュニケーションすらもできないSNSが果たして受け入れらえるかどうか、は非常に不安なところもありますが…

まずは実験!ということで始めてみます。

現在、サイト公開1週間ほどで、ご登録いただいたは約50名。

中にはほとんど毎日、写真を贈ってくださっている方もいてこんな嬉しい声も。(本当に嬉しいです!ありがとうございます!)


ということで、話は冒頭に戻ります。「さあ!今期はモクモクで行くぞ!」と意気込んでいましたが、大きく方向転換します。まだまだ手探り状態なのですが、まずはこのgiftに今は集中することを決めました。

楽しみにしてくださっていた方がいらっしゃったら、本当に申し訳ございません。見守っていただいてありがとうございます!引き続き挑戦していきます。

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